台風20号は日本海に抜けたが、直撃を受けた淡路島では、風力発電の風車が倒壊したニュースで朝から賑わっていた。→こちらの報道
このニュースを見た途端???と思った。
日本では、基礎設計などには、台風を考慮して設計風力を考慮するようになっている。その数値は、記録数値に、さらに余裕を取るのが普通だ。
私もエンジニア―なんだ! 何が起きていたのか、調べてみたくなった。
転倒したからには、台風20号ではそれ以上の風があったのだろうか? 又は、竜巻が発生し、考えられない転倒モーメントが発生したのか?
でも、映像を見ると、基礎のコンクリートは破壊されたのではなく、すっぽり抜けているようだ。
平成19年1月に、青森県東海村で、似たような倒壊事故があったのが、報告されているのを見つけた。→岩屋ウィンド・ファームの倒壊報告
疑問を呈しているブログ:岩屋ウィンド・ファームの倒壊
ここで、上げらえていた原因は、① 主原因は、過回転による荷重が設計荷重を上回っていたこと 約2倍の荷重が作用したとしている。 ② 過回転を招いたのは、保守の際の、ブレードの角度固定ミス。
しかし、なぜ、このような最悪ケースを考慮した風荷重の想定をしないのか、または、ブレードの角度固定の対策はなされていたのか疑問が残る。
ブレードの角度と転倒モーメントに関して、共振を含め、いろいろ研究されている。→こちらなど
倒壊事故だけでなく、いろいろ問題を起こしているようだ。対策の提言などがあがっている。→こちら
<追記>
東京大学大学院の石原孟教授は、今回の事故は設計・工事の欠陥ではないかと指摘している。また、「全国にある風車が強風に耐えられる設計になっているか、緊急に点検する必要がある。」と、 全国の風力発電の緊急の点検を提唱している→こちら
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