旧日本軍による南京事件から78年に当たる13日、南京市の「南京大虐殺記念館」で「国家哀悼日」の式典が行われた。
昨年は習近平国家主席が参列したが、今年は最高指導部メンバーの姿はなく、改善方向の日中関係に一定の配慮を示した形だ。
昨年、13日を「国家哀悼日」と定め、大規模な追悼行事を繰り広げた。
日中戦争などをテーマとした愛国ムードは今年9月3日の「抗日戦争勝利70周年記念日」でピークを迎えたが、その後、調整されている。
式典で演説した全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会の李建国副委員長は、事件に関して「30万人の同胞が塗炭の苦しみをなめた」と表現した。昨年、習主席は「30万人の同胞が殺害された」と述べていた。
李氏はまた、日中両国は「歴史をかがみに未来に向かう精神で友好協力を進めねばならない」と訴えた.
←時事通信、CRIonline, NEWS163 BBC中文網など
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