僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

時代遅れのRock’n’Roll Band~20年ぶりのメロディ

2022年06月13日 | 佐野元春

サザンオールスターズ桑田佳祐さんが元春、世良公則、Char、野口五郎の同級生とコラボした曲「時代遅れのRock’n’Roll Band」。

発表以来即購入して何度も聴いてます。嘗てはサザンファンだった自分。桑田さんの曲をお金出して買うのは実に20年ぶり(^^:

1,2度聴けばすぐ覚えられるメロディ。「時代遅れ、ダサい」の照れが混じった桑田さんらしい歌詞。

元春他4人のゲストボーカリスト&ギターが活き活きと響く。ボクはもうそれだけで十分。

唯、この曲が世界で困難な環境にある子供達を支援するチャリティソングである事を忘れちゃいけない。

楽曲で得た収益の一部は「Save the Chirdren」に寄付されるとのこと。

その観点で歌詞を読むと・・・そのストレートな言葉遣いにビビった。

サザンの公式HPの特集サイトに歌詞が総て掲載されているので是非読んで欲しい。

桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎「時代遅れのRock’n’Roll Band」特設サイト (southernallstars.jp)

 ¨子供の命を全力で大人が守ること それが自由という名の誇りさ ¨

¨ 力の弱い者が夢見ることさえ 拒むと言うのか?¨

あの桑田佳祐がこんなストレートに社会問題を歌っている。その事に・・・感動した。

ボクが聴いていた80年代、90年代の桑田さんは社会問題を歌うにしても面白おかしく茶化して歌ってた。

現在(いま)は社会問題をこんなストレートに真摯に歌っているんだ。しかも、あくまで市民の目線で。

この曲を聴いて、桑田さんの他の曲も聴きたくなって色々ダウンロードした。

バラードやゆったりミドルテンポの曲を選んで聴いた。ユニクロCMの影響があったかも(^^;

「祭りのあと」「どん底のブルース」「風の詩を聴かせて」「明日、晴れるかな」「君への手紙」

「月光の聖者達(ミスタームーンライト)」そして「ヨイトマケの唄(美輪明宏cover。AAAライブVer。)

後、持ってたCD「孤独の太陽」「フロムイエスタディ」「Keisuke Kuwata」「NIPPON NO ROCK BAND」も聴いた。

ボクは90年代のサザンの派手なサウンドが苦手で離れたが今回桑田さんのソロを聴いて印象が大きく変わった。

豊かなメロディは以前と変わらないが、歌詞が凄く聴き取り易い。以前の様な意味不明な造語は殆どない。

そしてサウンドも緻密で抑制されたオト。余計なオトが全くない(バラード選んだからかも知れないが)。

「明日、晴れるかな」「月光の聖者達」「ヨイトマケの唄」の桑田さんの歌声には圧倒された。

嗚呼このヒトは真剣に自分の歌を多くのヒトに届けてきたし現在(いま)も届けてる。その事に感銘を受けた。

そして、ソロアルバムでは社会問題をテーマにした歌が多いことに気づいた。

95年「孤独の太陽」は「孤独、イジメ、不正、犯罪、引きこもり」をテーマに歌ってる。

「rock 'n' roll hero」収録の「どん底のブルース」は「イジメ、環境破壊、沖縄の基地負担」をストレートに歌う。

人を追い詰めたり、ふんぞり返る政治家、利権を貪る連中に強く抗議する。

元春が傷ついた人に寄添う歌を歌うのに対し桑田さんは傷ついた人に乗りうつり声を挙げさせる。

桑田さんがこれだけ社会問題を真摯に歌って来たのにオレは知らなかった。

よく「ロックシンガーは政治を歌え」というヒトが居るが桑田さんはずっとチャンと歌って来たんだ。

桑田さんの訴えを知らず耳を貸そうともせず・・・何もしなかった大人(オレ)・・情けない。

この歌はチャートNo.1となった。チャリティソングは売れなくちゃ意味がない。

沢山売れて多くのヒトを支援してほしいと思う。

桑田さんはラジオで今回のプロジェクトを発表すると、この話題でSNSはバズった。

翌日新聞に大々的に公告を出してTVで共演シーンの映像が流れた。

歌を売るために綿密に戦略を練り確実に売っていく。

桑田さん、サザンは新曲を出す度に大々的にキャンペーンを貼る。

こういう売り方に眉を潜め桑田さんを「商業主義」と叩く音楽評論家やオヤジロックファンもいる。

放っとけ。黙って観てろ🤣

自分の創った歌を必死に売ろうとして何が悪い?このヒトはずっと色んなチャリティ活動を続けている。
(東北支援、水害被災地支援、アクトアゲインストエイズ)。
 
有名なアーティストが沢山CDを売って、その収益で多くの人を助ける。これは桑田さんが売れているから出来ることだ。
そして桑田さんはずっと自分が売れること、多くの人に自分の歌を届けることに全力を尽くして来た。
元サザンファンとしては拍手こそすれ、貶すは・・絶対ない。
桑田さん、素晴らしいプロジェクトに元春を誘ってくれてありがとう。
元春の横で満面の笑顔で歌う桑田さん。
元春へのリスペクトとLOVEが伝わって来て泣きそうになりました。
この歌、どんどん売れてほしい。そして少しでも困ってる人にサポートが届きます様に。
 
我が家のエンターティナーおはちゃん🐱は嫁@パンダの鞄に顔をツッコんだ。
それ見てボクも嫁@パンダも爆笑。

そういえば、以前似た様なことをしたコがいたな\(T▽T)/

2人とも全身でオレ達を楽しませてくれるんだね。キミらは我が家のスターだよ☆

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音楽への向かい方を学ぶ~佐野元春「ザ・ソングライターズ」 

2022年05月01日 | 佐野元春

元春「ザ・ソングライターズ」書籍版、3月発売時に購入して1ヶ月掛けて読破。
ホント読み応えが有った。
TVは全シリーズ見てたけど、今回読んで改めて発見があったので感想を。
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①内容は元春とシンガーの対談のみを再録。
 番組ではワークショップや質問コーナーが有ったが書籍版では全部カット。
 星野源の「死ね死ねみんな死ね。まずは僕からだ」が収録されていないのは残念だが、
 まぁこれ全部収録してたら収集つかないだろうし、
 対談部分の未放映部分を収録してる編集姿勢は寧ろ誠実さを感じた。
②元春は全シンガーの全作品をチャンと聴いてインタビューをしている。
 次から次に作品について言及する。相手の作品をチャンと聴いて質問する。
 その誠実さに・・・撃たれた。
 昨今SNSで作品を聴かない・見ない。先入観や印象論だけで批評する風潮に違和感がある。
 作品に触れず(事実を観ないで)思い込みで相手を叩く。
 元春がこの番組で見せた姿勢はそういうSNSの風潮とは真逆だ。見習いたい。
 対するシンガーも元春の質問に答えて自分の創作技術を惜しみなく曝け出していた。
 元春の意見が違う場合はチャンと異論を提示する。
 元春も自分の意見を強要しないし異論を示されても不機嫌にならない。
 これが本来「対話」のあるべき姿では無いか。
 過去「議論」という名の下に自説を強要する相手の意見に耳を貸さずマウントする
 そういう輩を多く見て来た。
 学生とのワークショップ、Q&Aを含め此処には「開かれた対話」が有った。
 これは本当に素晴らしい事だ。
③第1シリーズは小田和正、矢野顕子、さだまさしの超大物が出演
 でも意外とこういうベテランJ-POPシンガーの作品論って音楽誌にはない。
 ロック雑誌はこの辺の人は一切取上げない。
 当時は何となく見てたが、これらのJ-POPレジェンドの創作論を観れたのは貴重だ。
④元春より若い、つまりボクより年下のシンガー達のコトバも刺激的だった。
  Gotch「大人は若者にレッテルを貼る。でもそういう世界を作ったのは大人。怒りを感じる。」
  サカナクション山口一郎「戦略さえも売りたい」
  七尾旅人「表現への外圧はあって当たり前。それを超えたい」
  星野源「共感なんていらない。みんなで1つになるなんてムリ」
 バブルが弾けた後に出て来た彼等のコトバは、根拠ないノー天気な夢や理想を
 唱える上のオッサン達のコトバより現実的且つ浮ついてない。
 今回、文字で改めて読んで彼等の視点の確かさに感銘を受けた。
⑤KREVAは番組を見た時はそれ程印象に残らなかったが今回彼の創作論に触れて唸った。
 特にグッと来たのは「不良の多い場所では校則(ルール)をガチガチに守るのがパンク」のコトバ。
 オレ以前「コンプライアンス嫌い!ウルセー!」と多数が叫ぶ場所で
 独りだけ「コンプライアンスの意義」を唱えて罵声を浴びた。
 そうか、あの場ではオレPUNKだったんだ\(T▽T)/
 KREVAのコトバに少しだけ「オレまちがってなかった」と胸を張れたよ。感謝☆
 唯、もうああゆうのはしない。
 誰かを楽しく叩いてる場所ではオレみたいのは邪魔者。そんな場所からはサッサと逃げるV(^^)
⑥最終回は元春自身が自分の創作論を語った。
 元春が語る「良い歌詞の定義」は他の仕事にも通じる気がする。
 特に「他者への優しい眼差しがあるか」と「良いユーモアのセンスがあるか」
 は自分自身も心がけたい。
 他人を汚い言葉で罵倒する、自分の正義を絶対化し他人を見下す、
 知らないモノを知ろうとせず勝手なレッテルを貼って叩く。
 そんなの他人が観たらウンザリするだけ。そうならない様に気をつけよう。

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この番組全体、「相手への敬意、公平さ(フェア)、解放されたムード」に満ちていた。
元春、シンガー、学生の間には「決めつけ・見下す・否定」はなかった。
彼等の姿勢にボクはオンガクやアートに向かう姿勢を学んだ。気がする。
七尾旅人が語っていた様に「歌」はそれだけで素晴らしい。
先ずは作品に触れること。ジャンルとか経歴はどうでもイイ。
上手いヘタもどうでもイイ。
売れてるから叩くのはバカらしいし売れてないから見下すのもくだらない。
自分が歌に触れて何を感じたか、オモシロいか刺激あるか大事なのはソレダケだ。
もし自分に響かない、としてもそれは作品がダメだからじゃない。
その作品を消化する感性が自分にないからだ。そう考えた方がHappyだ。

この番組見るだけでなく出演したアーティストの作品に触れた。
Gotch/アジカン、サカナクション、くるり、星野源、そして・・・七尾旅人!
どのシンガーの作品もボクが過去聴いてきたロックやPOPSと全く違う(特に七尾旅人^^;)
直ぐには馴染めなかったが何度も聴く内にオモシロさが分かってきた。
そして彼等の作品は今でも触れている。
こんな素晴らしいシンガー達を紹介してくれた元春に唯感謝だ。
また、この番組には出演してないが此処数年SMAPや宇多田ヒカルも聴く様になった。
それもこの番組から刺激を得て自分の知らない音楽へのアンテナを立てたおかげだと思う。

因みにGothのソロアルバム「Lives By The Sea」のブックレットに
影響を受けた人=佐野元春と紹介されている。
Gothエエ子や!☺ますます好きになったよ💗

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元春Tour「WHERE ARE YOU NOW」@三郷市文化会館

2022年04月10日 | 佐野元春

土曜日は元春&COYOTEツアー初日@三郷。
嫁@パンダと例によってヨモ毛(^^;を持って参加。
嫁@パンダは昨年は諸事情でLIVEを控えてたので
元春LIVE参加は2020年CafeBohemia再現LIVE以来。
ボクも昨年3月の武道館以来(曲目伏せますがネタバレ少々有)。
会場は三郷。電車で1時間程度。思った以上に近い。
MOTO友さんと落ち合って雑談。
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入場するとスペシャルチケットが配られる。
スマホでチケット買う時代にファンへの心配りと贈り物?
こういうステキな計らいが元春を好きになる理由だ(^^)

ボク等の席はアッキー側。ステージ全体が見える好位置。
ほぼ予定どおりLIVE開始。元春はグレーのスーツを着ていた。
(以下セットリストなし、でも少しネタバレあり)

セットリストが兎も角凄かった!最初から意外な曲で開始。
旧い曲であれ演るの?あ、これもですか?と唯々ビックリ\(T▽T)/
元春、歌声が凄くハッキリして聴き易い、動きもシャープ。
COYOTEの或る曲での元春のアクションが凄くカワイイぞ(笑)
アッキーもゴキゲンでギター弾きながら行進風に歩いたり矢鱈腕振回すのがおかしい(^^;
(ゴキゲンなジャイアントプードルみたい^^)

そして、久しぶりに聴いたCOYOTEのオトがともかく・・・素晴らしい!
去年出た新曲が配信とは違うオトの広がりがあって見惚れた。
COYOTEの旧い曲、久しぶりに聴いたけどギターのオトが凄くて何だか泣いてた。

後半、怒涛のCOYOTEスタンダード、Heartlandスタンダード。
アンコールのMOTOクラシックス。
ボクは・・・踊るのも忘れて手元のヨモちゃんを抱きしめながら唯泣いた。
涙が滂沱と流れて止まらない。こんなに泣いたのは1/5ヨモちゃんが旅立って以来。
元春とCOYOTEのオトにココロがぶっ壊れ解放されてた。
そして嫁@パンダ、ヨモちゃんと3人で元春を観れたことが凄くシアワセで嬉しかった。
他のアーティスト、シンガーも勿論大好き。LIVEもスゲェ楽しい。
でも、元春はやっぱ特別だ。元春のLIVEで一番ココロが解放される。
それは36年聴いてきた。嫁@パンダ、友人と一緒にLIVE観て来た。
その歴史が自分の中にあるからだ。

LIVE後の友人とのMOTOトークも楽しかった🎵
1年ぶりの元春ホント愉しかった。行って良かった。
次はチケット取れれば最終日に行く予定。
ヨモちゃん、元春凄いだろ?次もイッパイ楽しもうな🎵

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銀の月

2021年10月23日 | 佐野元春
今週発売の元春新曲「銀の月」。
発売すぐにダウンロードして毎日ヘビロテ。ひたすら聴いてる。

ヘヴィーな歌の世界観は「Blood Moon」の収録曲と通じる印象。
「銀の月」を聴いた後、「紅い月」を久しぶりに聴いた。
「紅い月」は痛み、絶望を隠すことなく歌う。
不吉な(でも優しい)「紅い月」に対して「銀の月」はしなやかで強い。
疾走感溢れるビートナンバー。
途中のアッキーのギターソロとシュンスケのオルガンソロが素晴らしい。

ただ、歌詞は決して前向きポジティブってワケじゃない。
「そのシナリオは悲しすぎるよ」と諫めた後に・・・
「この世界ははかない、おろかしい。いつもそう」と歌う。
悲観的すぎには陥らないけど、醒めた悲観・諦念がある。チャンとそれを歌う。
こんな世の中、無条件なポジティブソングを歌われても何も感じない。
「ネガティブはダメだ!ポジティブでなくっちゃ」とか言われても
「ハァ?現実見てんのか?」と腹立つだけだ(オレは、ね(^^;)
元春は安易に明るい未来(あす)を歌わない。
そこにグッと来た。



そう言えば「Maniju」発売時に、或る音楽ライターが
「旧い元春ファンは佐野の新作を無条件に受け入れる」とか言ってたな(笑)。
をいをい、簡単に言ってくれるなよ。\(T▽T)/
元春の新曲が出るたびに、オレは何度も聴いて何回も考える。
この歌、オレにとってリアルか?オレはこの歌にまともに向き合えるか?
毎回、その繰り返しだ。無条件に受け入れなんかしねーよ。
ひたすら歌と取っ組合って格闘して・・・ヘトヘトだよ。

そうやって元春の歌と向かい合って、やっと「オレの歌」になる。
自分の中に「リアルな歌」として存在する様になる。
毎回、その繰り返しだ。

佐野元春は「特別」なんだ。
歌1曲、歌詞1行だけで色んな思索の旅に出れる。想像(妄想)の扉を広げられる。
サイコーだぜ☆

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ノスタルジー、センチメンタル&解放~ヤァ40年目の武道館・佐野元春

2021年03月18日 | 佐野元春
元春40周年記念ライブ@武道館。開催のニュースを聴いたとき心が躍った。
早速チケットを手配し無事ゲット。何たってタイトルがイイ。「ヤァ!」が元春らしい(笑)

ただ、直前になって嫁@パンダが行けなくなった。残念だけど仕方ない。
Twitterで募集したら無事引き取っていただきました。感謝☆
当日は豪雨。元春=晴れ男のイメージあるけど何気に雨天が多い様な(^_^;
朝、お線香を上げて逢えなくなったMOTO友さんたちに話しかけた。
今日は記念ライブ。オレと一緒に観ましょう(オレと一緒は嫌かも^^;)

武道館に到着しTシャツ交換。MOTO友さんと談笑。皆さん元気そうで何より。
チケット受渡も無事終了し、いよいよ入場。
席はアリーナ7列目という好席!アッキー&KyOnさん側。
今日のライブはコロナ対策でマスク着用&声出し禁止。
だけど、元春のライブで歌わない自信は無いぞ(笑)
客電が落ちて・・メンバー登場。全員黒の衣装。元春も登場。


スタート曲は「ジュジュ」。「境界線」と思ってたので意外。
COYOTE+KyOnさん、拓ちゃん、西村浩二、スパムの最強最高の布陣。
バンドのオトが鳴った瞬間、「オレは帰ってきた!」と思った。
ソリッドだけど温かい。聴いた瞬間、笑顔になった。
やっぱり、オレのHOMEは此処だ。元春のライブだ。

前半はハートランドクラシックスが続く。どれも好きな曲ばかり。
元春が都度「知っていたら歌ってほしい・・・ココロの中で」と言うのには笑った。
これ一緒に歌えないって・・・ハッキリ言って拷問です(T▽T)
アッキーのミョーなアクションに思わず声出して、笑い出しそうになって困った(T▽T)

旧い曲が演奏されたが元春のシャープな声とアクション、バンドの素晴らしい演奏で
決して「懐メロ」にはならない。でも・・オレは何か矢鱈昔を思い出してたな。
「Rainbow In My Soul」では元春もお客さんも指を虹の形にして振った。
初めて見た元春のライブ「Land Ho!」でもこの歌が歌われて皆でこのアクションしたな。

ずっとハートランドクラシックスだったけど途中で「愛は分母」「合言葉」が歌われた。
「合言葉」の説明で「このンデミックの中で作った曲」
と元春が「パ」を強調して発音してたのに笑った(T▽T)
「夢を節約しよう」の歌詞が素晴らしい。こういう表現を歌に出来る元春はやっぱり凄い。

その後、前半の個人的クライマックスが来た!
ビートが強くなった「ヤァ!ソウルボーイ」に続いてはなんと「ロックンロールナイト」!
演るとは思ってたが、こんな早く歌うことに吃驚。
元春の空の果てまで伸びるような力強いシャウトを聴きながら色々思った。


 ゴールデンリングは瓦礫の中にあるんだ。泥塗れ血塗れになって掴まないとダメなのかな?
 たどりつきたい・・か。たどりつきたい場所って何処だ?何だ?
 オレは・・別に行きたい場所はない。目指す場所(夢、理想)は無い。
 たどりつきたい場所は無いけど毎日無事、家に帰りたい。それだけでイイのかな?

続いて「ヤングフォーエバー」!KyOnさんがギターを鳴らし前に出てくる!
KyOnさんのギターが好きな自分には盛り上るシーン。でも、この曲・・ダメだった。
逢えなくなった友人に手紙を描く歌。今日ここに居ない、逢えなくなった友を想った。
ヤバい、涙が出てきて止まらないぞ。ステージが真っすぐ見れない。
でも、KyOnさんに子犬の様にじゃれるアッキーの姿はチャンと見たよ(T▽T)

この3曲はいずれも「友を想う」歌。見ながら、MOTO友さんと過ごした20年を想った。
20年前までは元春のライブは1人で見てた。
でも20年前の元春武道館で多くのMOTO友さんと出逢い、何人かと交流がはじまった。
20年前から元春のライブはMOTO友さんと見てる。同じハコに友がいる。
そして・・横には嫁@パンダがいる(この日は居ないけど^^;)。
普段、元春のライブを見て「昔」を想い出すは・・ない。
でも、この日は矢鱈「昔」を想い出してた。
それは想い出せる「昔、想い出」がオレにできたってことだ。それサイコーじゃね?
「ノスタルジーとセンチメンタル」は・・あまり好きじゃないが、
この日は自分に許そうと思った。元春のライブだし40周年だし(^_^;


後半はCOYOTE曲連発!
「禅ビート」後半のフカヌーとアッキーのギターソロに熱くなる。ウ~声出したい。
「バイ・ザ・シー」でKyOnさんが指揮者風のアクションをしたのには笑った。
「東京スカイライン」のオトの解放感に魅入られた。
そしてゾーイ話から「エンタテイメント!」も良かった。
この曲の歌詞は結構辛らつ。
でもコロナ下の世界の空気に「おじけづく」ボクみたいな人間にも寄添ってくれる。
それはCOYOTEの他の曲もそう。どの曲も決して明るくない。シリアスでくすんでいる。
旧い曲でもコロナ下の現在をチャンと映し出してる。
だからと言って聴いてて憂鬱な気分にはならない。
元春とCOYOTE、KyOnさんのゴキゲンな演奏に笑って踊れる。
「エンタテインメント!」のゾーイ話とその後の演奏には解放された。

そして最後のハートランド4連発!
「New Age」の「雨に向かって歩いてゆく」の元春アクションに声出したい!
「悲しきレイディオ」演る?これ声出して歌えないって何のプレイだ(T▽T)
「ムード盛上れば~」思わず声出しそうになって手で口を抑えた!
「サムデイ」「アンジェリーナ」はもうひたすら拍手した。
この2曲、歌わないで聴くと改めて「良い曲」だと想った。
元春は40年・・・ひたすら良い曲描いてファンと向き合ってきたんだな。そう想った。

ここで一旦締め。メンバー全員が去った後、元春は客席に向かって手を振る。
初めて、1階や2階を見た。皆さん立ち上がって拍手拍手。
顔は見えないけど、きっと満面の笑顔なんだろう。絶景だ~。

アンコールは「約束の橋」。間奏で元春がハープを鳴らすのが嬉しい。
自分に向かって「いままでの君はまちがいじゃない」と胸を張っては言えない。
マチガイだらけの人生だったし現在も懲りずにマチガイを繰返してる(^^;
でも、元春の歌を好きになった、元春を追いかけてきた自分に対しては、
「オマエはまちがってない」と胸を張って言えるv(^^)

アンコール終了後、元春は「音楽とライブは自分にとっては無くてはならないモノ」
と話した。そのメッセージに客席からは温かい拍手が湧き起った。良いシーンだった。
最後スクリーンに「Happy Birthday!MOTO」のお祝いが色んな国の言葉で映された。
元春はそれを見てビックリして・・その後、満面の笑顔になった。
サイコーの笑顔だ。毎回ライブで元春のゴキゲンな笑顔を観ると解放される。
ハッピーバースデーを声出して歌えなかったのは残念だけど、
あの笑顔を観れただけで満足だった。



ライブ後は規制退場。外に出ると雨は上がって晴れてた(^^;
看板の前のMOTO友さんと落ち合って談笑。
いつも思うけど元春のライブが終わった後、MOTO友さんの満面の笑顔を
観るのはホントに楽しい。この瞬間がホントにハッピー♬
ある意味、この時間はオレにとって「いつか」なのかも知れない。


ホントはライブの後は打上げ呑み会!と行きたいけどコロナ下ではそうはいかない。
大体、もうお店も締まってるし。そのまま駅に向かって解散。
コロナが明けたらまた集まって痛飲しましょうねV(^^)

ボクはゴキゲンな気持ちで帰宅。
嫁にお土産の元春Tシャツ(曲名入り!)とキーホルダーを渡すと
嫁@パンダは少し嬉しそうだったV(^^)


素晴らしいライブだった。でも、もっとライブで聴きたかった曲がある。
「コヨーテ、海へ」「黄金色の天使」は聴きたかったな。
「世界は慈悲を待っている」「星の下 道の上」も演奏されなかった。
「ヤングブラッズ」も「ソーヤング」も演奏されてないぞ。
元春もしかして大阪城ホールはセットリスト変えるとか?\(T▽T)/
ま、それはそれでイイ。
29曲3時間、元春とCOYOTEグランドロッケストラの素晴らしい歌と演奏、
十分満足だ。
そして・・・このライブ逢えなくなったMOTO友さんもきっと来てたはずだ。
だから・・・あの日、あんなに色々想い出したんだろう。
振返るのも偶にはイイよね?想い出を自分に贈っても悪くないよね?
元春のおたんじょうびなのに、色々なモノを贈って貰った。
ありがとね元春☆

↓そして最後に、ヨモちゃんから元春に「おめでとう!」のメッセージ🎵🎵



(セットリスト)
1. ジュジュ、2. ナポレオンフィッシュと泳ぐ日、3. 新しい航海、
4. レインガール、5. ダウンタウン・ボーイ、6. Raiwbow In My Soul、
7. ハートビート、8. ワイルド・ハーツ – 冒険者たち、9. 愛が分母、
10. 合言葉 - Save It for a Sunny Day、11. ヤァ! ソウルボーイ、
12. ロックンロール・ナイト、13. ヤング・フォーエバー、
14. 朽ちたスズラン、15. 禅ビート、16. ポーラスタア、
17. バイ・ザ・シー、18. 東京スカイライン、
19. La Vita è Bella、20. エンタテイメント!、21. 純恋(すみれ)、
22. 誰かの神、23. 空港待合室、24. 優しい闇、
25. ニュー・エイジ、26. 悲しきレイディオ、
27. SOMEDAY、28. アンジェリーナ
(アンコール)
29. 約束の橋~HAPPY BIRTHDAY!MOTO

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34年目の「月と専制君主」~「SONGS & FRIENDS佐野元春CAFEBOHIMIA」

2020年02月07日 | 佐野元春
土曜日は渋公で開催の「SONGS & FRIENDS 佐野元春CAFE BOHEMIA」に行く。

「カフェボヘミア」はボクが初めて聴いた元春のアルバム。その再現LIVE。
しかも大勢のゲストを迎えての。
大好きなGlim Spankey他多くのゲスト(奴含む(笑))も参加。勇んで行ってきました。


渋公に行くのは改装以来初めて。エラくお洒落なビルになったんだな。
場内LIVEのポスターは一切貼って無くLINEのキャラが彼方此方に有った。


我が家は2階4列目。ステージ全体を見渡せる好席でノンビリ見ました。
「Cafe Bohemia」のドキュメンタリーフィルムのさわりが流れ
今回イベントプロデューサー武部聡史さんの挨拶の後いよいよLIVEスタート。

トップバッターはGlim Spankey!曲は「ストレンジデイズ」!オレが好きな曲。
で此処で気づいた!
オレ、このLIVE元春とゲストがコラボしてアルバム曲を歌うと思ってたけど
ゲストがcoverする「RESPECT!清志郎」方式のLIVEだったのね(゚゜)\バキ☆
でもレミ嬢の声と亀クンのguitarで元春の歌が聴ける。それは感激だった。
しかも「Happy Man」まで演ってくれるとは!(最近この曲、元春LIVEでしないし)。
亀クンがホント楽しそうにギターを鳴らしてる。あれ見れただけで此処に来た甲斐があった。

続いてはGRAPEVINE田中和将。
曲は何と「月と専制君主」!オレが一番好きな曲が早々に歌われた(T▽T)
田中クン、独特の声で元春の曲の中でも異色なこの歌を歌った。それが見事にハマってた。
今回参加の他のアーティストは別の機会に見た事が有る。初めて見たのは田中クンだけ。
あたらしい声で自分の一番好きな歌を聴けた。
田中クンのあの声に逢えたこと・・・それは「収穫」と感じた。

1人1人書いてるとキリが無いので以下大まかにまとめますが、
どのアーティストの歌もMCも元春LOVEに溢れててステキでした。
山中さわおの「ボクは佐野さんの顔が好きです!」「佐野さんに今迄10回会えた!」
のMCには顔がほころんだし、堂島公平が歌い終わった後、ギターを高々と掲げてる姿
には爆笑した(元春の物真似^^;)。
ライムスターと小坂忠さん、山口洋だけが「Cafe Bohemia」から歌わなかったのも良かった。
ライムスターの現代風「コンプリ」は鳥肌が立った。
そして小坂さんの「ロックンロールハート」あの声でこの曲が聴けるとは!
しかもバックはホボキン!おまけに松任谷正隆さんも参加。これは嬉しかった。

ヒロシは「君を連れてゆく」を小坂さんと。ソロと違って借りてきた犬状態(T▽T)
ヒロシが一人で歌うと演奏がトンデモない方向に行くが(笑)
ホボキン、小坂さんと共演したことでまとまりのある良い演奏になったと思う。
そして「New Age」。意外な選曲。ルー・リードに同名の曲があるからこれにしたのかな?
意外とこの曲がヒロシに合ってた。唯ヒロシ折角歌うなら、元春のあのアクションもしようよ。
照れちゃダメだよ(笑)。
歌ってギターを鳴らすヒロシを見ながら・・・オレはある種の感慨に耽っていた。
ヒロシを生で見るのは久しぶり。改めて素晴らしいボーカリスト&ギタリストと感じた。
オレは個人的理由で彼の音楽を離れるが・・彼の活動自体は応援してる。
ヒロシ、キミの歌には世話になったな。ありがとな&あばよ。良い旅しろよV(^^)

最後のゲスト中村一義。溌剌とした歌で良かったけど。・・
何故「クリスマス・タイム・イン・ブルー」で女性ダンサーが登場したのか?
あの演出の意味が不明(T▽T)

ゲストの後はいよいよ元春登場!「お誕生日会みたいだね」のMCに笑った。
歌ったのは「99ブルース」「インディビジュアリスト」「ヤングブラッズ」。
アルバム中、最もロックな2曲と最もポップな曲を元春が歌う事にある種の意志を感じた。
「インディビ」はホボキンVer。長田さんのギターでこのVerを聴ける事にジンと来た。
本編最後はホボキン&武部さんで「Cafe Bohemiaのテーマ」を演奏し閉じた。

アンコールは1曲のみ。ゲストも参加して「約束の橋」。
「サムデイ」でなく「アンジェリーナ」でなく「約束の橋」を歌うというのが良かった。
元春が中央で歌い左右にゲストが並んで歌う。
右に居るKUMIちゃんやNAOKI、宇多丸さん、さわおクンが元春の横に来たがるのに対し
左に居るレミ、ヒロシ、亀クンが絶対元春の横に来ないのに笑った。
亀クンとヒロシ、ギター持たずにキョドってるし(T▽T)
大人しかった2階のお客さんもこの曲では立ち上がって一緒に歌った。
ボクも嫁も立ち上がりました(^_^;

LIVEはこれで終わり。元春の歌を別の人の声で聴くという滅多に出来ない体験。
正直、元春自身の声でもっと聴きたかった気もするが、それでも楽しかった。


実はこのLIVE参加する前に思ってたのは、34年前初めて聴いたアルバムの曲を聴いても
「昔は良かった」だの「あの時代に帰りたい」だのは絶対思わないという自信があった。
元春の歌は旧い曲でもいつだって現在(リアル)。絶対リアルな歌として自分に響く。
だから「懐かしさなんぞ感じるワケがない」と思ってLIVEに参加した。
でも、元春をRESPECTするシンガーのcoverを聴くと「切なさ・ノスタルジー」を感じた。
それは彼等がボク同様、元春の歌のファンで彼ら自身の色んな想いを込めて歌っている、
その姿にシンパシーを感じたからだろうか?
我ながら自分の感情の動きにビックリした。
でも、最後元春が登場して歌い出したら、そのノスタルジーは見事に消えた(笑)。
元春が歌うとノスタルジーゼロになる。不思議だが、それが嬉しかったV(^^)


34年前、「月と専制君主」を聴いて「言葉に税はかからない」の歌詞に衝撃を受けた。
こんな歌詞表現がある事に驚いた。
最近、この歌の聴き方が変わっている。
以前は前半の「思いのたけ悪口をたたけよ 言葉に税はかからない」の歌詞を読んで
「大きな力に対する小さな命(個人)の抵抗」を描いた曲と思ってた。
でも、最近はこの曲の歌詞のキモは寧ろ後半にあるのではないかと考え始めた。
「夕べ君を悲しませた奴らを好きにさせとけばいい」「君は君 かけがえなく」
「しばらくは このまま歩いていこう」「やがて君の時がくる」
これらの歌詞を改めて読んで・・この歌は大きな力に対抗する歌でなく、
「君(個人)」に優しく向かい合う、そんな歌だと感じた。
そして・・・それは元春の現在の歌(COYOTE)と同じだ。
今回のLIVEで元春でなく別のシンガー(田中クン)の声でこの歌を聴いて
益々その想いを強くした。

元春の歌は変わらないけど・・変わっていく。その時、その瞬間で色んな色を放つ。
だから現在(リアル)なんだ。
34年経って・・・・・・オレはまた、この歌と出逢えた。
ヨモちゃん・・・元春・・・やっぱスゲェな。


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元春「ソウルボーイへの伝言」@川崎と「ロッキンクリスマス」

2019年12月17日 | 佐野元春
今週は元春&COYOTEBANDのLIVEに2回行きました。
1つ目は10月延期になった川崎LIVEの振替公演。2つ目は毎年恒例ロッキンクリスマス。
金曜日はハンバートハンバート@中野サンプラザにも行ったので平日3LIVEという状態に(T▽T)。
元春のライブレポ、1つ1つ書くとまた長くなるのでザっと雑感を(笑)。



それぞれのセットリスト(ロッキンクリスマスはツアー中なので要注意!)
○「ソウルボーイへの伝言」@川崎クラブチッタ12/16
1.ヤア ソウルボーイ、2.境界線、3.君が気高い孤独なら、4.ポーラスタア、5.私の太陽、
6.紅い月、7.いつかの君、8.La Vita E Valla、9.愛は分母、10.新曲、11.新しい雨、
12.純恋(すみれ)、13.禅ビート、14.優しい闇、
(アンコール1)
15.ガラスのジェネレーション(アコースティック)、16.インディビジュアリスト、
(アンコール2)
17.New Age

○ロッキンクリスマス@恵比寿ガーデンホール 12/18
1.世界は慈悲を待っている、2.ポーラスタア、3.バイ・ザ・シー、4.新しい雨、
5.純恋、6.境界線、7.愛が分母、8.みんなの願いがかなう日まで、9.純恋、
10.白夜飛行、11.君が気高い孤独なら、12.いつかの君、
13.太陽、14.レインボー・イン・マイソウル、15.クリスマスタイム・イン・ブルー、
16.La Vita E Vella、17.優しい闇、
(アンコール)
18.ヤングブラッズ、19.インディビジュアリスト、20.New Age、21.スターダストキッズ


どちらのLIVEも本編はコヨーテバンドナンバー中心の選曲。
ただ、ツアーとロッキンクリスマスでは微妙に選曲を変えてるのが嬉しい。
それにコヨーテ曲がCDとはアレンジが変わってた。ホボキンみたいに大幅に変えてないけど
「La Vita E Bella」のイントロが長くなってたり「私の太陽」のKeyソロが変わってたり
何よりフカヌーとアッキー2匹のコヨーテの咆哮(ギター)がホントに素晴らしい。
フカヌーのギターが度々ノイジーに響きまたアッキーのギターは華やか。
2日間とも見ながら思ったが、このままのオトで直ぐ録音してほしい!
新曲でも、旧曲のセルフカバーでも良いのでコヨーテの現在(いま)のオトを焼きつけて欲しい!
何度もそう感じた(^_^;

バンドの調子がサイコーということもあってか元春は超ご機嫌。トークも滑らか。
2日とも「愛の分母」を演奏する前にお茶目なトークを繰り広げた。
クラブチッタでは「ライブハウスなので小さい人は見えづらい?仕方ないね。
大きい人は小さい人を持ち上げてほしい。それが愛だ!愛が分母!」
ロッキンクリスマスでは「このライブは水エネルギーで開発した電気を使ってる。
イベンターの愛を感じる。愛が分母!」
何とも無理矢理なトーク(T▽T)。でも元春のライブがそれが楽しい。

それは他の曲でもそうだった。
ロッキンで2曲のクリスマス曲を演るとき児童合唱団が入ったのだけど
都度元春は「こどもたち!」と言って歌わせた。
いや元春、合唱団の名前紹介しようよ(^_^;
「La Vita E Vella」を歌う時「今年は災害が多かった。この歌を復興に頑張る人に捧げます」
と言って歌った。「MANIJUツアー」の仙台ライブでも同様の事を言っていた。
ユーモアだけでなく・・そういった優しさも元春のLIVEならでは。
新曲も傷ついた魂(ソウル)に寄り添うロッカバラードだったし(早期音源化熱望)

個人的にはロッキン2日目の中盤「太陽」「レインボー・・」からの流れにグッと来た。
1つのLIVEの中で太陽が登り虹を空に掛けて子供たちと鐘を鳴らし・・
同時に荒れた海を想い野蛮な闇からも目をそらさない。
「太陽」と「La Vita」が同じLIVEで歌われることに・・・撃たれた。
「太陽」は多分911が生んだ残酷な景色を描いている。「La Vita」は311が生んだ悲しみを描いてる。
どちらもオレの勝手な想い。その勝手な想いをこの2曲に重ねて泣きそうになった。
此処に来て良かった。この歌を聴けて来た甲斐があった。

勿論、シリアスな場面ばかりじゃない。楽しく愉快な場面も盛り沢山。
「クリスマスタイムインブルー」で元春と高桑がケンケンパーみたいなステップ踏んだの大笑い。
「インディビジュアリスト」ではメンバーが並んで走り出す。
シュンスケも走り出しキーボードの位置から飛び出して元春が笑ってたシーンにこっちも爆笑。
「New Age」では元春がお馴染みのポーズをして都度客席は湧く。

ロッキンクリスマスは「New Age」で終わる筈がスパムが煽り客席が赦さず
特別にもう1曲「スターダストキッズ」で拍手喝采の中終了。
今年(ボクが行く)最後の元春ライブを「カンパイ」で終われてよかった。

LIVEが終わって、この2日のライブについて色々考えた。
元春のLIVEはシリアスとユーモアが交錯する。色々想いながらも笑って踊れる。
シリアスな曲を聴いても重苦しい気分にならない。
逆に明るい曲や優しい曲を聴いても色々考えこんでしまう場面がある。
決して単純なロックンロールパーティじゃない(勿論R&RパーティでもOK)。
でも、これは元春のLIVEならではの楽しみだ。
だから、元春のLIVEに行くと凄く安心感がある。
毎度お馴染みの内容だからじゃない。色々変わるから。色んな物を見せてくれるから。
だから安心できる。信頼できる。
それはファンの贔屓目なんだろうか?だとしても構わない。
だって、もう30年以上聴いて20年以上LIVEに行ってる。佐野元春は特別なんだから。

来年は元春デビュー40周年。色々楽しい企画があるみたい。
コヨーテでNewアルバムも予定してるみたいだし2月はカフェボヘミア再現LIVEがある。
個人的にはホボキンで全国ツアーを希望する(笑)。

60超えたアーティストの現在(いま)にこれだけ楽しめて今後にも期待できるって幸せな事なんだろう。
2019の元春は色々楽しませてくれてた。感謝♪
2020の元春もたっぷり楽しませて貰いますよ☆


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佐野元春&ザ・ホーボーキング・バンド『Smoke & Blue』@ビルボード東京

2019年04月06日 | 佐野元春
金曜日の夜は六本木に元春&ホボキンのLIVEを観に行ってきました。
ビルボード東京のLIVEは最初の3年位は行ってたけど、その後はトンと御無沙汰。
このライブのチケットは平日発売。会社員が仕事中に私用で席を外して電話はできない。
今回も行きたいと思いつつチケット取るのはムリと諦めてた。
でもTwitterのフォロワーさんがぴあでも取れると教えてくれたので何とかゲット。
元春@ビルボード東京に行くのは実に5年ぶり。ホボキンライブを見るのも同じく5年ぶり。


ボク等は第2部に参加。嫁と落ち合って入場。
ボク等の席は1階でシータカ側。丁度ステージを真横から見る位置。
この位置ではKyOnさんは全く見えない。でもステージの様子は十分分かるので贅沢言うまい(^_^;
時間になってメンバー入場。全員黒スーツ。LIVE開始。


(セットリスト)
1.ジュジュ、2.月と専制君主、3.日曜日の朝の憂鬱、4.君がいなければ、5.トーキョーシック、
6.クエスチョンズ、7.C´mon、8.コンプリケーションシェイクダウン、9.愛のシステム、
10.ハッピーエンド、11.僕にできることは、12.夜に揺れて、13.最新マシンを手にした子供達、
14.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日


演奏が始まった瞬間、自分が笑顔になっているのに気付いた。
元春、ホボキンが繰出すオトの豊かさ・・粋?洒脱?遊び心溢れたオトのダンスに酔う。
前半はセルフカバーアルバム「月と専制君主」の収録曲を中心に。
このアルバムをメインとしたツアーは結局開かれなかった。
今回このアルバムから沢山聴けたのは嬉しかった。特に「君がいなければ」にはグッと来た。
「トーキョーシック」。311の後に一番最初に発売された元春の新曲。
世間には元春に「原発を歌え、311について歌え」を煽る向きが居たが、
元春は「落込んでないで街に出かけよう 世の中いやな事ばかりじゃない」と軽やかに歌った。
勿論、元春がこの歌にどんな意味を込めてるかなんてワカンナイが、
あの暗く沈んだムードの世の中に、
こんなにも明るく楽しいポップソングを投げかけるスタンスは素敵だと思った。

演奏はアルバム通りでなく、新しいフレーズを入れてたりリピートがあったり。
元春とKyOnさんのWキーボードなんて普段のライブで見れないシーンにテンションが上がる。
シータカがコーラスを沢山歌ってるのも初めて知る(いつも元春の後ろで見えないので(笑))
そして長田さんのブルージーに唸るギターに聴き惚れた。やっぱこの人凄い。

中盤の「コンプリ」。結構久しぶりに聴いた気がする。COYOTEではあまり演奏して無い様な?
ブレークの箇所、KyOnさんとトミーのソロ。見せ場が沢山!
後半は「自由の岸辺」から。「ハッピーエンド」も「僕にできることは」も好きな曲。
それが新たな装いで演奏される。
「POP CHILDREN」ではKyOnさん、長田さんのツィンギター!此処はやっぱり盛上る。
大人のロックだけど、こういう弾けたシーンもチャンとある。
最後は「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」。ホボキン仕様のロングヴァージョン。
長田さんのギターがCDのサハシ君ギターをチャンと再現してるのが嬉しい。
オリジナルVerより演奏部分が増えて長くアレンジされたこの曲。
最初にこのVerに触れたのは確か2001年のロックンソウルツアー。以来色んな場所で聴いた。
激しく叩きつけるオリジナルも好きだが、穏やかだけど徐々にテンションを上げる
ホボキンヴァージョンもオレは好きだな。

演奏はここで終わり。1時間半。でも充実した内容で全然短いとは思わなかった。
最後に元春が「来年はデビューから40周年。沢山ライブをしたい」と言ったのも嬉しかった。
そう!ホボキンで是非全国ツアーをしてほしい!できれば大きいホールかライブハウスで。

最後は元春とメンバーが並んで挨拶・・・大団円のはずが・・・元春、なんとバンドを

「コヨーテ バ~~~~ンド⤴」と紹介。\(T▽T)/\(T▽T)/

一瞬、場内はシーン。そのうち客席からツッコミの声が(T▽T)。
佐野クン、自分のマチガイに「これはわざとじゃありません」「ホントにボケました」と釈明(^^;。
この日のライブの素晴らしい演奏も、最後のこの佐野クンの一言で全部吹っ飛んだ。
佐野クン・・・ホント・・・飽きさせないヒトだ(^_^;


終演後、嫁と「ホント楽しかった。オモシロかった」と話しながら帰途についた。
ホボキン、やっぱ・・・イイな。
COYOTEの剛速球を投げ込んでくるようなライブも大好きだけど
ホボキンの変化球あり、佐野クンの暴投ありのライブもやっぱ好き。
今年・来年と元春&ホボキンのライブをもっと見たいなぁ。
(できればこの前の日に飛び入り参加した特別ゲストもメンバーに加えて)


土曜日は日暮里周辺を散歩。とあるお店で探してた「TOKYO VOICE」をゲットできた!
写真も良いがインタビューの内容がまた素晴らしい。
「感情的にならず観察者に徹して描写」の姿勢はホント一貫してるな。
元春のそういうとこが好きだ。

ヨモちゃん、佐野クンはホント楽しいな☆
今年も色々オモシロがらせてくれそう。ワクワクするぜ☆


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佐野元春ロッキンクリスマス2018@昭和女子大学人見記念講堂

2018年12月26日 | 佐野元春
25日クリスマスは元春ロッキンクリスマスの日。
今年は例年の恵比寿ガーデンホールから三軒茶屋昭和女子大に場所を変えて開催。
入場するとメッセージカードを貰えた。スタッフさんも皆さんクリスマス仕様の服。
会場内もサンタ帽を被ったお客さんが多い。

ライブ開始。セットリストは以下の通り。

(セットリスト)
1.白夜飛行、2.君が気高い孤独なら、3.バイ・ザ・シー、4.悟りの涙、5.新しい雨、
6.いつかの君、7.みんなの願いがかなう日まで、8.純恋(すみれ)、
9.世界は慈悲を待っている、10.君と往く道、11.詩人の恋、12.虹をつかむ人、
13.君の魂、大事な魂(Guestコーラス&ギター:KUMI)、
14.クリスマスタイム・イン・ブルー(with KUMI)、15.La Vita e Bella、16.優しい雨
(アンコール)
17.ストレンジデイズ、18.ヤングブラッズ、19.彼女はデリケート、
20.99ブルース、21.インディビジュアリスト



このクリスマスライブは毎回スペシャルな内容になる。
「太陽」「水上バスに乗って」と通常のツアーでしない曲が演奏されたり、
演奏曲リクエストがあったり写真撮影OKだったりお客さんをコーラスにあげたり。
通常ツアーのダイジェスト+クリスマスソングの構成でも別に構わないのに、
ファンを驚かせたり喜ばせる仕掛が用意されている。
このイベント自体が元春からファンに贈るプレゼントの様な気がする。

この日のライブもスペシャルな内容だった。
コヨーテライブ定番の「境界線」「紅い月」「私の太陽」「ポーラスタア」は演奏されず
「Zooey」の曲をアコースティックセットで演奏されたり
KUMI嬢を呼び入れて「君の魂、大事な魂」「クリスマスタイムインブルー」を共演。
しかも元春おめでたい話を発表して、フカヌーを冷かしたりするし(^_^;
バンドの演奏も最高だった。アッキーが跳ねる様に動き回りフカヌーはここぞという場面で前に出る。
「バイザシー」他で謎のパーカッショ二ストも登場するし(T▽T)(T▽T)
高桑クンの服は光るし(T▽T)、
アンコールはアッキーが赤の上下でブルースリー(笑)みたいだったし。
魔法の様にキモチいい歌と演奏、ところどころに挟まれるネタにクスクス笑う。
この空間に居て唯々心地よかった。

ただ、クリスマスライブだけど「心地いい!楽しい!」だけのライブじゃない。
「悟りの涙」(ボクは勝手に沖縄基地問題で傷つく人を描いてると感じてる)を歌ったり、
楽しかった「クリスマスタイムインブルー」の後に
「La Vita e Bella」「優しい闇」を激しく叩きつける。
「La Vita e Bella」を聴くと荒れ果てた東北の海岸を想い出す。
「優しい闇」を聴くと昨今の荒れた空気を想い胸が痛くなる。
それはオレの勝手な感じ方。元春は何も言わない。何も煽らない。ただ歌うだけ。
でも、クリスマスライブなのにシリアスなテーマの歌を叩きつける・・
唯のお気楽パーティにしない(勿論するのも全然OK)・・その真摯な姿勢に感銘を受けた。

アンコールはもっと凄いことに!「ストレンジデイズ」に「ヤングブラッズ」!
「カフェボヘミア」で元春ファンになったワシには滅茶苦茶嬉しい並び。
久し振りに「へへへーイ」を歌ったよ。
しかもコヨーテでは恐らく初演奏の「彼女はデリケート」も軽く決めちゃうし。
最後はなんと「99ブルース~インディビジュアリスト」で締める。
クリスマスライブをこんなアグレッシブな曲で終わるんだぁ・・スゲェ。
元春はクリスマス&ハッピーニューイヤーを言って最高の笑顔で去っていった。

クリスマスライブの定番「悲しきレイディオ」は今夜はなし。でもボクも嫁も大満足。
楽しかった・・・それだけでなく色々感じた。でもサイコーに楽しかった!
そう、元春のライブはどんなにシリアスな歌、ヘヴィーな歌を演っても最後は笑顔で終わる。
それはシリアスな歌もヘヴィーな歌も誰かに優しく寄り添う歌だから。
怒りや苛立ちの歌も全て自分のためじゃない。「誰かのため」。
だから聴いてて優しい気持ちになれる。
この日もそうだった。だから見終わった後、笑顔で帰れる。

今年最後に見るライブが元春のライブでホントによかった。
来年はホボキンのビルボードライブもあるみたい。久しぶりに行ってみるかな?
出来れば「自由の岸辺」を引っ提げて全国ホールツアーをしてほしいんだけど(^_^;


サイコーのライブだったが・・1つだけモヤモヤが残った。
謎のパーカショ二ストは結局紹介されず。キミは・・・一体誰だ?誰なんだ? 
まぁ、それも謎のままにしておいた方が良いのかも。ホボキンの「フルーターズ」みたいに。


さぁ、あと少しで今年も終わる。ヨモちゃん、新しい歳を笑って迎えようぜ☆

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元春「Maniju」ツアー最終公演@東京ドームシティホール

2018年04月03日 | 佐野元春
先週金曜日は年度最終日。会社の来年度計画発表会&パーティ。退屈なんで即脱出。(^^;
銀座をブラブラ歩いてたら印象的なポスターが。チリの映画「ナチュラルウーマン」。

前知識無く見たが素晴らしく面白かった。
トランスジェンダーの主人公が恋人の急死後に周囲から受けるあまりに理不尽な仕打ち。
シリアスなテーマを扱いつつ、主人公の逞しい佇まいに救いを感じた。
主演のダニエラ・ヴェガが素晴らしかった。見てよかったな。
同時に考えた。マイノリティへの差別はいけない。アタマでは分かってる。
でも実際に自分が対峙したときフェアに付き合えるだろうか?差別しないと言い切れるか。
ヘイトはしないだろうが・・面倒を嫌がって距離を置いて避けるんじゃないだろうか?
キレイ事や理想は幾らでも言える。でも自分がその立場になったらどうするか?
その想像力を喪いたくは無い。

日曜日は元春ツアー最終日。丸の内から会場がある水道橋まで歩いて向かう。
途中で「サノキクサクラ」という桜を見る。佐野クンと同じ名前の花。幸先イイぞ♪


東京ドームシティホールに到着。この会場は初めて。元JCBホールなのね。
席は2階バルコニー2列目。ステージを正面から見る好位置。
以下LIVE雑感、セットリストは発表済なので個人的に感じたことを列記します。



・我が家の席は2階。お客さんはアップビートのナンバーでも座って見ている。
 ボクも立って踊りたいと思いつつ結局本編は座りっぱなし。
 おかげでバンドサウンドや元春の歌の細かい部分までじっくり見えた。
 最初のアンコールは立ち上がったが2回目は着席。「アンジェリーナ」を座って見るとは笑。
・初日と仙台と最終日でセットリストが変わっていた!
二部で演っていた「世界は慈悲を待っている」「La Vita è Bella」が一部に来た。
この時点で第2部は「Maniju」全部再現?という期待が高まっていた。
・元春はともかくご機嫌。「ポーラスタア」ではステージ前に出てきてステップを踏む。
 MCの途中でいきなり後ろ振り向いてお尻フリフリダンスを披露。(T▽T)
 終始満面の笑顔。60超えてあんな満面の笑顔を見せる人は周囲に居ないぞ。
・コヨーテバンドの演奏は唯々素晴らしかった。
 第2部の「Maniju」再現。構成が複雑な曲が多いけどパーフェクトな演奏を繰出す。
 この日初めて聴いた「現実は見た目とは違う」「朽ちたサフラン」「詩人を撃て」は
 LIVEで何度も演奏してるかの様な完成度。
 そして2本のギターが鳴ってるのに元春の歌詞はチャンと聴こえた。
・コヨーテは曲は必ずギターソロがある。都度アッキーとフカヌーが前に出てきて客が湧く。
 両側に陣取る2匹のコヨーテが荒々しく吼えているイメージが浮かんだ。
・どのメンバーも素晴らしいがこのツアーはやっぱりフカヌー!
 嘗てないアグレッシブなギターを聴かせてくれた!(コヨーテ以外は知らないけど^^;)
 今迄、生真面目な秋田犬のイメージだったがこの日のフカヌーは野生の荒ぶるコヨーテだった!
・「新しい雨」「純愛(すみれ)」は客に火をつける導火線の様な曲。
 この2曲を演ったときのオーディエンスの反応の素晴らしさ。
今後のLIVEの定番になるとイイな。
・この日初めて演奏された「夜間飛行」。これも複雑な曲だ。静かでしなやかだけど強靭。
 曲の展開がジョニ・ミッチェルの「逃避行」「ドンファンのじゃじゃ馬娘」を想起させる。
 元春の歌とバンドの演奏がゆっくり進みつつ、うねり絡み合う様は見てて興奮した。
・最後の「Maniju」は素晴らしかった。背景の特殊効果。元春の歌声とバンドの演奏。
 サイケであると同時に力強い。そして・・美しい。
 この歌からはデヴィッド・ボウイ、プリンス、ビートルズ「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」
 様々なイメージが浮かんでは消える。幻想の世界だけど現実としっかり向かい合った夢。
 いい幻想(ゆめ)を見せて貰った。
・アンコールは「新しい航海」「レインガール」「ヤァソウルボーイ」と大好きな曲連発!
思わず立上りました!(^_^;
 仙台では一緒に歌えた「約束の橋」だけど、この日は声が出なくなった。歌えなかった。
 どうしてもあのフレーズが歌えない。近づいたり遠くなったり・・この歌は厄介な友人だ。
・最後はロックンロール2連発。「Sweet16」から「アンジェリーナ」にそのまま繋がる流れ
 は鳥肌が立った。
・LIVE終了後、元春はメンバーを紹介。同時に所属しているバンド名も紹介。
 バンドメンバーに対するリスペクトを感じた。
 そして最後の最後に元春はフカヌーと握手したシーンにはジーンときた。



ライブ後はMOTO友さんと近くの居酒屋で打上げ。LIVEをネタに楽しく話せました。
タコ・・美味かった♪友人の繰出す元春ネタに爆笑。嗚呼、楽しかった。ホント楽しかった。


「Maniju」の再現・・胸にズシンと来た。この作品は煌めくサウンドに対し歌詞はシリアス。
このアルバムも含めて最近のアルバムの歌詞はヘヴィー・ビターな世界が多い。
でも、どの歌もLIVEでバンドの演奏に乗って元春が歌うと一気にポジティブなパワーを放つ。
それは「紅い月」「La Vita e Bella」「悟りの涙」で感じた。
元春の歌は悲しい残酷な景色を描いていても必ず光がある。
怒りじゃない・憎しみじゃない。優しい光が歌の奥にある。
だから元春のLIVEは最後は必ず笑顔で終えられる。だから何度でも行く。

5月はホボキンでセルフカバーアルバムが出る。その後はツアーあるのかな?
出来ればビルボードでは無くてバンド形式でホールでツアーやってほしい。

月曜日はキヨシローのお誕生日。去年からこの日にはソロアルバムを買うことにしている。
キヨシローへのバースデイプレゼント♪今回は「夢助」をゲット。
幾つかの曲は配信で聴いてたけどアルバム全体聴くのは初めて。
ミドルテンポの曲が多く落ち着いた気分で聴ける。スゲェ名盤じゃん☆
さ、ヨモちゃんも一緒に祝おう!おじちゃん、おめでとう!

(おじちゃん、大好きニャ♪)
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