温泉漫遊記

国内の温泉施設、特に共同浴場や日帰り温泉施設を中心にした入湯記です。

五能線と秋田内陸線の旅

2015-03-08 10:51:56 | 日記

 JR東日本「五能線」は秋田県の能代駅と青森県の川部駅を結ぶ約150㎞弱の路線であり、
名称の「五能線」の「五能」は始発駅のある能代市の「能」と青森県側の主要都市である五所
川原市の「五」からとったものと思われる。川部駅から鰺ヶ沢駅間は林檎畑の多い内陸部を走
り、鰺ヶ沢駅からは絶景が多くみられる日本海沿いを走る。今回は温泉巡りの関係で川部駅
と木造駅の間は普通列車を利用して行ったり来たりし、最終的には五所川原駅から「リゾート
しらかみ」に乗車した。普通列車では地元の方が多く、「リゾートしらかみ」では圧倒的に観光
客が多数を占め、利用者がはっきりと分かれているように見受けられた。ただ目玉になってい
る夕陽は、乗車当日が生憎曇り空のため全く見えなかった。代わりに晩冬のどこか寒々とし、
荒波の打ち寄せる日本海は見ることが出来た。また、変った駅舎として知る人ぞ知る「木造駅」
の正面に設置されている巨大な「遮光器土偶」は一見の価値があり、この土偶の目が駅舎か
らの作動で光るそうです。これだけを見るために来る人もいるそうで、たまたま筆者がいた時
に偶然に会いましたが色々な変った趣味を持つ人がいると感じでました。初めて当線に乗っ
た感想としては、時期的なものもあると思いますがやや期待外れでした。ただ、お目当ての夕
陽は見られなかったですが、荒涼とした晩冬の日本海はやはり一見の価値ありでした。

         
 東能代駅の五能線始発ホーム      日本海風景1             日本海風景2           遮光器土偶と木造駅


 第三セクター秋田内陸縦貫鉄道の「秋田内陸線」は、奥羽本線「鷹巣駅」と秋田新幹線「角館
駅」を結ぶ約100㎞弱の路線です。愛称は「秋田美人ライン」であるが、日中の乗客は「昔美人」
等の高齢者が多かった。元々は国鉄路線でしたが民営化に伴い移管されたが、当時の1986年
にまだ全線開通していなかったため暫定営業し、1989年に全線開通し正式営業開始した。全線
非電化、単線でトイレも付いており、急行電車も1~2本走っている。路線は県内でも特に山深
い地域を走るため、トンネルと橋が多いのが特徴だそうです。さらに列車の車体の色も様々、模
様も同様であり見ているだけでも面白い。その上全列車ではないがアテンダントが乗務し、沿線
の見どころの説明や車内販売等も行っている。また見どころに差し掛かると列車が減速し、乗客
がゆっくり鑑賞したり撮影したり出来るよう配慮している。乗客への気配りは第三セクターとはい
え、JR東日本「五能線」よりも数段勝っていると感じた。しかし、季節がらか観光客は余りおらず
将来が心配である。ただ沿線沿いには温泉や見どころがかなりあるので、やり方いかんによっ
ては希望が持てるかも知れない。消えてほしくない路線であり、関係者の奮闘を期待したい。
      
  鷹巣駅(秋田内陸線)           黄色い列車            鶯色の列車              橙色の列車
       
阿仁前田駅のホーム待合室       雪深い沿線風景      大又川橋梁から見た風景     角館駅(秋田内陸線)
 











 

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北東北のB級温泉巡りと乗り鉄(五能線、秋田南北線)の旅(総括)

2015-03-08 09:57:31 | 日記

 今回は3月3日から3泊4日の日程で北東北の温泉巡りと、予てからの念願であった「五能線」と、
秋田内陸縦貫鉄道の「秋田内陸線」の乗り鉄に行った。そのため温泉も乗り鉄の路線沿いを選
び、青森市内、奥津軽地方、北秋田市及び仙北市のB級日帰り温泉とした。北東北はまだ雪が深
いと思い(実際は2月に雪が少なかったため主要道路上には雪はほどんと無かった)、駅から温泉
への移動は徒歩を予定していたので、今回訪れた温泉はほどんとが徒歩圏内であった。そのため
特に秋田内陸線沿いの杣温泉や打当温泉に行けなかったのは心残りであった。また、2線とも列
車の本数が少なく、特に旅行者の移動時間帯の日中にはそれが顕著であり、移動には苦労した。
しかし、五能線沿いの「奥津軽地方」には駅傍温泉が多いため、バスやタクシーも利用してかなり
の数の温泉に入浴出来た。温泉巡りでは、駅傍でも余り知られていない名湯に出会ったり、休業
中の温泉にがっかりしたり、また乗り鉄では素晴らしい風景に感動したり等々と色々ありました。
それで今回は「乗り鉄」と「温泉巡り」との2編に分けて掲載いたします。

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