goo

空青く


空青く君の行く道輝けり

7月24日(金)

空の表情がすっかり変わった。昨日と違う。寂しさを少し乾かしてくれそうな青空だ。空気にも労りの成分が混じっているような気がする。
クルマは、いつもと違うシートレイアウトで走る。初めての道をナビに先導されひたすら走る。走ることで時間が巻き戻されていくような錯覚に陥る。
巻き戻したいから速度を落として走っていることを、自分で分かっているんだけれど、自分の意思ではないと思い込もうとしている。
畑が広がり、山の緑が濃くなり、川沿いの町には、時代に取り残された昭和の断片がちりばめられている。その中に、“田舎風喫茶店”という看板を見つけて、笑ってしまった。ここ以上の田舎を演出しているのか? それも“風”にだ。
笑いは神経をほぐしてくれる。笑う動物は人だけ? そんなことを聞いたことがある。ならば、笑わないといけない。
空はどこまでも青く、山の緑は、完全個人主義を演出しているクールな俳優のように見える。きっと、今日の精神状態がそう感じさせているのだろう。
目的地に到着。目的を果たすために目的地まできたけれど、目的を果たさなくてすむなら果たさないでおきたいなんてことを思う、空を見上げながら。

◎絵日記


◎べっぴんごはん

我がミニミニ菜園で収穫した茄子。
ようやく茄子らしい茄子ができた。
これは、茄子だ(あたりまえだ)。
今年の夏は、期待できそうだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )