過日行きました研修の話を・・・
奈良県農業総合センター果樹振興センターにて
「地域資源を有効活用した農商工連携の事例について」
学んできました。
簡単に言えば、特産の柿を使用して何か新しい商品を開発・製造することはできないか?
という課題に取り組んでいる話です。
柿を使用して、お菓子のケーキやもなか、饅頭を作ったり、
昔からある柿渋を短期間で多量に作り、もっと我々の生活に役立てられないかを
研究して、実際に事業化していく取り組みについて、
お話を聞きました。
特に柿渋は今話題の加齢臭のとれる?石鹸にも使用されていたりして
植物から作られるから農薬にも使えるのでは?と気になるものなんですけど
まだ、研究中のようで、深いところまではお話が聞けなかったので残念でした。
で
特産の柿のお話・・・
柿には渋柿、甘柿がある程度の知識はありましたが、
渋柿の渋をとるのに
このような装置で渋を抜くんです。これは研究用なので小さいものだそうですが、
プラスチックのパレットの上に柿の入ったコンテナを並べて、
上からカーテンのようなもので覆って中に炭酸ガスを充填して、
渋を抜くそうです。
一般の家庭では、焼酎を使用する話は聞きましたが、本格的な装置は
初めてなのでびっくり!
実家の庭に柿の木がありましたが、甘柿だったので、渋柿の食べ方を
知らなかったのでした。
果樹センターから見た山ですが、緑色の薄いところは
すべて柿が植わっているという、柿の産地ならではの様子。
日本には柿の種類はおよそ1000種ほどあるということでした。
そのうち200種ほどをこのセンターの研究圃場では育てておられるそうです。
確か、北海道には柿は寒すぎてなかったように思います。
山形だったけ?に旅行した時、それはそれは、みごとな干し柿の並んでいる様子を
みたことがあります。
日本人にはなじみのある柿。甘いものでは、糖度18度にもなるそうです。
と
ここでデジカメの電池がなくなり、
携帯カメラで写したあのオレンジの物体は柿の形をした、柿博物館でした。
そうそう柿の葉すしに使われる柿の葉にも決まった品種があるそうです。
お土産に買った話題沸騰で生産が追いつかないという柿ケーキです。
本物の柿のヘタがついてます。
ほどよい甘さで美味でした。