上海の日本総領事館によると、3月2日夜、中国上海市内の日本人が数多く暮らす古北地区のマンションのエレベータ内で、20代の日本人女性が刃物をもった男に襲われて負傷した、と。
被害者の邦人の方(女性)が、午後8時半頃、自宅マンションのエレベータに1階から乗ったところ、後から乗ってきた男が3階まで上がってきたところでいきなり刃物を突きつけて中国語で「金を出せ」と言ってきてバッグを無理矢理取ろうとしたため、驚いた被害者が抵抗して大声をあげたところ左腕を切りつけられるという被害に遭った、と。
犯人の男は、何も取らずに逃走した。管轄派出所には既に通報済みで、現在捜査中であり、日本総領事館から犯人像の速やかな提供及び犯人の一刻も早い逮捕を要請しているが、犯人の男はまだ検挙されていない、と。
また、マンションの警備員に聴取した情報によれば,犯人の男は,20代位の若い男で,身長170~180cm位,マスクを着用していたもので,また,マンション敷地外から被害者の方の後ろをついてきて,被害者が建物入口のオートロックを開けた際に後ろから入ってきたとのことです。
領事館として,管轄派出所に対して引き続き早期の犯人検挙を要請中ですが,在留邦人の皆様に、「オートロックのマンションにお住まいの場合であっても,敷地内や建物に入る際に後方に不審者がいないか注意するなどし,身辺の安全に,より一層ご注意下さい」と喚起している。
また、上海市内では2月28日朝,日本人学校浦東校付近において,日本人学校高等部に通う生徒が中国人の男につきまとわれる事案が発生した、と。幸い生徒に怪我などはなかった模様。
加害者については,日本人学校の職員が取り押さえて直接注意をしたほか,周辺警備を増強するとともに、警察への相談も考慮しながら,再発防止を図っている、と。
昨年10月には大型の外資系スーパーの店内で、日本人の女児が中年男から中国語で「お家に帰ろう」と声をかけられて腕を引っ張られる連れ去り未遂も発生している。⇐時事ドットコム
上海市は、日本人の駐在員や家族など長期滞在者が4万人を超える海外でも最大級の邦人社会を抱える都市。いずれの事案も市内で日本人が集中しているエリアで発生しており、総領事館では身辺の安全に十分注意するよう、在留邦人に注意を呼びかけている。
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