小5の教科書には、戦争、そして広島の原爆について考える『たずねびと』という作品が載っています。
そこで、先週はこちらの本を読みました。
この本には、広島の平和記念資料館にある14点の「声なきカタリベ」が登場します。
原爆が落とされた時間で止まっている時計。
真っ黒い炭になったご飯と緑豆が入ったお弁当箱。
ボロボロの革靴…。
その一つ一つに物語があります。
つらい歴史ですが、それを知ることが同じ過ちを繰り返さないことにつながるのではないでしょうか。
お子さんたちも、静かに聞いてくれました。
ちなみに、ヒロシマつながりでもう1冊ご紹介したい本が。
今年の読書感想文の高学年課題図書の1冊です。
この本の家族のお父さんは写真が好きだったようで、家族の写真を数多く撮っていました。どの写真も本当に素敵で、ご家族の幸せな表情が写っています。
家族でお出かけしたり、机に向かって勉強したり、川で遊んだり…。
ガラスに絵を描く表情や、扇風機の風にあたりながらヒラヒラする紙にじゃれる猫を見つめる笑顔…。
悲惨な写真は1枚もありません。
どれも、今の私たちと変わらない普通の家族写真です。
タイトルから想像がつくと思いますが、幸せそうな写真しかないからこそ、「こんなことがあっていいのか!?」という憤りを感じます。
この写真絵本は図書館で手に取ったのですが、途中から泣けてしまって、あわてて人がいない場所に行ってこっそり読みました。今でも思い出すと涙が出てくるほど…。
ぜひお子さんたちにも読んでもらいたいのですが、残念ながら、読み聞かせで泣かずに読む自信がありません…。
塾の近くの図書館にもありますので、ぜひ読んでいただきたいと思います!
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