遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

カンカン帽

2019-08-09 13:44:50 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和元年8月9日(金)

夏帽子 : カンカン帽


なつの暑さを防ぐ防帽子で、麦藁帽子、パナマ帽
等やカンカン帽も含まれる

私の帽子


カミさんの帽子

カンカン帽とは麦藁帽子の一種で西洋発祥の帽子
海や川の水しぶき等で麦藁が柔らかくなり、損傷
するのを防ぐために真ん中を平らにしたもの。
日本では明治の終わりから大正に入り、和洋装を
問わず、男性の間で帽子を被る事が流行した。


今では郷愁誘うものとなっているが、、、、
最近(2010年頃から)では、若い女性の間で
この帽子が流行し、夏のワンピースやサンダル等
を合わせて使用される。

パナマ帽やカンカン帽は女性のファッションの一部
として世界中に広まった、、。

俳人の夏井いつき先生の著書「絶滅寸前季語辞典」
の中に「カンカン帽」の記述が在る。
「麦藁のてっぺんが平たく、つばの在る帽子、、
父が「昔口ずさんでいた、あれは何だっけ、、
「銀座カンカン娘」だったか、、、「カンカン」
て何、、、、「カンカン」は19世紀頃のパリを
中心に流行した、2拍子および4拍子の早いテンポ
の通俗的な舞踊曲。その踊りはスカートを捲り上げ
脚を高く跳ね上げたりする踊り、 「フレンチカン
カン」として知られる、、、、
ホーホーなるほど、「カンカン帽 → カンカン娘
→ カンカン踊りと並べてみればちょっとハイカラ
でたっぷり俗な、当時の雰囲気が伝わって来る様
ではないか、、、、、、。
(絶滅寸前季語辞典より、引用)

映画「銀座カンカン娘」は1949年の東宝映画、
高峰秀子、笠置シズ子、灰田勝彦等の出演。

声楽家志望と美術家志望の貧乏学生がアルバイト
しながらの青春歌謡ドラマ。二人がバイト先の銀
座のクラブで歌う「銀座カンカン娘」主題歌が
大ヒット、、、、、この曲を歌った高峰秀子は
「カンカン娘って、どういう意意味ですか?」と
作曲の服部良一、作詞の佐伯孝夫に尋ねるが、
二人とも「知らない」と答えた。
当時、映画監督の山本嘉次郎の造語の様で、、、
売春婦の事を「パンパン」というのに対して
娘が「カンカンに怒っている」という意味で
付けたと言われている。


今日の1句

ファッションの今蘇るカンカン帽    ヤギ爺