目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

カンゾウと賽の河原

2006年06月19日 | 佐渡だいすきネタ
佐渡の先っちょの大野亀のカンゾウを見に行きました。
佐渡を代表する景観、なのに、佐渡人ながら数回しか見に行ったことがありませんでした。
なんといっても遠いですからね。

佐渡は広いです。
高校まで10年以上も住んでいた私ですが、ここまで先っちょにくると本当に佐渡じゃない感じがします。(本当はこここそが佐渡、なのでしょうが)
「海外」です、「異国」です、「さいの果て」です。

来るだけで疲れるほど遠いからこそ、良かれ悪しかれ昔のままに保たれていたのだろうな、と感じます。
東京人だった頃は、よく森林ボランティアで訪ねてきました。
ここは、かつて林業で食べていた集落。
屋久杉のような見事な杉の木が少し山に入ると霊気と共にそこにあります。


いくつものトンネルをくぐって、車で2時間以上もの長い道を経て、ようやくたどりついたカンゾウの咲き誇るすぐ隣の集落には、子どもを捨て、その子どもの魂が供養されているという逸話と、山ほどの地蔵さんがおられる「賽の河原」があります。
はるか昔、こんな、車でも来にくい場所にまで、歩いて捨てにきた親の心中は察して余りありますな。
その地蔵さんがいる集落の名前が「願(ねがい)」というのもなんとも寂しいものがあります。


カンゾウは今は、カンゾウの球根の周りにカヤが育ってしまっていて、減少しているそうです。
最近は毎年、カヤを刈る仕事がボランティアでなされているようです。
ボランティア募集の広告を見た時、行こうかな~と思ったのですが、大野亀に朝9時集合では、朝の6時には出発しなくてはいけないので断念しました。(笑)

たぶん、ボランティアしたら10倍美しく、カンゾウを見ることができるのでしょうね。来年あたりやってみようかな。




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