事業承継とは、会社の事業に関するものを次の経営者に引き継ぐことです。
会社承継とは、会社そのものを次の経営者に引き継ぐことです。
似て非なるもの
事業承継と会社承継
一般的には事業承継も会社承継も
目の前に見える会社自体を次の時代に引き継ぐものとされていますが
厳密には違います。
事業承継は、会社そのものを引き継ぐ必要はありません。
次の経営者が嫌なら
古びた資産を引き継がなくてもいいですし
遊休資産も引き継ぐ必要がありません。
もう少し踏み込めば、
ぶら下がっているだけの従業員も引き継がなくて良いですし
負債だって引き継ぐ必要がありません。
事業承継は会社そのものを引き継ぐ「会社承継」とは異なるのです。
金融機関の方々に叱られることを承知で言えば
負債を抱えボロボロになった会社を
息子だからと言って
引き継ぐ必要はないのです。
どうしても同じ仕事をしたいのなら
息子が同じ敷地で別会社を作っても構わないのです。
多額の借金を引き継ぎ息子たる次の経営者が
自分の人生を借金返済に振り回される必要などないのです。
具体的な手法は百社百様、千社千様ですのでここでは割愛しますが
法律に従って粛々と事業を承継する。
無知で息子の人生をボロボロにさせることの無いようにして頂きたいものです。
あっ!
ウチの場合も既に息子は別会社作って
粛々と自分のやりたいことに精を出しています。
好き放題にやっている親(←私のこと)の尻拭いをする気なんて
サラサラないようです<(_ _)>