読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『日本人なら知っておきたい日本文学』(中学生向けブックトーク・テーマ「漫画で日本語」)

2022年11月04日 | 笑える本
10月の中学生クラスのブックトークでご紹介した2冊目の本は、こちらです。
 中高生の皆さんにおなじみの、清少納言、紫式部、鴨長明、兼好などの9人についての漫画が載っています。

生徒さんたちは「古文は難しい…」という印象を抱きがちですが、数々の人間味あふれるエピソードに、「あの時代に生きていた文学者も、私たちと同じ人間だ!」と思えること請け合いです。

歯に衣着せずに物を言う清少納言。
当時都で大流行していた「源氏物語」にハマる菅原孝標女。
ミニマリスト(←これは、私のイメージ)鴨長明。
脱サラ・フリーランサー、兼好。(『徒然草』の説話を4コマ漫画化した「ケンコウくん」が面白い)
他にも、藤原道長、陰陽師・安倍晴明なども登場し、読みごたえがあります!
中でも藤原道長の出世ストーリーは、すごい!!

笑いながら、古文の世界を知ることができます。

それにしても、平安時代の女流文学を教えるたびに、「1000年前から女性が活躍している日本って、素晴らしい!!」といつも思います。
視野を広げたり、価値観の多様性を知ったりする上でも、古文の学習は大切なのではないでしょうか。

塾に置いてありますので、是非読んでみてくださいね!
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