川崎市高津区にある子どものための遊び場「川崎市こども夢パーク」(ゆめぱ)の様子をドキュメンタリーにしたものです。
ここでは学校に行っていない子どもたちが自由に創作したり、ゴロゴロして過ごしたりしています。
なにしをてもいい、なにをしなくてもいい、というのがここでの過ごし方。
安心して、ありのままの自分でいられる居場所です。
こういう場所が私たちが住む地域に無くなってしまったのは悲しいことです。
「こどもゆめ横丁」という大きなイベントでは、子どもたち自身がお店を出店します。お金の計算も建物を建てるのも、商品の企画・管理も大人は手出ししません。
グループ内で奮闘、葛藤をする経験は子どもの成長に大きな影響を及ぼすことになるでしょう。
印象に残ったことば。
「ここで大切にしてるのは、とにかくやってみたいってことを大切にするんだっていうこと。怪我しちゃうかもしれないけど、子供がやりたいことにできるだけ大人は手出し、口出ししない」(ゆめぱの所長)
「命にかかわらない怪我はやっぱりその子の経験になるかなっていう。こういうことをすると怪我するんだなっていうのを学んでくれれば、ね!なにを怪我しちゃったかな。そう思ってます。」(ある母親。息子が怪我をして)
いわき市は教育で日本一を目指すそうです。何をもって日本一とするのかわかりませんが、それを語る前にやるべきことがあるのではないかと思いました。
いい映画でした。昨年の「夢みる小学校」につづき、「いわきおかあちゃんの会〜はまぴる〜」の皆さん、素敵な映画を紹介していただき、ありがとうございます。
そして兎渡路の家の木村さん、いつもありがとうございます。