読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『世界のむかしばなし』(小1・小3に読んだ本)

2017年04月04日 | 童話・昔話・名作
小学生の国語クラスでは、時々小学生新聞の書評欄の記事を音読することがあります。
お子さんたちが気に入った本があれば、私が探してきて授業最後の読み聞かせで読むことも。

3月第4週の小1・小3国語クラスでは、「書評」を読んでお子さんたちが気になっていたお話が載っている、こちらの本を読みました。
世界のむかしばなし
瀬田貞二・訳 太田大八・絵
のら書店

この本には14編の昔話が載っています。
クラスでは、お子さんたちに気になるお話を選んでもらいました。

小1クラスでは、「いたずらおばけ」と「この世のおわり」を読みました。

「いたずらおばけ」はイギリスの昔話。
昔あるところに、ひとりのおばあさんがいました。
楽し気に暮らしていましたが、実は貧乏で独りぼっちなのでした。
ある夏の晩のこと、うちへ急ぐ途中、道端のどぶのなかに、黒い大きなつぼを見つけました。
つぼのふたをとって、中をのぞくと、なんと!!つぼは金貨でいっぱいでした!
おばあさんは、「どうしよう、私は金持ちになったようだよ!」と驚きます。
重くて持てないので、ごろごろひっぱって帰るほかはないと思いました。
ごろごろつぼを引っ張って、ふと振り返ると、なんとそこには…

どんな状況でも、プラス思考のおばあさん。
人生を楽しく生きるヒントが隠れています

「この世のおわり」はフィンランドの昔話。
あるとき、小さなめんどりが、森の中を歩いていると、どんぐりが一つ、めんどりの頭に落ちました。
めんどりはたまげて「空が粉々になって、落ちてきたんだわ。この世の終わりが来たんだわ」と大騒ぎします。
めんどりの話を聞いた他の動物たちも大騒ぎ。

このお話は、笑い話ではなく、最後は本当に「この世のおわり」というべき終わり方をします。
視野が狭いことやパニックになることの恐ろしさを感じます。


小3クラスでは、「くぎスープ」を読みました。
こちらはスウェーデンの昔話。
ひとりの宿無しが教えてくれる、とってもおいしい「くぎスープ」のレシピとは?
宿無しのテクニックはまるで「詐欺師」とも言えそうですが、だまされた方も幸せな気分になるのが素晴らしい
楽しい気分になるお話です。

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