やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

漁夫の利を得るのは誰か? 

2013-11-03 | 政治・経済
最近の新聞記事を読んでいると、「漁夫の利」の言葉をよく見かける。
元々は、「口をあけていたハマグリに、シギの鳥がその肉を食べようと突いた。ハマグリは貝を閉じてシギの口ばしを挟み込んだ。お互いに相手をはなそうとせず、譲らなかった。そこへ、たまたま漁師がやって来て、ハマグリとシギを両方とも生け捕りにした」という話で漁夫が利を得たという、中国の戦国時代の故事である。

世界市場でサムスンとアップルが激しく競い合っているが、その隙間を縫ってほかのメーカーがシェアを伸ばしている。中国の華為技術(ファーウェイ)は前年同期比で76%の成長となり、販売台数が3位の1250万台。市場シェアはかつての3.8%から4.8%に拡大した。亜州経済はファーウェイが「漁夫の利」を得たとみている。

中日領土争いの激化に伴い、中国国内の「反日感情」が高まり、一部消費者が「日本製品ボイコット」を始めたことにより、韓国の一部企業がその「恩恵を受けている」と韓国紙・朝鮮日報が報じている

日露両政府は30日、海上自衛隊とロシア海軍による共同訓練を新たにオホーツク海で行う方向で最終調整に入った。来月2日に初めて開く外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)で、合意を目指している。(=>日露、中国の海洋進出牽制で一致)ロシアとしては日本と仲良くすることは外交的に有利になります。中国に対しては日本と仲良くする姿を見せつけて、妥協しなければさらに日本と仲良くすると迫ることができます。また日本とアメリカの友好関係にも水を差すことができます。しかし、いつも、漁夫の利を得てくるロシアは勝ち組を見極めるまで動かない?

これまでのドル独歩高の修正としてのドル安が進む中、「漁夫の利」を得ているのがユーロだと。(=>ロイター

「漁夫の利」案件がゴロゴロしているこの頃です(^_-)