レコードチャイナによると、9月20日から北京で始まったチャイナオープン中のスウェーデンのテニス選手が“呼吸なんかできやしない”と、北京の大気汚染を罵倒したと。また、30日には選手がめまいを訴えて、試合が一時中止。医師が選手の血圧を測るという一幕もあった。と。
テニスの中国オープンの予選を途中棄権したクルム伊達公子選手は自身のブログに「試合中に頭痛」「この調子の悪さは空気(が原因)としか思えない」と書き込んだ。(=>日経)
因みに、9月30日の北京の汚染状況は、PM2.5は平均で240、AQIは日中は200前後。
その後も、「深刻な大気汚染「スポーツ2流国」、中国でスポーツ大会など開催するな」などの声もあがっている。
因みに、このサイトで、当日・過去のAQI値が見れます。
さて、主題の件ですが、中国の大気汚染が止まらない。連日に報道される霞んだ北京の風景が、事態の収まらない窮状を映し出している。(=>日経ビジネス)
ー汚染物の代表的なものであるSO2(二酸化硫黄)とかは1990年代、あるいは2000年代から比べれば数字は改善しているだろうと思われます。ただ、排出する絶対的な汚染物の量は今でも世界1位。
ーNO2(二酸化窒素)は空気中の窒素が酸化されるものがあり、物が燃えれば必然的に増えてしまう。工場だけでなく自動車からも排出され、なかなか削減が難しい物質です。こういうものが横ばいになっている。
ーPM2.5(微小粒子状物質)は、ディーゼル自動車などから直接排出される1次的なものに加え、SO2やNO2などが、化学的に反応して2次的にできるものがある。だから、SO2やNO2などの物質が減少してこないと、改善されません。そういう意味で、PM2.5に関しては、今も厳しい状況が続いているだろうと予想される。
上記状況で、退去命令が出てもおかしくないですね。
逆に、北京のTOTOの工場や、江蘇省の王子製紙の工場、南京の太平洋セメントなどのように都会近くにある工場は一番に公害で叩かれ、撤退せざるをえない。
テニスの中国オープンの予選を途中棄権したクルム伊達公子選手は自身のブログに「試合中に頭痛」「この調子の悪さは空気(が原因)としか思えない」と書き込んだ。(=>日経)
因みに、9月30日の北京の汚染状況は、PM2.5は平均で240、AQIは日中は200前後。
その後も、「深刻な大気汚染「スポーツ2流国」、中国でスポーツ大会など開催するな」などの声もあがっている。
因みに、このサイトで、当日・過去のAQI値が見れます。
さて、主題の件ですが、中国の大気汚染が止まらない。連日に報道される霞んだ北京の風景が、事態の収まらない窮状を映し出している。(=>日経ビジネス)
ー汚染物の代表的なものであるSO2(二酸化硫黄)とかは1990年代、あるいは2000年代から比べれば数字は改善しているだろうと思われます。ただ、排出する絶対的な汚染物の量は今でも世界1位。
ーNO2(二酸化窒素)は空気中の窒素が酸化されるものがあり、物が燃えれば必然的に増えてしまう。工場だけでなく自動車からも排出され、なかなか削減が難しい物質です。こういうものが横ばいになっている。
ーPM2.5(微小粒子状物質)は、ディーゼル自動車などから直接排出される1次的なものに加え、SO2やNO2などが、化学的に反応して2次的にできるものがある。だから、SO2やNO2などの物質が減少してこないと、改善されません。そういう意味で、PM2.5に関しては、今も厳しい状況が続いているだろうと予想される。
上記状況で、退去命令が出てもおかしくないですね。
逆に、北京のTOTOの工場や、江蘇省の王子製紙の工場、南京の太平洋セメントなどのように都会近くにある工場は一番に公害で叩かれ、撤退せざるをえない。