アメリカの子供のお小遣いは日本の数倍と言われます。
日本の小学生の平均おこづかいが月1,000円なら
アメリカのそれは2,000円~6,000円という統計があるようです。
更にはアメリカでは子供たちによる小遣い稼ぎも盛んなようで
それまで含めると日米間の子供の懐事情は全く異なるものと言えます。
なぜ日米間にこれだけの差があるのか?
すべて「育て方」の違いにあると言えます。
日本は純粋にこづかいであり
その使途は買い食いであったり貯金してゲームを買ったり
ほぼ遊興費に使われるようです。
しかしアメリカのそれは
洋服や学用品に使われ
遊興費に回るのはその残りという建付けです。
そして足りなければ小遣い稼ぎをする訳ですから
幼いころから生きるための教育をしっかり受けることになります。
結果、日本とアメリカの子供たちの金銭感覚は全く異なったものとなり
日本は決まった収入の中からせっせと貯金し
アメリカは収入を得ながらすべて使いきることを学びます。
更には余力があれば投資に回し新たな収入を得る手段を身につける。
どちらがどうとは言えないかもしれません。
ただ、生きることの楽しみ、モチベーションみたいなものは
アメリカの方が圧倒的に得られるように思います。
お国が違えば育て方が違います。
しかし、自分の目の前に見えるものだけを善しとしてきた結果が
世界から遅れるばかりのいまの日本を作ったと言えます。
育て方を間違えない。
勝手に育とうという気概を持たせる。
これからの日本にとって大切なことのように思います。