フライパンひとつでスパゲティ

かさぶた剥がし血まみれになっている

フライパンひとつでスパゲティをつくる。

なるほど、それは便利だと、テレビ番組の料理コーナーを見て頷いた。

頷いたならば、やってみなはれ！

天から声が聞こえてきた。

やりましょう、試してみましょう、ドンマイ！

そう返事をしてスタート。

まずフライパンでタマネギ、ソーセージ、ニンニクを炒める。

次に水を入れ、味付けにウエイパーを少々。

ちょいと沸いてきたらスパゲティを半分に折って投入。

あとは待つだけである。

グツグツグツグツグツグツ･･･

くるりと混ぜて麺の状態を確認する。

まだだ、まだまだだ。

もーいいかい？

まだまだまだだよ～！

そういうやりとりが繰り返される。

じわじわと湯がなくなってきた。

麺が吸い込んでいるのだろう。

ちょっととろみもついてきた。

これは小麦粉か？

なんとなくできたような・・・

麺を確認する、ややカタイ。

ま、いいかと完成を告げる。

果たして、悪くはない。

そこそこうまい。

しかし、しかし、しかーし、フライパン一つでつくっても、麺を別茹でしても、たいして手間は違わないような気が･･･うーん、どうでしょう。

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