田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

常識を疑う

2020-09-21 | 日々の暮し
昨日のテレビで若くしてタイトルを手にした将棋の藤井棋聖・王位の強さについて放送していた。
そのなかで、常識的に誰もが真っ先に退ける手を検討内容から排除しないということが印象に残った。


   庭にイソヒヨドリ(♀)?がやってきた。ちょっと見にくいが

棋聖戦だったか王位戦だったか、長考の末、どの解説者もこの手はないと見ていた一手を指し勝利した。

常識的に駄目と思われる一手も排除せず、その手の次からの展開を読み切り有利不利を判断する。
彼にとってはこれまでの「常識」は疑い得るもの、あるいは「常識」などないということだ。
あのマルクスも「全ては疑い得る」と言っている。

思えばこの現実社会でも「世間の常識」に苦しめられる人もいる。
「常識」といわれるものに胡坐をかいては人間としての進歩、改革の芽は生まれないということだ。