僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

元春「Maniju」ツアー@仙台GIGS

2018年02月26日 | 佐野元春
仙台GIGSは昨年出来た新しいハコ。
この地区は以前田園地区だったが津波の被害を受け、
復興を通して地下鉄が出来、ライブハウスも出来た。
仙台の姉(笑)と一緒に入場。別の友人とも落合う。
ボクの席は4列目。友人たちは別の列。
でも知人が一緒の空間に居る・・それは心強い。


元春&COYOTEは1曲目から飛ばす。
この若林区で元春を見てる。1曲目「境界線」で既に感無量(^_^:
仙台のお客さんのノリはサイコーに素晴らしい。
ボクの席からは元春の表情、アクションも良く見える。
今回は東京初日と違ってアッキーも参加。COYOTEBAND完全形。

ボクの横の男衆の歌声が元春の声に重なって気になる。
声を下げて貰う様にお願いしようかと思ったが・・止めた。
地元の人が気持ちよく見てるのを余所者が邪魔しちゃ野暮だ。
寧ろLIVEを盛上げてくれる人と思うと楽しめる。
COYOTE曲で初めてライブで演奏されたR&Rにはグッと来た。
そして・・「紅い月」。絶望を歌った歌。元春が歌うと絶望の歌でも残酷な景色でも優しい。
不吉な光でも光は光だ。真っ暗闇よりはマシだ。


休憩。別の席に居る友人と談笑。女子は何故かKyOnさん話で盛上る(T▽T)


第2部。アルバム「Maniju」の曲を中心に。
元春はNewアルバムが出来た事、それをファンの前で演奏できることが本当に嬉しそうだった。
「純愛(すみれ)」を演奏した時の客席のビビッドな反応に元春は一瞬ビックリして・
その後、満面の笑顔になった。ファンが新曲を喜んでるのが嬉しい様だ。
そして、「Zooey」からの演奏。ここで元春が東北について話す。
GIGSは東北復興の象徴の様なハコ。皆さんが頑張って作ったこの場でLIVEが出来て嬉しい。
そんな皆さんにこの曲を送ります・・と言って始まった「La Vita e Bella」!!

元春の・・東北に対する優しい労りを聴いたとき、オレは思わず泣いた。
東北人でも無い余所者のオレが・・・
「La Vita e Bella」の歌詞に描かれた光景にいつもオレは東北を重ねていた。
この曲を聴くと、必ず破壊された海岸を思い出した。
その曲を東北への想いを込めて元春が歌ってる・・・・・・何も言えん。

更に元春メンバー紹介で深沼クンの事、「海水浴場じゃないよ」
と言って笑ってた。一瞬何の事か分からずポカン。
後で友人に言われて「深沼海岸」に引っ掛けたと気づいた!
オレいつも行ってる海岸じゃん。ダメじゃん気づかなくちゃ。
でも元春、何故この海岸の事知ってるんだろう?
もしかして・・行った事がある?


アンコール。仙台名物「さ~のチャチャチャ」が聴けて満足。
「約束の橋」。「いままでの君はまちがいじゃない」の下りを客席は歌う。
いつもオレは此処で声が出なくなる。マチガイばかり重ねてきた自分。
そのオレが「まちがいじゃない」を歌うのはおこがましい。
でも、今日は歌いたかった。大声で。仙台を想って。
オレは間違っても東北は仙台は友人は絶対間違ってない!

最後はロックンロール2連発で終了。満足。
友人も笑顔、ウン、この素晴らしい仙台の夜!だった。


ライブの後は市内に出て友人と呑み会。
この友人たちとは20年近く前、元春を通じて知合った。
当時の想い出話や一緒に見たライブを思い出して談笑。
オレは・・・普段昔話はしない。子供の頃、学生の頃の記憶は・・殆ど無いし、
20代、30代の頃の話なんて思い出したくも無い。
でも、この人たちと話す昔話・想い出話は愉しかった。
この20年の間に元春の音楽を通じて色んな想い出が出来た。
楽しく幸せな、そして悲しくても忘れたくない想い出が。
それが、それこそがオレにとっての「いつか」なんだろう。


たっぷり呑んで話して・・再会を誓って笑顔で別れた。
別れはいつも寂しいものだが、この日はそれを感じなかった。
絶対また逢うから。逢えるから。

深夜バスで早朝に帰宅。ヨモちゃんが甘えてくれた。
月曜日から仕事が始まってもボンヤリ・フヌケ状態。
「La Vita è Bella 」と「約束の橋」を聴いてはグズグズ泣いてます(^_^:

仙台で見たこと、仙台の夜・・・絶対忘れない。
そして、また行くよ。また逢おう。絶対に、だ☆

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元春「Maniju」ツアー初日@日本青年館

2018年02月04日 | 佐野元春
年度末から仕事でドタバタ。
ボクは直接の担当者では無く第三者としての関与。
唯、知れば知るほどハードな状況。気が重くなることばかりだ。
加えて最近のSNSの諸話題を読んで更に気が重くなる。
会社のエライさんと意見も衝突。
仕事で怒るなんてしたくないが手を掛けた仕事を「こんな程度」と言われて
笑って済ませるほど、オレはお人好しじゃない。

金曜日は元春「Maniju」ツアー初日@日本青年館。
日本青年館に行くのは4年前の七尾旅人以来。
一瞬迷子になりながら(笑)何とか辿り着いた。


嫁@パンダと落合い席に着く。席は2階の一番後ろ(笑)。ステージが谷底みたい。
でも、ステージ全体が見渡せて凄く楽しめた。

初日なのでセットリストは伏せますが
本編は新しい曲中心、アンコールは旧い曲メイン。
コヨーテオリジナルで初めて聴く曲あり。
「Maniju」の曲がアルバム以上にグルーヴある演奏。
一番上で聴くせいかオトがよく聴こえる。
小松君のドラム、普段のライブでは分からない元春のギターの音色も聴きとれた。
アンコールでは大好きな90年代曲を新しいアレンジで聴けて嬉しかった。
最後2曲ロックンロールの繋ぎの部分は鳥肌立った!

アッキーが他ミュージシャンサポートで欠席のためギターは深沼クン1人。
超レアなバンド編成。その分フカヌーのプレイを全編強調した演出。
「Coyote Band Featureng 深沼元昭!」って感じだった。
改めてフカヌーが凄いギタリストだと思い知る。
Featuring深沼は元春からの結婚祝いの意味もあるのかな?(^^:

会場に入ったときは、ここ最近の仕事のトラブル対応で疲労困憊。
ココロは荒れ果ててカラダ中痛かった。(^_^;
でも、ライブ中はひたすら笑ってた。
元春の歌、バンドの演奏に踊り酔いトークに爆笑。
ライブが終わったときは、気持ちは晴れていた。

元春のライブは何故かオレがハードな時に有る(笑)
元春のライブに行って笑うと自分の中の暗闇が一瞬消える。
灰色に汚れた自分が真っ白になれる。昨日もそうだった。ありがたや☆

ライブの後はMOTO友さんと呑み会。
久しぶりに御一緒する友人も居て楽しく過ごせた。
この時間もオレの心がキレイになれるときだ。Thanks☆
帰宅すると寂しかったのかヨモちゃんが絶叫。ゴメンゴメン(T▽T)


昨日は嫁@パンダとカラオケ。
カーネーション、きのこ帝国、エレカシ、竹原ピストル、キヨシローを歌う。
きのこ帝国の「春と修羅」は歌詞が凄い。こんなのカラオケにあるんだ。
でも、絶叫して気が晴れました(^_^;
今日は近場を散歩。沢山の猫さんに会えて楽しかった♪

仕事、SNS。色々気が重くなることばかりだ。
でも、それで顰め面になってイライラするなんてバカだ。
醒めた眼で世界を眺めよう。斜めに見ればドタバタも愉しいモンだ♪

元春ツアーは次は仙台に行く。
ボランティアで良く行く若林区にある新しいホールで見る。久しぶりの友人と♪
ヤなことが起きても元春とコヨーテの咆哮に触れて笑いとばせばイイ。
直枝さんも歌ってるしな。「毒のない世界はヘンだ」って。
ヨモちゃん、毒思い切り愉しもうな☆

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元春ロッキンクリスマス2017@恵比寿ガーデンホール

2017年12月22日 | 佐野元春
水曜日は恵比寿に元春&コヨーテバンドのクリスマスライブを観に行きました。
毎年恒例のクリスマスライブ。去年はチケットを取れず断念。
今年は2Daysあるうちの2日目に行きました。
恵比寿ガーデンのあちこちでクリスマス仕様。

会場内もクリスマス仕様。チェリーパイを模したマグネットを購入。


今回の席は何と1列目!過去元春のライブでは一番の良席!因みにアッキー側。
ほどなく嫁@パンダも到着。ほぼ予定通りライブは開始。

ライブは2部構成。先ずは元春は黒スーツで登場。短髪元春を見るのは初めて。
なんせ、これが今年初の元春ライブ参加なので☆(゚゜)\バキ☆
第一部。アタマ2曲にハートランドクラシックを演奏した以外は全てマニジュの曲。
どの曲もライブ映えして良い!
「白夜飛行」のグルーヴ。「天空バイク」のサイケ。「純恋(すみれ)」の美メロディ。
大好きな「新しい雨」はライブではよりソウルなムードが強調されていて良い。
「禅ビート」のソリッドな演奏。どれも素晴らしかった。
1列目ということで元春の表情・動きもよく見える。元春のギターの音もバッチリ聴こえた♪
元春のおでこの皺もよく見えました(^_^;

クリスマスライブということで元春のトークは矢鱈爆発していた。曰く。

 ①新佐野元春宣言。シンは「シンゴジラ」から取ったんだ
 ②ボクは神田の下町生まれ。下町の人は「ひ」と「し」が上手く言えないんだ。
 ③今回で平成最後のクリスマスライブだね?(違う!という客席の声に)
  家に帰って反省します。
オモシロいこと言ってはその後に「何バカなこと言ってるんだか?」と自分でツッコむ。
佐野クンが一人ボケツッコミしてるよ\(T▽T)/ 見てて爆笑しました。

休憩の後、第2部スタート。佐野クンは紅いシャツで登場。
ここもコヨーテオリジナル中心の構成。コヨーテの曲はシリアスな内容が多いな。
「世界は慈悲を待ってる」「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」では思わず歌詞を聴きこむ。
周りのお客さんの存在が消え、佐野クンが1対1でメッセージを伝えてくる。
そんな錯覚に陥る。でもシリアスな内容でも決して重苦しくならない。
アッキーのノリノリの演奏、佐野クンの笑顔で楽しく聴けた。
この日は何と「水上バスに乗って」が演奏された。アルバム「フルーツ」収録曲。
ボクが行ったフルーツツアーのライブでは演奏されなくてライブで聴くのは初めて。
フカヌーのシャープなギターソロも楽しめた。

クリスマスソング2曲は当然楽しめました。
どちらも恋愛ソングでは無く広い意味でのラブソング。
幸福な風景だけでなく、その逆にある残酷な風景にも言及する歌。
だから聴いてても浮かれた気分にはならない。
そして、そのスタンスはコヨーテオリジナル曲にも受け継がれている。見事だ☆

アンコールは「空港待合室」で開始。この曲は一気に盛り上がる導火線の様な曲。
そしてオーラス「悲しきレイディオ」。ここではサプライズが2つあった。
佐野クンは「写真撮ってイイよ。インスタに載せてもOK」と話す。
歌と演奏に集中したいので撮る積りは無かったけど・・・
1列目だしぃ・・佐野クン撮ってOKだと言うしぃ・・
でも、ガラケーで撮った写真はやっぱりピンボケ。佐野クンの顔は真っ白でした。
(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

更に演奏中、「是非フィメールシンガーのコーラスが欲しい!ゲストは居ない!
オーディエンスの力が借りたい!」と客席からコーラスを募る。スッゲー!!
お客さんを選ぶ際の佐野クンの「ハントするよ」のコトバにウケました(T▽T)
左右から女子2人が選ばれステージに上がる。この女子お二人が素晴らしかった!
コーラスのダンスもバッチリ!
素晴らしい大団円となりました。

嗚呼、楽しかった。佐野クンのライブはやっぱり愉しい。
嫁も友人も笑顔。佐野クンのライブの後は友人も満面の笑顔になってる。
それを見るのがホント楽しい。
勿論「楽しいだけ」じゃない。色々考えさせられる。
でも、それも含めて最後は笑顔になれる。そこが善い。


年明けの「MANIJU」ツアーの最終公演も発表。
ボクは初日、仙台、最終日に行く予定。楽しみだ~。

ヨモちゃん、佐野クンはやっぱりオモシロいな。サイコーだぜ☆

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「MANIJU」雑想~まともであるように、狂わないように

2017年07月23日 | 佐野元春
今週、元春Newアルバム「MANIJU」が発売。
以来、毎日このアルバムだけをずっと繰り返し聴いてる。
それ迄、ハマってた寺尾紗穂とハンバートの新譜も聴かなくなっちゃった(^_^;

アルバムを聴いて浮かんだイメージ、雑想をまとめたので書き記しておきます。
唯、各曲の具体的イメージに踏み込んでるので、これから聴く人、他人のイメージに
左右されたくない人はスルーしてください。

前作「Blood Moon」はハード、ビターな作品だった。残酷な世界で振り回される個人。
夢や希望に破れ戸惑い立ち尽す人たち。「僕」も「君」も踊り「大丈夫」とやっと呟き、
最後は東京を飛び出す。行き先が視えずひたすら彷徨うそんな作品だった。
(オレは、「そこ」が大好きなんだけど、さ)

Newアルバムの第一印象は「新しいメロディ、新しい歌い方、新しい佐野元春に出逢った」だった。
今迄のどのアルバムとも違う。複雑なメロディ、リズム。消化するのに時間が掛かりそう。
イイさ。佐野元春は特別な存在だ。時間を掛けてオトの隅々迄、喰らってやる。

アルバム全体を包んでいるのは「明るく穏やかなトーン」。そして「ソウル&サイケ」。
元春のアルバムでここまでソウル色が強いのは嘗て無かったのでは?
唯、聴きこむに連れ「穏やか・明るい」のイメージは変わっていった。

オープニング「白夜旅行」は次から次に曲調が変わるマジックの様な曲。
グルーヴ感溢れるリズム隊、そしてシュンスケのKeyが素晴らしい。
踊るキーボードソロは何となくブルース・ホーンズビーを思わせた。

「悟りの涙」。最初は傷ついた誰かを励ます優しいソウルバラッドと思った。
そのうち、以下の歌詞が気になりだした。
「あの人はやってくるだろう ブルドーザーとシャベルを持って」
「あの人は押しつけるだろう 君の怒りの涙を踏みにじって」
これって「沖縄米軍基地反対運動」を歌ってるのでは?そこで闘ってる人に寄せる歌では?

「朽ちたスズラン」はボブ・ディラン「時代は変わる」を想わせる曲。
「心が通じない人」について柔らかく、でも強く語る。
「The Burn」の「誰も気にしちゃいない」を思い出した。
でも「ただせつない」で終わったあの曲と違い「くよくよするな忘れよう」と開き直り終わる。

そして「蒼い鳥」。Pマッカートニーのソロアルバムにあるような洒落た小品曲。
ユーモラスで穏やかな歌い方。でも、そこで歌われるのは自由に表現することへの強い意志。
これは共謀罪に対して寄せた詩「僕の蒼い鳥がそう言っている」の流れにある作品だろう。

ここまで聴いて気づいた。このアルバムで歌われる世界観は決して明るくない。
相変わらず悪い方向に向かう世界に対する危機感や不安や埋めようの無い対立を歌っている。
でも「Zooey」や「Blood Moon」の様に嘆いたり叫んだりしない。
あくまで優しく柔らかく歌ってる。丸で開き直ったかの様に、或いは覚悟を決めたか、の様に。

「夜間飛行」。オープニングの「白夜飛行」と同じモチーフだけどムードはシリアス。
ジョニ・ミッチェルの様な変幻自在のメロディ展開。
この曲を聴いてサン・デクジュペリの「夜間飛行」を読みたくなって買ってしまった(^_^;

そして、ラスト「MANIJU」。
過去の「Mr.アウトサイド」「太陽」「東京スカイライン」に繋がるサイケな曲。
次から次に溢れるイメージ。静かだけど狂気と破壊力を孕んだ歌・・・。
これ、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」だろ?
歌詞・・ハッキリ言って滅茶苦茶(笑)
散々、荒れ果てた世界を描いた挙句に、「君は僕のスタァ」なんて
あんまりなフレーズが飛び出して来るわ、最後はいきなり「もう心配ないよ」で閉じる。
歌詞に一貫性もストーリーも無い。ぶっ壊れてる。こんな壊れた元春の歌は初めてだ。
元春、サイコーだよ(笑)。素晴らしい!V(^^)

このアルバムに並んでいるのは極めてシンプルなコトバたち。
「大事な君と一歩前に前進」「くよくよするな」「忘れよう」「君はスタァだ」「心配ないよ」。
「つまらない大人になりたくない」「今までの君はまちがいじゃない」「遅すぎることはない」
みたいな聴き手を唸らせるようなキラーラインはもう無い。
簡単で身も蓋も無いヤケクソみたいなシンプルなコトバたち。
でも、もうそれでイイと思う。元春もオレも80年代や90年代を生きてるんじゃない。
生きてるのは「現在(いま)」だ。「現在(いま)」を生きてるんだ。
元春の現在(いま)のコトバが現在の自分を揺さぶり撃ちぬいていること。それを嬉しく想う。

このアルバムを聴き終った時、笑顔で解放されている自分が居た。
元春のアルバムはいつもそうだ。どんなにヘビーな内容でも最後は笑顔で聴き終える。
今回もそうだった。そこは昔から変わらない。

世界、この国、政治・・何だかおかしな方向に向かってる。
次から次とワケが分らん法律が出来たり、忖度だの自粛だのが求められる。
みんなが「正義」だの「正しさ」だの「定義」に囚われてお互いを責め合ってる。
自由なことをしたりヘンなことをすると見知らぬ誰かからコトバのミサイルが飛んでくる。

嗚呼、キュークツだ。ホント、キュークツだ。息苦しい。
オレも大人だから忖度もするし自粛も自己検閲もするよ。
でも、それを決めるのはオレだ。
間違っても国だの政府だの法律じゃない。まして他人じゃない。
オレが何を感じるか、何を言うか、何をするか、はオレ自身が決める。
他人に決められるのは真っ平ゴメンだ。

キュークツ極まりない世界でココロの自由をどう保つか、自分をどう解放するか。
元春のアルバムはそれを教えてくれてる気がする。「まとも」に、粋に。
そう、このアルバム・・
いや、元春の歌を聴いてれば「まとも」になれそうな気がする。少なくとも「狂わないで」済む。
だから何度でも聴こう。まともであるように。狂わないように。

世界が狂おうが、おかしくなろうが関係ない。まともに生きるぜ。生きよう、な。ヨモちゃん。


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元春がくれたもの~佐野元春「35周年アニバーサリーツアー」最終日@東京国際フォーラム

2016年03月28日 | 佐野元春
日曜は元春の35周年記念ツアー最終日。用事があったのでボクだけ早目に出る。
MOTO友さんが前オフ。そんな中、久しぶりに会う人を見つけた。これは嬉しかった。

仙台公演は1人で観に行ったが今回は嫁@パンダと一緒。
新旧色んな曲が演奏される。見ているうちに色んな想いが湧き出てきた。
80年代の名曲も良いが、90年代以降の曲がザクザク胸に斬りかかる。

「BLOOD MOON」からの「紅い月」、「東京スカイライン」が響く。
元春のファンになって30年。元春を通じて色んな人との交流が始まって既に15年。
何かが始まり、終わり、そして大切なものを手に入れて、幾つかを喪った。

後半、長田さんのヤクザなギターが響き「ヤングフォーエバー」が歌われる。
友を思った。いつも付き合ってくれる友人(感謝☆)、東北の友、暫く会ってない友人。
会わなくなった人たち。そして・・・会えなくなった人たち。
元春はMCで「ボクの歌を発見してくれてありがとう。そして、これまで生き抜いて
サヴァイヴしてくれてありがとう」と言った。あれはズルいぞ。泣くしかねーじゃん(^_^;

勿論「泣くだけ」のライブじゃなく、もの凄く楽しめた。
元春が途中でヘンな踊りをしたり、KyOnさんのお茶目なアクション、拓ちゃんのノリノリダンス。
フカヌ―と長田さんのギター、シュンスケのソロ、見どころが多くて3時間半の長さも気にならない。

後半に歌われた「約束の橋」。「いままでの~」の一節は声がつまり歌えなかった。
そして「ロックンロールナイト」。ライブでは何度も聴いた曲。
元春のシャウトを聴きながら思った。オレはどんな「答え」を見つけたんだろう?
そもそも答えなんかあったのか?ワカンナイ。
分かってるのは「ゴールデンリングは瓦礫の中にある」。それだけ。
「ニューエイジ」でステージに星が降り、「悲しきレイディオ」で風船が舞う。
客席に広がる笑顔。オレも笑顔になる。元春のライブでは涙が必ず最後には笑顔になる。

元春の「35も60もただの数字だ!」というステキなコトバで終了。

ライブ終了後も色んな人に会えた。元春を聴いていたから会えた人たち。嬉しかった。
その後は親しい友人とワイワイ吞み会。楽しかったな。

帰り嫁に「元春を聴いていたから嫁や友だちやヨモちゃんと会えた。元春から
色んなものを貰ったな。感謝しなくちゃ、な」と言ったら、
嫁に「さむっつ!」っと引かれました\(T▽T)/
をい、ここは感動するところだろ?ま、これが嫁の良い処だけど(^_^;

東北の友人とは今年7年ぶりに会えた。
今、会えてない人にも、いつか会えると信じている。いや、絶対会う。

元春35周年おめでとう。そして、ありがとう。貴方には色んなものをいただきました。
これからもついていきますぜ。ヨロシクねV(^^)


↑我が家のお宝王子。このコとも元春が居なかったら会えなかったんだよなぁ。
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佐野元春「35周年アニバーサリーツアー」@仙台電力ホール

2016年02月08日 | 佐野元春
週末は仙台に元春ライブを観に行った。アニバーサリーツアー初参加。
大好きな仙台で元春を見るのは勿論、「東北の姉」(笑)と久しぶりに会うのもこの旅の大切な目的だ。

深夜バスで仙台着。先ずは海岸部へ。と思ったら直通バスが無くなってる!
新しく出来た東西線と別系統のバスを使って行ってきました。
もうすぐ、あれから5年。海岸部もすっかり、キレイになった。新しい設備も出来ている。
でも、見てると矢張り涙が止まらない。「満月の夕」を聴きながら情けない涙を流して歩いた。
慰霊碑にお参りし、墓碑銘に刻まれた名前を1つ1つ読み上げた。
此処には色んな人が住んでいた。それを「死者・被災者」の一言で片付けたくはない。
個人(ひと)が此処に確かに居て、そして現在(いま)でも居るのだ。
それを「見なかった」「無かった」事には絶対出来ない。


街に戻って市内を散策。思い出のフォーラス(笑)や電力ビルも行って見た。

その後は友人と落ち合って遅いランチ。会うのは実に7年ぶり。
この人とは15年前、ZEPP仙台で元春を一緒に見た。
あのときは嫁(未だ嫁じゃなかった(笑))と初めて元春のライブを見た。
ランチをしながら、色んな話をした。ホントに話した。元気そうで安心☆
彼女の同行者が急遽不参加になり、チケットが余ってしまい一緒に見ることになった。
ボクが元々取っていた席は25列目、友人から貰った席はなんと3列目!
ステージが滅茶苦茶近い!更にウレシイ驚きが。
もう1人、仙台在住の別の友人とも一緒に見ることになった。

セットリストはツアー中なので伏せますが35年のキャリアの中から満遍なく選曲されていた。
ただ、定番曲で今回外されているのも多く「ベスト・オブ・ベスト」という訳でも無い。
レア曲もかなり演奏された。ライブで初めて聴いた曲がかなりあった。
元春はブルーのシャツで声もよく出ていて動き回る。
何となく「シーファーマイルズ2ツアー」の映像を想い出した。
KyOnさん、拓ちゃん、長田さん、スパムさんを加えたバンド構成。サウンドが分厚い。
でも、音全体をコントロールしてるのは深沼クンみたい。
ゲストメンバーはあくまでサポートに徹する。メインはあくまでCOYOTEBAND。
そんな中、KyOnさんがユーモラスなアクションをするのに笑った。

前半は楽しく聴いていたが中盤のある曲から一気に涙が出てきた。
16年前のこと、そこから流れた月日。手に入れた物、逢った人、失くした物。
ボクも友人も元春も・・あの頃とは違う。すべては変わってしまった。

後半、元春がファンに投げかけたメッセージ。ここでガマン出来ず涙腺崩壊(^_^;
そして、その後続いた旧い曲たち。
普段、声を出して歌わない歌・・・でも今回は声を出して歌った。

10代で元春を聴いてない自分。初期の名曲にそれ程の思い入れは無い。
曲にまつわる「青春時代」の想い出も無い。そもそもオレに「青春」なんぞ無かったし^^;
でも、MOTOクラシックスはライブで聴くと、やっぱりグッと来る。
若い頃、聴いてはいなかったがライブで何度も聴いた。嫁、友人と一緒に。色んな場面で。
この旧い曲たちが、いつの間にか自分の中に根付いていたのだ。
今回、それを思い知った。

アンコールでは会場全体で「さ~の、ちゃちゃちゃ」をやる。ボクもやる。楽しい!
元春は鳴り響く拍手にホント嬉しそうだった。
ラストはお茶目な一言を残し、再び「さ~の、ちゃちゃちゃ」で終了。
あ~楽しかった。大好きな仙台で大好きな元春を大切な友人と見た。
まさに特別な夜だった。この夜のことは一生忘れない。
また・・・忘れちゃいけないことが出来た・・・・な。

終演後、友人2人と呑んで楽しく話した。
再会を誓って握手して別れた。また逢おう。仙台また来るよ。

深夜バスで日曜日早朝に帰宅。筋肉痛で一日寝てました(^_^;
今日から仕事。でも仙台の事を想い出してはグジグジしてる。
元春ツアーは最終日にも行くのに、既に燃えつきた感じ(笑)

でも、いつまでも感傷にひたっていられない。
仕事はこれからどんどん面倒が増える。休んでた東北ボランティアも再開しよう。
4月にはアラバキも行く。東北、仙台・・今年もどんどん係るぜ。
ステキなことはこれからも、待ってるんだぜ、な、ヨモちゃん☆


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元春&ザ・コヨーテバンド「2015ロッキン・クリスマス」

2015年12月26日 | 佐野元春

今、元春は35周年アニバーサリーツアー中。
このツアーでは、コヨーテバンドにKyOnさん、拓ちゃん、スパムさんを迎えた
「THE COYOTE GRAND ROCKESTRA」がバックを務める。我が家は今年は行かず来年行く予定。
ただ、12/23六本木EXシアターであるクリスマスライブには参加することに。
ボクは勘違いしてたけどクリスマスライブは「THE COYOTE GRAND ROCKESTRA」でなくて
「コヨーテバンド」なんですね。
でも、アニバーサリーツアーに参加してないアッキーが見れるから、かえってイイかも。
(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
入場と同時にNOが入ったクリスマスカードが配られる。
何と抽選でNOに当たった人は「リクエスト」が出来るそう(T○T)


予定よりかなり遅れてメンバー登場。高桑クンがパジャマみたいな衣装を着てるのに爆笑。
前半はコヨーテオリジナルアルバムからの曲を中心に演奏。
元春がある曲で反り返ったミョーなポーズを取るのには笑った。
「みんなの願いがかなう日まで」では客席も大合唱。
最後はNOの抽選。2階から3人選ばれまして我が家は見事落選(^_^;
ちなみに若し当選したらボクは「黄金色の天使」「経験の唄」、
嫁は「楽しい時」「新しいシャツ」をリクエストする積りでした。


後半はリクエストコーナーから開始。ボードに貼ってある曲からダーツで選ぶ。
それ・・・リクエストじゃないんじゃないのか?(゚゜)\バキ☆
ま、「なんでもあり」ならキリが無くなっちゃうしね。
選ばれた3曲は初期のハートランドナンバー。
まさか「アンジェリーナ」がこんな早い段階で聴けるとは新鮮。
後半も「Zooey」「Blood Moon」中心で。ハートランド、ホボキンの曲はなし。
この潔さがカッコよかった。
「クリスマス・タイム・イン・ブルー」を始まる前に元春は
「世界中の子供が平和の中にいてほしい。キッズに捧げます」と言って歌いだす。
何度も書いているが、この曲は平和、幸福だけでなく逆の戦争や暴力、不幸にも
チャンと目を向けている。素晴らしくフェアなクリスマスソング。
その点で世界中のどんなクリスマスソングよりオレはこの曲が好きだ。
ラストは「優しい闇」。平和を謳いあげた曲の後に「野蛮、残酷、欲望」を
歌う。素晴らしいV(^^)

アンコールではまたまたリクエストコーナー。例のボードに基づき会場のファンに募る。
嫁@パンダと「ここに書いている曲じゃ『ぼくは大人になった』と『国のための準備』
だよな~」と話していたら、何とこの2曲が演奏されました!
それも「ぼくは大人になった」は1階に居た友人のリクエスト。
アッキーがコヨーテに参加してからはライブ初演奏では?ナイスチョイスb(^_^)
元春が演奏終了後、友人に頭を下げていたシーンが印象的でした。
続いてはある少年のリクエストで「国のための準備」!
元春「タイムリーだね!少年!」と笑顔で応える。
アッキーとフカヌーのギターソロに会場は湧く。
10年前に書かれたこの歌が見せている様相・・・現在聴いてもリアル。笑えない。
最後は「ボク等が歌いたい曲を歌わせてね」と「約束の橋」。
楽しかったこのライブもこれで終了。満足。

年1回のこのライブ。普段の元春のツアーでは楽しいだけでなく色々考えさせられる。
でもクリスマスライブはひたすらパーティ気分で楽しめる。
カネのLIVEが自分の中の汚れや邪気を解放できる場としたら、
元春のそれは自分のキモチをキレイにまともにすることができる場所だ。
アニバーサリーツアーが益々楽しみになりました。

クリスマスイブ。嫁@パンダがケーキを買ってきてくれました。
食後に美味しくいただきました。
ケーキを見ると黙ってられないヨモちゃん。ボクのケーキを奪取しようと大暴れ。
でも嫁@パンダに抱っこされると落ち着きました。なんだよ!その楽しそうな顔は!(T▽T)
世界には平和で楽しいクリスマスを迎えられない人もいる。
クリスマスが公平にみんなに訪れるか?はワカンナイ。
でも、この夜、我が家は楽しく平和に過ごせました。その事には感謝しよう。


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元春&COYOTEBAND「BLOOD MOON」ツアー@新宿ReNY

2015年08月05日 | 佐野元春
先月発表された元春のニューアルバム「BLOOD MOON」。
すっかりへヴィーローテーション。歌詞は苦く重い。でも力溢れる作品。
元春の歌、バンドのサウンド。開き直りを感じる。聴いてるうちに知らずに拳を握ってる。
そんな元春のニューアルバムツアー。ボク等は2日目新宿Renyに行きました。

Renyは初めて行くハコ。キャパは800人程度?嫁@パンダ、友人と並んで見た。

まだツアー中なのでネタばれは最低限で。
思わぬ曲でスタート。アレンジがまたへヴィー。でもカッコいい!一気にテンションが挙がる。
前半はここ最近のアルバムから数曲。いずれも深沼クン、アッキーのギターをフューチャー。
エレキギター大好きなボクには嬉しい構成。
「BLOOD MOON」の曲がいずれもライブ映えしてカッコいい。
ここでもエレキギターを全面的にフューチャー。
アッキーが楽しそうにギターを弾いてる。フカヌーが挑発するように前に出てくる。
シュンスケが腕をブンブン振り回す。メンバーが凄く活き活きしてる。
新作はへヴィーな曲が多いが元春もバンドも笑顔で超ご機嫌。
「絶望に満ちた歌を笑顔で歌う」、それってとてもステキなことだと思う。

ボクのお気に入りのあのハードロックナンバーも演奏された。
鋭利なコトバがまるでマシンガンの様に放たれる。
オレは踊らず、ひたすら元春を視た、歌を聴いた、オトに向かい合った。
元春のコトバとエレキギターにひたすら撃たれる。その中で想った。
元春が告発する・・・「誰か」って誰だ?
・・・・オレはその中に居ないよね?
・・・・オレには関係ないよね?
・・・・オレには責任ないよね?
一瞬、元春から「キミだけ無事でいられると思うなよ」と言われた気がした。

後半は旧い曲を演奏。どれも早い!高速アレンジ。
単なるヒットパレードじゃなく、ニューアルバムとの繋がりがある曲ばかり選ばれていた。
アンコール、思わぬ曲の演奏。そして最後はヒット曲。
一緒に歌ってライブに流れるストーリーが見えた。
夢が破れたって世界が壊れたってこれまでのキミもこれからのキミもダイジョウブだ。
元春からそう言われた気がした。
ライブはここで終了。たった2時間、でも濃密な瞬間(とき)に立ち合えた。満足。

ライブ後は友人と呑み会。ライブの感想を楽しく話す。ああ、愉しかった。

今朝も「BLOOD MOON」を聴いて出社。聴いてると自分の中の何かが覚醒する感じ。
「キミだけ無事で済むと思うなよ」か・・・分かってるって。
こんな歌を聴かされたら逃げるワケには行かねーじゃないか。
逃げねーよ。「境界線」なんて無くてイイ。いつかぶっ壊してやるぜ。
なぁヨモちゃん☆

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元春35周年アニバーサリー前夜祭「Tonight Show Featuring Motoharu Sano」

2015年03月13日 | 佐野元春
今年は元春デビュー35周年。この前、30周年を迎えたと思ったら、あれから、もう5年経ったのね。
ここ最近、急に元春の活動が活発になってきた。新曲発売、そして35周年キックオフイベント。
ハコはお馴染恵比寿リキッドルーム。会社を定時で脱出して行ってきました。

場内はギッシリ満員。1階フロアの後方に嫁と陣取る。
昔はこの規模のハコで元春見れるなんて考えもしなかったなぁ(^_^;
でも、ホールで見るよりライブハウスで見る方が好きだな。

第一部は元春とコヨーテバンドのライブ。「誰かが君のドアを叩いてる」「ポップチルドレン」
というレアな曲でスタート。「ポップチルドレン」はバンドによる演奏は初めてかも!
どっちもコヨーテバンドらしいソリッドな演奏。アッキーが楽しそうにギター弾き倒す。
ここで一息。佐野クン、急に「ご隠居話」を始める。相変わらずの不思議さ。(T▽T)
と思ったら現在の政府のやり方に皮肉を言って「国のための準備」に突入!
ギター2人のワイルドな演奏に血が逆流する。
今、このタイミングでこの歌を歌う。佐野クンなりの「異議申し立て」なんだろう。

そこからは進行がグダグダ。佐野クン、何度も曲順を間違えて確認してた。(T▽T)
新曲「君がいなくちゃ」も当然演奏。瑞々しいメロディ。
これを10代で書けるってスゴすぎ。そして10代で書いた曲を今、何の衒いも無く歌える。
そのことに驚く。

元春は35年を迎えたことに「35年間、ボクを友だちのように扱ってくれてありがとう。
おかげでさみしくなかった」と御礼を言う。いえいえ、こちらこそ助けて貰ってます。
ただ、佐野クンとプライベートで友人になりたいか?はちょっと勘弁(^_^;
ライブは「La Vita e Bella」で終了。この曲を聴いてると知らずに拳を握ってる。
7曲、40分程度。短かったけど充実したライブだった。80年代曲一切なしが何とも潔かった。

第二部は落語家立川志らべさんとのトークイベント。志らべさん自身、ファンだそう。
志らべさんの元春をネタにした小噺に爆笑。細かい処までよく知ってるなぁ。
そして元春が登場。「ソングライターズ」よろしく志らべさんとトーク。
志らべさんの「佐野さんは吉野家に行ったりするんですか?」の質問にウケる。
それからも繰り出す質問が一々ツボをついてくる。ああ、このヒトホントにファンなんだ。
しかも現在の作品もチャンと聴いて自分なりの解釈を持ってる。
落語家だけあって佐野クンの歌詞についての分析も独特。
その辺の音楽評論家のインタビューより余程オモシロい。

印象的だったのは度々「下町気質、江戸っ子気質」が話題になったこと。
特に志らべさんが「佐野さんが言う『Cool』は落語で言う『粋』に通じる」との発言に
元春が「ボクは『正しいか、悪いか』で決めない。『粋か?野暮か?』で決める」
と言ったこと。これは凄く腑に落ちた。
さっきの「国のための準備」もそうだけど元春はクドクドと自己主張しない。
「NO!」も「Why?」も全部歌で語る。そこに何とも「粋」を感じる。

何でもかんでも「正しいか、間違ってるか」で判断してちゃ息がつまる。
「正義」や「Love & Peace」は他人を傷つけて貶めるために使うものじゃない。
「ツマンナイ正義」よりも「オモシロいあやまち」だってあるんだ。
二項対立はツマンナイ。野暮だ。だから、そこには行きたくない。住みたくない。

最後に今後の計画が発表。シングル、アルバム発売、ツアー、詩集その他。
をいをい、元春ダイジョウブか?ま、楽しみが増えて嬉しいけどさ(笑)
ああ、楽しかったな。行って良かった。嫁も堪能した様子。

そして、今日は佐野クン59歳のおたんじょうび!おめでとう!!
来年で還暦かよ?マジですか?
こんな60歳が・・・いるのか?信じられない。まさに「少数民族」。
ファンになって30年。今後もついていきますぜ。

元春の歌をお供に今夜旅に出ます。さぁ始めるぜ。オレの4年目を☆
じゃ、行ってくるね。にゃにゃん☆

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元春 & コヨーテバンド「2014ロッキン・クリスマス」@六本木exシアター

2014年12月25日 | 佐野元春
毎年12月にある元春「ロッキンクリスマス」。
今年は場所を恵比寿から六本木に移してオマケにクリスマス2Days。
我が家は2日目イブのライブに行ってきました。

仕事を定時で退けて六本木に向かう。華やかな街並。ウキウキした人たち。
地下鉄を降りて歩くと矢鱈煌びやかなハコがある。それがexシアター。

嫁と落ち合って席につく。ボク等はアッキー側で前から10列目。とても見やすかった。


元春の弾き語り「グッドタイムズバッドタイムズ」という意外な曲でスタート。
「スターダストキッズ」「ナイトライフ」と立て続けに盛り上がる曲を連発。
そこで思ったのは、このハコ、音がイイ!
普段のライブではわからないギター2人の音の違いも分かった。
そうか、あの曲のあのフレーズはアッキーが弾いてるんだ。

元春は上機嫌。「今日はノークラッピング、ノースタンディングで楽しもう!」とのたまう。
をいをい、それはムリだろう?その後に「星の下、路の上」なんか演奏してるし笑。

でも、座って聴いたお陰で歌詞が普段以上に伝わってきた。
「黄金色の天使」「虹をつかむ人」・・・改めてイイ歌詞を書くなぁ。
これは新曲「優しい闇」でも感じた。

クリスマスソング2曲も当然演奏されました。
「クリスマスタイム・イン・ブルー」ではサンタが登場!ステージで元春と一緒に歌う。
天井から雪が舞いおりてくる。このときボクと嫁はヨモちゃんを思い出して二ヤリ(謎)

何度も書いているが、ボクはクリスマスソングの中でこれが一番好き。
世に溢れてる、浮かれていたりウジウジ恋愛のクリスマスソングなんか聴きたくない。
でも、元春のこの曲と「みんなの願いかなう日まで」はチャンと絶望や悲しみを描いている。
だから好きだ。

アンコール「悲しきレイディオ」では元春の演説が爆発!
「バイバイ2014、こんにちは2015!」「ボクはバイバイより『こんにちは』に賭けたい!」
「経験のあるヒトは無いヒトをそっと抱きしめてあげなくっちゃ、なくっちゃ!」
嫁が言ってたが「バイバイの反対語は『ハロー』じゃ?何故そこで日本語になる?」
確かに・・・佐野クン、オモシロすぎ(T▽T)
最後は「アンジェリーナ」で終了。元春は名残惜しそうに去って行きました。

あ~楽しかったな。体調が悪かったけど元春のエネルギーを浴びて少し元気になれた。
サイコーのイブだった。


元春は来年デビュー35年。きっとニューアルバム発売とツアーがあるだろう。
楽しみ♪

昨夜は下北沢でカーネーションのライブがある。思い切り暴れて狂ってきました♪
今年のライブ締めはカネで終わり。
来年も色んなライブでステキなオンガクに逢えるとイイな


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