読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『綱渡りの男』(小4・小6に読んだ本)

2017年10月16日 | 常識をひっくり返す本
今日は寒いですね!!

例年、10月の半ばはこんなに寒くないでしょう…。
今朝は、まだ夏服でいいという息子たちに、無理やり学ランを着せて行かせました。

さてさて、10月の半ばですが、9月に読んだ本のご紹介がまだ1冊残っていました
9月最終週に小学生国語道場で読んだ本はこちらです。
綱渡りの男 (FOR YOU 絵本コレクション「Y.A.」)
モーディカイ・ガースティン 作 川本三郎 訳
小峰書店

こちらは、1974年8月7日、ニューヨークの世界貿易センターのツインタワーの間に綱を張り綱渡りをした、フィリップ・プティのお話です。

フランス人大道芸インフィリップ・プティは、大道芸人。
一輪車や、ジャグリングも素晴らしいですが、中でも一番好きな曲芸は綱渡りでした。
彼は以前、故郷パリにあるノートルダム寺院の二つのタワーの間にロープを張って、その上を歩き、見物人をおおいに驚かせたことがありました。

ニューヨークの街で一番高い建物である世界貿易センタービルを見たプティは、今度はここで綱渡りをしようと決心します。

もちろん、警察やタワーの持ち主が許可しないことを彼は分かっていました。
そこで、彼はひそかに計画を練り始めます…。


綱渡りを始めるページは、何度読んでもドキドキします。
聞いているお子さんたちも、息をのんで見守ります。

最後のページでは、今はもうツインタワーがないことが明かされます。

9月になると読むことが多いこちらの本。
9・11同時多発テロの話(本では明確には語られていませんが、読後私が簡単に説明しています)や、フィリップ・プティが実在したことなど、お子さんたちにとっては驚きの多い1冊です。

今回は、読み終わった後に、私のスマホでフィリップ・プティをお子さんたちと一緒に検索しました。
実際のプティの写真や彼の偉業に、みんな興味津々でした
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