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子ども返り


風にムチ打たれ背筋伸ばし歩く




いまなにがしたい?と、聞かれて飛び出てくるのは、むかしやりたかったことが多い。むかしって、いつのむかしかといえば、少年時代だ。子ども返りしているのか?
基本、幼稚である。それは認める。思考も幼稚である。まだ大人とはどういうものかちゃんと理解していないじぶんに驚くこともある(アホです)。だからといって少年時代にしたかったことが、いまもしたいことであるなんて、へんだ。心だけがタイムマシーンに乗って少年時代に戻ってしまい、その時代から語りかけてきているのか? SFだ。



そのうち食べものも子ども返りしてしまうかもしれない。赤いウインナーやマルシンハンバーグ、アメリカンドッグに綿菓子・・・そうしたものを欲するときがくるのではないか。味覚も幼稚になっていく、なんてことが・・起こる。ま、それはそれでおもしろいけどね。
音楽はむかしに戻っても問題はないし、しょっちゅう戻っている。とくに青春時代に聴いたものは、再度購入することもある。
気がつけば、むかしができている。あの頃には思いもしなかったことだ。





0920(631882)
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立ち食い蕎麦


値引き1万円でも9月におせちは予約しない




立ち食い蕎麦が好きです。名店の蕎麦よりも立ち食い蕎麦が好きです。最近では、椅子をおいているところが増えたので、かなりらくに食べられるようになった。それでも椅子を無視して立って食べる人もいる。そういう人を「立ちプロ」と、密かに呼んでいる(心の中で)。カッコイイとおもう。粋である。
立ち食い蕎麦は大阪よりも東京だ(個人的意見ですが)。東京の方が数も多いし、かなりレベルも高いんじゃないかと、東京、大阪の両方で暮らした人間はおもうのである。たしかに東京のうどん&蕎麦と最初にご対面したときは驚いた。東京には薄口醤油がないのかとおもった。しかし、食べ続けるとぐんぐん引き寄せられる。うどんは別だが、蕎麦には完全に魅了された。蕎麦を食べなかった人間が蕎麦を好んで食べるようになったのだ。



立ち食い蕎麦は、ぜったいに一人で行くのがいい。一人で孤独のグルメをするのがいい。自分のペースで食べるのがいい。あー。食べたくなってきたぜ~。
新幹線に乗って立ち食い蕎麦を(なんて贅沢な蕎麦なのだ)、そういうことができる人に、ワタシハナリタイ。アタレタカラクジ! 





0919(631881)
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朝のラジオ

君に会ったのは6歳の春で小学一年生




毎朝、ラジオを聴きながら歩いている。はじめは、AMラジオを聴いていたのだけれど、通販CMが多く、見え透いた受け答えにイライラ。こちらのリズムを狂わせる。それでFMに切り替えた。
おすまし感じのFMは好きではなかったのだが、AMの通販メインよりはいい。他にもAMはアシスタントの人に難がある、それは好みの問題ですけどね。受け答えができていない人が多いと感じた。
ということで毎朝FM放送とともに歩いている。確かにスマートではあるが、パターン化していて、なんだかなぁとおもうことも多い。しかし、聴き流せる(選曲はいい)。



ラジオではなく音楽を聴きながらという手もある。でも、両耳をふさいで音楽を聴くというのが好きではない(ラジオは片耳で聴いている)。町の音を遮断したくないのだ。だからラジオも朝歩くとき以外は聴かない、耳をふさがない。雑音は詩であると、若かりし頃からおもっているのでね。ウォークマンとも縁がなかった。
ラジオを聴きながら朝の風に吹かれて歩く、それはそれでいいもんだよ。





0918(631880)

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暗証番号

命を使い生きて暮らしている




「うーん、どうした」「消えたか」「忘れた」「めんどうだ」。先日、暗証番号が消えてアクセスできなかったときに出たことばです。数年間アクセスをしていなかったからか、絶対に間違っていない暗証番号を入力したのに、<アンショウバンゴウガチガイマス>と言ってくる。再度過去の手帳をめくり確認してやり直しても、<アンショウバンゴウガチガイマス>と出る。なんでやねん、ちゃんと控えてあるし、今まではこれでアクセスできたじゃないかと、画面に文句を言うが、とうぜん無視される。やっかいだ。



考えれば、どれだけ暗証番号を考えてきたか(統一しろ!)。記憶にない。なので送られてくるメールを解除しようとしてもできない。日々、ご立腹のワタクシである。
最初の頃は、解読されないような複雑な暗証番号を考えて使っていた。とうぜん、複雑だから忘れる。アホだ。それなら11111でどうだと登録しようとしたら、NGになる。簡単すぎてもいけないようだ。一度、すべて確認したほうがいいな。ややこしい時代だ。






0917(631879)
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年中ハワイアン

ほろほろ酔って夜風に笑われ歩く我なり




ハワイアンを聴きながら仕事をしている。夏だけでなく、いつ聴いてもいい。ハワイアンを好きになったのは、渋谷でライブを観て驚いたのと(素晴らしかった)、某有名カメラマンの事務所に流れていたのがハワイアンだったというのがきっかけ。
それから聴くようになった。夏だけの音楽から年中OKの音楽になり、気が向くとCDを取り出してくる。雪の降る日のハワイアンもいいですよ。雪と言えばぬる燗か・・・
しかし、ハワイアンと日本酒はどうも合わない。大きめのワイングラスに大吟醸を注ぐといいのか? いや、無理矢理ハワイアンと日本酒を組み合わすことはないな(なっとく)。



もちろん、とうぜん(飛行機に乗れないので)、ハワイには行ったことがありません。船でなら行きたいなぁとおもうけれど、お金も時間もそのために用意できないから、たぶん、きっと、一生行くことはないでしょう。残念ではあるけれど、空想、妄想しているほうが楽しめるとおもうようにしている。現実よりも虚構の世界だぁ~。いまならネットツアーだってできるはず。
ということで、今日もハワイアンムード高まる仕事場で、アロハ~♪





0916(631878)
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バー


ほどほどで満足すれば人生は愉快だ




『飲むぞ 今夜も、旅の空(太田和彦)小学館文庫』を読み終えて出た言葉は、「バーへ、行きたい」。本の最後に対談があって、そこでバーの話が出てきたのです。読んでいるうちにバーへ行きたい気持ちがムクムクムックン! しかし、我が住む町にはバーがない(これもない、それもない、あれもない、なーにもない)。
行きたいバーはある。でも新幹線に乗らないとその店に行くことはできない(バスでもいけるけど厳しいよね)。思えば遠くに引っ越して来たもんだと、しみじみおもう。



バーとの出会いは偶然がいい。何かで調べたり、人に訊いたりして行くんじゃなくて、二軒目でふらりと見知らぬ店に入るのがいい(一軒目にバーで軽く飲むのにも憧れています)。なんかいい感じだなと、ピーンときて入るバーがいい(高級ではなくて適正価格であること)。とうぜん、はずれもあるけどね(それもまたたのしい。酒のつまみになる)。
バーに行く機会って、ドドドーンと減って、今では消滅してしまった。そのうちきっと、田舎町にもバーはできるはずだ・・・と信じよう。





0915(631877)
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駄菓子


カサコソカサコソ虫も日陰を選んで歩く




いきなりで、急で、なんじゃらほ~いなのですが、駄菓子屋さんに行きたくなった。駄菓子、その響きがいいじゃないですか。「駄」という漢字がいいんだな。これが「堕」だと「堕菓子」と、子どもは近寄ってはいけませんと、親が言うかもしれません。そうなると、よけいに行きたくなるでしょうけど。
そうだ「大人の堕菓子」というのはいかがかな。ちょっとヤバい(どんなものだ?)菓子を売る店(洞穴のような暗い店をつくって)、堕落しちゃうくらい虜になってしまう菓子、もちろん合法なものですよ。



いかん、話はとんでもない方向へと行き始めている。駄菓子だ。前に住んでいた町には駄菓子バーがあった。確かライブもやっていた(マイクなしの路上スタイルで)。店の中は昭和、駄菓子がいっぱいあった。その店のライブに出たいとおもったのだけど、そうこうしているうち引っ越してしまった。
駄菓子っていまでも安価だよね。ほぼ趣味の世界でないとやっていけないだろうね、100円ショップよりも安く食べものが買えるのだから。消えないでほしい。





0914(631876)
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インスタント食品


遠くから花火の音オマケのように届く




昼ごはんのメニューでわかる、その日の慌ただしさ。チキンラーメンとカップ麺を食べることになったら、落ち着かない昼だ。ずっとずっと前は、そんなの関係なしにインスタント麺を希望して食べてたけれど、最近はインスタント麺の消費が落ちた。やはり、インスタントは食べた後に虚しさが広がる。どんなものでもそうだ。
インスタント食品や冷凍食品はおいしくなってきたけれど、やはりなにかがちがう。家ごはんには叶わないものがある。味で勝っていても満たされないのだ。たまごやきとごはん、味噌汁に、冷凍のビーフシチューは負ける。



いや、もしかしたらいまは逆になっているかも? インスタント食品や冷凍食品で育った人たちが父母になっているもんね(お弁当と冷凍食品は一心同体だ。)。そうすると、親の味覚は受け継がれていくはず。これからの主流は冷凍食品か??
ならば、どんどん進化してくれ。昭和人間にも満足できる、虚しさの残らないものをこしらえてくれ~。もちろん意味不明な添加物で偽の味をつくらないで。
食の進化も止まらないでしょう。100年後のごはんを食べたいわ、兆(超じゃなく)・長生きするぞ。





0913(631875)
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魔法の靴?


死んだらおしまいそれまでアレコレ




靴の底がめくれたので、靴を買った。朝の散歩用の靴だけど、ランニングシューズにした。ウォーキングよりランニングに耐えるもののほうが丈夫そうじゃないか。底がめくれたら大変だもん。でも、底がめくれるって・・・どんな歩き方をしてるんだろう。不安だ。
今回買ったのは、店のお兄さんのおすすめで、ちょっとかわったバランスの靴だ。まだ無名のメーカーの靴だけれど、お兄さんは必ず有名になると信じてじぶんも買ったらしい。熱心に説明してくれた。
じぶんの仕事を好きな人は信じられる。「よし、これに決める」と言ったら、とってもうれしそうだった。まずは、二人でこの靴を有名にするのだ! はは。
買った靴を履いて前傾姿勢をとると前に突き出される(走るときに威力を発揮するようだ)。先がちょっと上がっているんだよね。走らないけれど、これなら靴底がはがれることもないかも。



新しい相棒とともに朝のウォーキングもどきを続けるのである。冬を乗り越えられるかが心配だが、相棒が助けてくれるでしょう。たのむぜ♪





0912(631874)
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脳、オーノー


雨と歩けば孤独も濡れて痩せ細るか




考えなければいけないことが多くなっている。でも、考えたからといっていい答えが見つかるとは限らないし、答えが出ない問題もある(その時が来ないとわからんという類いのもの)。
よく、笑うフリをしていたら脳が騙されて笑っているのと同じ効果があるというよね。だったら、考えるフリをしていたら脳が考えていると錯覚して活性化するのではないか? 新しい脳トレになるのではないか? 短絡的か?



とにかく脳というものはやっかいだ。じぶんのものだけれど、じぶんのものではないような。無意識という計り知れない強者が隠れているらしいしね。そうなるとじぶんではコントロールできないんじゃないか。
考えるのをやめよう。脳が疲れそうだ。疲れると文句を言われそうだ。その文句はことばではなくじわじわと他の機能を圧迫しそうだ。脳は司令塔だけに機嫌を損ねると太刀打ちできません。
脳をじぶんのものにできるか、それが人間の一生の課題なのかもしれないと、最近、考えている。すでにその考えは脳に見透かされてはいるけれど・・・





0911(631873)
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