飲食店で「これ不味い!」と思わず言葉を発した方は多いと思います。
最近私はこの言葉を使わないようにしています。
なぜならこの一言は主観であり
お店を否定する言葉だからです。
お店は「美味しい」と思っているから商品にしているのです。
この金額で料金を頂けると思って値決めしているのです。
ならばその価値を分からないのは私自身であり
「不味い」のではなく「私の好みではない」だけです。
特に同調意識の強い人にとっては誰かが声に出して「不味い」と言おうものなら
食べてもいないのに「不味い」を伝搬させる可能性もあります。
お店にとって
その商品が好きな人にとっては大きな迷惑です。
ここに「普通は」とか「常識的に」という言葉も入り込みようがありません。
自分の主観をさも世の中全体の意見であるかのように誇張するのも
決して良いものではありません。
客観的な立場見方で物事に接しないといけないとわかっていても
主観的な自分の意見を押し付けたがるのが私たち人間なのかもしれません。
コロナで差別が起きている
ジェンダーに対する意識が低い
これらも主観の押し付け以外の何物でもないかもしれません。
主観排除のためにも「自分の感じ方」を優しい言葉で表現できる
そんな訓練もしていきたいものです。