遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

水引草

2019-08-28 16:43:29 | 日記
令和元年8月28日(水)

水引草 : 金線草

山野に自生するタデ科の多年草
8月頃、先の尖った楕円形の葉の間から
長い鞭のような花軸を伸ばし、小さな赤い花
を点々と付ける。
花の姿が祝い事に用いる水引に似ている所
から名付けられた。
湿った木陰を好んで咲く様子は秋の風情に
満ち、慎ましく地味だが凛とした印象がある。

白い花は「銀水引」、紅白混じりのものは
「御所水引」と呼ばれる。

銀水引


御所水引

観賞用として庭等にも植えられが、お寺や
料亭などの手水場等に見られる。

数年前、家族旅行で長野方面へ行った折り、
帰路、飯田市に在る「水引工芸館」を見学
した。

令和天皇、皇后がご成婚を成された際に
「御納采の儀」で、小和田家に贈呈された
「鶴、亀」の水引モデルが展示されていた。

平成天皇ご一家と、皇太子(当時)ご一家
のお写真と伴に紹介されて居りました。
水引は我々の祝い事だけではなく、様々な
加工品が展示され、その豪華さに驚かされ
ました。

水引草は、本当に地味な花で、普段あまり
目にしませんが、寺院などの手洗い場等に
時に咲いています、、、、。


今日の1句



水引の雨誘ひたる地蔵尊     ヤギ爺