僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

リクオとコレクターズLIVEと「猫侍」

2014年03月03日 | オトの記憶(CD、ライブ)
リクオのニューアルバム「HOBO HOUSE」は素晴らしい。
開放的な雰囲気に溢れ風通しが良いが一方で311以降の世界に対する違和感も歌っている。
でも決してへヴィじゃない。優しく柔らか。聴いてると何かほっこりとする。

そんなリクオのインストアライブが先週土曜日、新宿タワレコであった。
「光」(名曲!)に始まって「ステキなバカンス」「夜明け前」「Happy Day」
を演奏。どれも穏やかな演奏。聴いていると・・何だかウルウルしてきた(^^:
最後は「アイノウタ」でみんな一緒に歌う。リクオは前に出てきて客を煽る。
最後は盛り上がって笑顔で終了。サイン会では緊張してチャンと話せず(゚゜)\バキ☆

折角なので初期のベスト盤を購入。10年位前のイベントで祥子さんと一緒に歌った
「時代を変えよう」と「もう帰らない」が収録されている。
「もう帰らない」はずっと聴きたかった歌、やっと聴けた。

実は「HOBO HOUSE」はリクオ作品で初めてチャンと買ったアルバム。
ライブ行きだして10数年。やっとアルバムを買った(゚゜)\バキ☆
時間が掛かった分、これからはジックリと向き合いたいと思う。ヨロシク頼むゼ☆


夜は渋谷クアトロでコレのライブがる。それまで渋谷を徘徊。
裏通りの壁はリキテンシュタインのパロディや下駄を象ったオブジェで彩られている。

特に行きたい場所も無く本屋とCDショップで時間つぶし。行動範囲狭いな、オレ(笑
繁華街をぶらぶら歩く。人。。。多いなぁ。なんかこの雰囲気、馴染めないなぁ。
・・・嫁@パンダが一緒じゃないとツマンナイな。

嫁と落ち合って入場。コレは3月毎週土曜日にライブを行う。今日はその初日。
演奏はいつもどおりサイコーだが加藤クンが某定番曲で歌詞がとんだのは笑った。
後半ある曲のグルーヴが凄すぎて、思わず泣きそうになる。
コレのライブでは珍しい。いつも笑って踊って「泣く」なんて滅多に無いのに。
でも、それだけ演奏が凄かったんだろう。ホントこの日のライブは凄かった。
来週が楽しみだ☆

昨日は新宿に嫁と映画「猫侍」を見に行く。
http://nekozamurai.info/
剣の道に生きる無骨な浪人と猫さんの交流を描く時代劇。
主役の猫「玉之丞」を演じる「あなごちゃん」がとってもキュート♪
一癖も二癖もある俳優陣も良い。
特に主役の北村一輝の演技には笑った。チョイ役だけど戸次重幸も良い♪
上映中、猫さんの可愛さに癒されたり俳優さんの演技に笑ったり
最後まで楽しく見れました。


こちらは我が家の王子「ヨモ之丞(じょう)」。(゚゜)\バキ☆
土曜日はお留守番が寂しかったのか、帰宅すると「あぁ~ん゛」と鳴きました。
この甘えっこ。そんなことじゃ「侍」にはなれないぞ☆\(T▽T)/

ステキなオンガクと映画で楽しい週末でした。

さて今週は面倒な仕事続き。「一刀両断」でバッサリ行きたいものです♪

コメント

佐久間正英さん

2014年01月21日 | オトの記憶(CD、ライブ)
佐久間正英さんが亡くなった。享年61歳。
昨年、ご自分のブログで「余命僅かなこと」について告白されてたし、
年末NHKで闘病についてのドキュメンタリーが放映されていたので
「いつか、こういう日が来る」とは思ってたが・・・
亡くなられたことに思った以上にショックを受けている自分が居る。

佐久間正英・・80年代日本のロックを聴いて育った人間なら当然知ってる。
ボクが聴いた音源だけでもボウイ、up-beat、ストリートスライダーズ、
ZELDA、エレカシ・・実に幅広いミュージシャンをプロデュースしてる。
他にもGLAY、ジュディマリ、早川義夫・・・キリが無いな。

ボクが初めて佐久間サウンドを意識したのはup-beat。
「Time Bomb」を聴いたとき「うわぁカッコいい!」と感動した。
その後、up-beatにハマって当然佐久間サウンドも聴くことになる。
up-beatの3rdアルバム「Hermit Complex」はホントに素晴らしかった。

その後もスライダーズのベスト盤だのdip in the foolで織りにつけて
彼のサウンドに触れていたけど、そのうちフォローしなくなったな。

今日、エレカシの「ココロに花を」を聴いた。
「悲しみの果て」「孤独な旅人」「四月の風」と名曲がイッパイ詰まってる。
どの曲もステキなサウンドで色づけがされていた。
「孤独な旅人」を聴いているうちに何かグッと来た。

佐久間さんといえば思い出すエピソードが2つある。
いずれも雑誌やネットで知った情報。もしかしたら勘違いかも知れない。
でも、とてもステキなエピソードなので「真実」だと思うことにする。

・80年代、あるバンドがデビューした際、ファーストアルバムの演奏
 はバンドメンバーで無くスタジオミュージシャンの音に差し替えられた。
 次のアルバムのプロデュースを頼まれた佐久間さんは「バンドメンバー
 の演奏で無ければ引き受けない」と言ったらしい。
 2ndアルバムはボクも聴いた。凄くカッコいいアルバムだった。
・不正コピー防止のため「CCCD」が出回っていた時代。
佐久間さんはGLAYのアルバムのCCCD化を断固拒絶したらしい。
 理由は単純。「CCCDだと最高のバンドサウンドを再現できないから」

・・・・カッコいいな。そうしかいえない。

確実に日本の音楽文化を創った方。
そして「カッコいいロックサウンドがどういうモノか?」教えてくれた方。

ドキュメンタリーで見た佐久間さんは余命僅かにもかかわらず
実に活き活きとオンガクを楽しんでいた。サイコーにカッコよかった。

闘病生活お疲れさまでした。サウンドだけでなく生き方自体がカッコよかったです。
ゆっくりとお休みください。R.I.P

コメント

2013ライブ参加記録

2013年12月30日 | オトの記憶(CD、ライブ)

2013年参加したライブをリストアップしました。
なお、ツアータイトルは長くなるので省略(^_^;

1.1月5日 七尾旅人@渋谷公会堂
2.1月20日 コレクターズ×ブラフマン@渋谷クラブクアトロ
3.1月23日 パティ・スミス@渋谷AX
4.2月2日 佐野元春@市川市文化会館
5.2月23日 佐野元春@東京国際フォーラム
6.3月13日 佐野元春@恵比寿リキッドルーム
7.3月16日 コレクターズ@福島いわきClub Sonic

9.3月28日 マイクロ集会@高円寺Show-Boat
10.4月13日 カーネーション@渋谷WWW
11.4月20日 コレクターズ@新木場Coast
12. 6月2日 MAGICAL CHAIN CLUB BAND×カーネーション@横浜サムズアップ
13.6月30日 コレクターズ×カジヒデキ@渋谷クラブクアトロ
14. 8月6日 大友良英×テニスコーツ@東京国際フォーラム
15.9月8日 コレクターズ@渋谷クラブクアトロ

17.10月1日 コレクターズ@下北沢Club Que
18.10月6日 カーネーション@渋谷ラママ(ゲスト:玉城宏志)
19.10月10日 麗蘭@渋谷マウントレイニーホール
20.10月23日 Soggy Cheerios@渋谷WWW
21.11月10日 リクオ、中川敬、直枝政広@代々木Zher The Zoo
22.11月15日 イノトモ@渋谷タワーレコード
23. 11月16日 佐野元春@Zepp DiverCity
24. 12月14日 カーネーション@渋谷クラブクアトロ
25.12月17日 佐野元春@恵比寿ガーデンホール

全部で26本。1昨年、去年よりライブ行った数増えたかな?
元春、コレクターズ、カーネーションを複数回。
女性ミュージシャンはイノトモだけ。新規開拓はなし(^^;)ゞ

どれも思い出に残っている。元春のライブはいずれも良かったしカネもコレもそう。
そしてパティ・スミスも七尾旅人も1年前のライブだけど未だに深く残っている。
一方で見たかったけど見逃したライブも多い。
Blood Thirsty Butchersは興味ありつつも1度もライブ見ないまま吉村さんが逝ってしまった。
Coccoや斉藤和義みたいな人気あってホール展開してるミュージシャンは
チケット取れない、と最初から諦めてたし(^_^;
ま、でも基本は「ライブハウスで見る」このスタンスは続けていこう。

来年はもっと枠を広げてみたいな。コレ、カネは勿論行くけどリクオはもっとよく知りたい。
細野さんや高野寛、阿部芙蓉美や大森靖子も興味ある。くるりは是非見てみたい。
何より元春の「Zooey」ツアーは絶対やってほしい!

ま、基本は「みたいときにみる」これしかない。
今年行ったライブはどれも素晴らしかった。
来年もオンガクとの良い出逢いがありますように。(v_v)”
ね、にゃにゃん

コメント

映画「BEATCHILD1987」を観てきた

2013年10月27日 | オトの記憶(CD、ライブ)
今日は嫁と噂の映画「BEATCHILD1987」を見に行ってきました。
熊本県で1987年にあったオールナイトロックフェス。
豪雨の中で豪華ミュージシャンが出演したという伝説のフェス。
雑誌で読んだことあるけど、当然映像は見たことが無い。
http://www.beatchild.jp/

都内でも上映していたけど、何れも上映時間は夕方や夜。
ヨモちゃんがウチに居るのでなるべく早く帰宅したい、ということで
嫁の提案でお昼から上映している千葉中央ニュータウンまで見に行く。
ウチだと千葉、結構近いし。

イオンの中にあるシネコン。客は3割程度の入り。年齢層は高い(^_^;
映画ススタート。先ずは映像の美しさに目を見張る。
南阿蘇の美しい景色、サイコーのシチュエーション。
ここでオンガク聴いたらキモチいいだろう。
リハするアーティストも凄く楽しんでる。
尾崎豊が渡辺美里と談笑してたり、ブルハのメンバーがレッドウォリアーズと
話してる姿が新鮮。
やがて天候は悪化し、豪雨。お客はずぶ濡れ。雷も鳴ってるし。
ボクも数年前、狭山ロックフェスで豪雨の中のライブは見たがあの非じゃない。

主催者は「ライブを決行!」との決断し客席は湧く。
今なら絶対中止だろう。結果として事故が無くても相当非難されるだろうし。
それほど、あの雨は酷い。
ともかく頑張ってライブを見てるお客さんが凄い。若いとはいえ、よく乗り切った。
あの不利な条件でまともに楽器のサウンドを鳴らしたスタッフも凄い。

当時は聴いてないブルーハーツ(でも曲は知ってる)やレッドウォリアーズ
は新鮮に楽しめた。ヒロトもマーシーも今、全然変わってないのが凄い。
岡村靖幸はデビューして直ぐぐらい?凄いダンス。正に和風プリンス。良い意味で笑える。
白井貴子のところで凄い雨で一旦中断。開始してからもギターがイカれるし。
でも、白井貴子は豪雨の中、かえって活き活きとしてパフォーマンスする。
渡辺美里に通じる「元気系女性シンガー」。当時、少し興味あったが結局聴かなかった。
ハウンド・ドッグや渡辺美里もそう。パワフルなR&Rや真っ直ぐの青春ロック。
自分とはかけ離れすぎて聴かなかった。
でも、あの場に居たら、オレもきっと一緒に盛上がっただろうな。

今回見て一番しっくり来たのがストリートスライダーズ。この前、蘭丸を見たから?
昔ベストアルバムを少し聴いただけ。でもノレた。
BOØWYは今、見てもカッコいい。布袋さんはソロよりもBOØWYがイイな。
尾崎豊・・・メロディはサイコー、でも歌詞の世界はやっぱりダメかも(^^;)ゞ
でも、「魂こめて」とはこのことと言うんだろう。その姿には見入ってしまった。

渡辺美里・・うーーーーん、やっぱオレには真っ直ぐ過ぎるわ(゚゜)\バキ☆
もし、こういうオンガクを若い頃に聴いてたら違った人間になってたかな?
そして、最後に・・・元春!
夜明けの雨上がりのサイコーのシチュエーションで登場。
「ストレンジデイズ」「サムデイ」の演奏には鳥肌経った。

野外フェス、オンガクは楽しいけど終演後の帰る作業はまた大変。
お客さん、もうドロドロ。ホント、凄まじいとしか言えない。

とても楽しめた。正直、ナレーションがくどいしエンディング曲も???
また、各ミュージシャンのサウンドや歌詞がやっぱり80年代!って感じで
正直気恥ずかしい部分もある。でも、それも含めて楽しめた。
90年代になると、こういうキラキラした楽観的な感じはオンガクから消えていく。
矢鱈ポジティブで前向きなあの時代だったからこそ出来たイベントだろう。

嫁も楽しんだ様子。帰り見た夕暮れはとてもキレイだった。

ヨモちゃん、オンガクって楽しいね、サイコーだね。

さ、また明日から現実との格闘だ。あのお客さんたちを見習って何とか乗り切ろう。
コメント (3)

阿部芙蓉美「沈黙の恋人」

2013年07月04日 | オトの記憶(CD、ライブ)
昨年度の残務は先月全て終了。今月から新年度業務開始。
いろいろ作戦を立て準備を進める。そんな中、思わぬ叛乱が(^^;)ゞ
まぁ以前打合せしたときに不穏な空気は感じてたが、ストレートな攻撃に少し怯む。
帰りの電車、アタマを冷やして考える。まぁ無理強いは出来ないな。
一応、相手の要望には応えて「あげよう」。でも、そっから先は自分の問題だ。
ホンキで前に進みたいなら自分で考えな。自分で手を汚しな。
安全なキレイな道しか歩かない奴にはオレは手を貸さん。

少し動揺したが・・・電車の中でこの作品を聴いてると落ち着いた。
 阿部芙蓉美「沈黙の恋人」


今年出た3rdアルバム「HOW TO LIVE」が良かったので2rdアルバム
「沈黙の恋人」を今週ゲット。
それまでは作詞作曲は他人任せが多かった阿部さんがこのアルバムでは
本格的に自分で作詞作曲をしている。
メロディの展開、楽器アレンジ、何より歌詞がイイ!
1曲目「highway,highway」は恋人とドライブをしたいと願う男の話。
だけど彼は「車を持ってなくて運転しない」最後は「車はいらない」と言う。
なんじゃ、この設定は?高速道路で車に乗ってないのかよ! \(T▽T)/

独特の空気感を持ったボーカル、漂う様なメロディラインもイイが何より歌詞がイイ。
日常的にココロに浮かんだ感情のゆれやカケラを飾ることなく思いつくまま呟いてる。
肯定もなく否定もなくメッセージもない。ただコトバを発しうたう。それだけ。
色彩のない歌、ひたすらモノクローム。
気に入った歌詞を紹介しよう。

 「君の愛らしさを 君のいやらしさを待っている」(清い正しい美しい)
 「ついさっき気づいたよ 孤独以上の癒しはないって」
  (いつかまた微笑みあえる日が来るまで)
 「獣みたいな夕日にじりじり焦がれながら」(沈黙の恋人)

アルバムラストは「希望のうた」で閉じる。
タイトルに反してこのウタ、全然希望を語ってない。


 「いまは希望のうたを うたわなくていいよ 夜を越えよう」

いいな、この人。いいよ。
ウタに何のメッセージもない。共感も優しさもない。感情のカケラを放り出してるだけ。
それがいい。

祥子さんを追いかけるのをやめて範囲を広げたら思わぬ才能に会えたな。
ただ。。。阿部さん、どことなく祥子さんと共通点がある気がするが(^^;)ゞ
っていうか・・・オレ結局は「荒井由実」の路線の女性シンガーが好きなんだな。
繊細で壊れやすいイメージで感情を秘めたようなコトバ使いが斬新なシンガーが。
我ながら一貫してます(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

こうなってくるとライブが見たくなるな。MusicVideo見るとかなりオモシロそう。
にゃにゃん、外は面倒だらけ。
でも、明日がんばればお休みだ。あと1日の辛抱だ。
お休みはたっぷり遊ぼうな(゚゜)\バキ☆

コメント

平熱のロックンロール~阿部芙蓉美(アベフユミ)

2013年06月01日 | オトの記憶(CD、ライブ)
一番好きな女性シンガーと言えば迷うことなく「鈴木祥子さん」だった。
Coccoや宇多田ヒカル、ハンバートハンバート、クラムボンも好きだけど
そんなしょっちゅうは聴かない。
絶対一番は祥子さんで揺らぐことはなかった。今までは。

ただ昨今の祥子さんの出す新曲、ライブには正直のりきれなかった。
祥子さんの変化についていけないのか、ボクの感性が変わったのか。
で暫く祥子さんのファンは中断することにした。
但しカネ、KyOnさん、大友良英、勝井祐二と組むときは例外です(゚゜)\バキ☆

そうなると定期的に聴く女性シンガーが居なくなった。
良い機会だから新規開拓しようか。
友人が薦めてくれたアーティスト、そのうち聴いてみよう。
それとは別に気になるシンガーが一人いた。

阿部芙蓉美(アベフユミ)
http://www.abefuyumi.com/
数年前CMで「開け放つ窓」を聴いてハスキーな声、乾いたメロディに興味を持った。
TVドラマ「胡桃の部屋」や映画「その街のこども」で大友良英と組んだ主題歌
がホントに素晴らしくて昨年ミニアルバム「町」を購入。
ただ大友さんと組んだ以外の曲が「フツーのJPOP」って感じでイマイチ。

今回ニューアルバム「HOW TO LIVE」が出たので買ってみた。
作詞作曲は阿部さん自身が殆ど手がけ演奏もゲスト1人のみと録音。
聴いてみて一気にはまった。ひたすらリピートしている。(^^;)ゞ

簡素な演奏、漂うようなメロディ、日常生活の断片をバッサリ斬ったような歌詞。
初期のジョニ・ミッチェルや荒井由実やサラ・マクラクランに近いようで遠い。
もっと醒めていてドライだ。湿っているようで乾いてる。

何より歌詞が素晴らしい。
 「革命前夜に足りない気持ち 気になる漫画の続きと広げたポテトチップス」(革命前夜)
 「あなたとわたしに降って湧いた断末魔 どうしようどうしよう」(アンアン)
 「後悔はするほどいいさ、なんてことはない」(daddy)

前後のつながりも無く意味不明なコトバがつらなる、でも1つ1つ何か刺さってくる。
この声とサウンドに乗っかると矢鱈響いてくる、届いてくる。

阿部さんのインタビューを読んだが相当オモシロいヒトのようだ。
「音楽に自分は出したくない。伝えたいメッセージもない。ただ音楽と溶けたい」
「みんな自分が好きで自己主張しすぎ、わたしはもっとフラットでいたい」
冷めているようで強い、右にならえを良しとしない姿勢、イイね。

ひたすらフラット、熱さはない。メッセージもない。でもオトとして素晴らしい。
燃えない、でも体温はある。ぬくもりはある。平熱だ。平熱のロックンロールだ。
オモシロい。実にオモシロい(゚゜)\バキ☆
「阿部芙蓉美」・・手ごたえありそうだ。追ってみるか。
このヒトのウタを聴いてるとあたらしい景色(いろ)が見えそうだ。
「あたらしいウタ」、ついに・・みつけたぞ☆V(^^)


ヨモちゃんは絶好調。テーブルの上でひたすらゴロンゴロン。
イイねぇ。キミはいったい何がそんなに楽しいんだい?\(T▽T)/

明日は横浜でカーネーション&リクオのジョイントライブ。堪能してきます♪


コメント

後藤正文「The Long Goodbye」

2013年05月16日 | オトの記憶(CD、ライブ)
色んな処に書いてるがアジカン後藤正文の活動に注目している。
アジカンの音楽自体はアルバム「マジックディスク」を聴いたきりだけど。
ゴッチ発行の新聞「The Future Times」や彼の日記、Twitterでの発言には刺激を貰ってる。
ホント、アタマが良くて弁が立つ一方でフェアで情熱的だ。

そんなゴッチが最近発表したソロシングルが「The Long Goodbye」。
さっそく「I-Tune」でゲット♪
以下のサイトでPVが見れます。
http://www.onlyindreams.com/disks/gotch/thelonggoodbye.html
シンプルなメロディに歌詞。
以前出したソロ曲「LOST」も良かったけど、この曲も素晴らしい!
歌詞がさりげなくて、でも優しくて哀しくて刺さる。
「あと1万年生きられようか」
「どんなに素晴らしくとも、どんなに悲しくとも」
「いつかは灰になっても そこに花が咲こうとも」

前作「LOST」の歌詞もそうだったけど、
ゴッチって「終わりとはじまり」「生と死」相反するもの
の描写がホントすごい。

明日の夜から福島南相馬に行ってきます。今年2回目のボランティア。
「The Long Goodbye」はウォークマンに入れました。
イイ旅のお供が出来たぜ☆

ヨモちゃん、また東北に行ってくるよ。
オレのいない間、嫁@パンダと仲良くね♪
そして、オレのこと忘れんなよ。帰ったらあそぼうな。


さ、行くぜ。「南相馬」へV(^^)



コメント

キヨシロー、四年目

2013年05月03日 | オトの記憶(CD、ライブ)
昨日はキヨシロー(以下「おじちゃん」)の命日。
そうか・・もう、あれから4年も経っているんだな。
4年前の今日、或る友人と山形に帰省していた嫁のメールでおじちゃんの事を知った。
信じられなくて公式サイトにアクセスしたけど、繋がらず。
翌日のニュースでそれが本当と知ってガックリ来た。

去年の今日、下北沢で、水戸ちゃんやうつみようこ、古市コータロー他出演の
トリビュートイベントに参加。すっごく楽しかった。
またチャボさんのライブでRCの曲を聴けて、すごく感動した。
武道館で行われたライブには今年も行かず・・・
元春が「トランジスタラジオ」を歌ったとか。ウン、イイね!

ボクは家でLove JetsのDVDを見て過ごしました。
キヨシローが宇宙人に扮した覆面バンド。何ともふざけたバカバカしい内容。
思い切り笑って・・・なんかシンミリした。

最近、I-TuneでRCやソロの曲を少しづつ集めてる。
「自由」「うるせぇ!」の過激さ・奔放さ。「COVERS」以前から過激だったんだ。
「多摩蘭坂」「山のふもとで犬と暮らしてる」の静かさ、優しさ。
そして、世の中のシリアスなテーマにも逃げずに取上げてる。
原発どころか、原爆、障害者、医療ミス、総理大臣、税・・・
それがチャンとメジャーなレコード会社を通じて市場に出てる。
現在(いま)ならインディーズでしか出せないだろう。自由な時代だったんだな。
「COVERS」の中の「明日なき世界」でキヨシローはこう歌ってる。


 「そりゃデモするだけで平和がくるなんて 甘い夢など見ちゃいねえさ」

スゲエな。正に現在(いま)の状況とピッタリ。
いや、別にキヨシローは未来を予言してたわけじゃないだろう。
その時々に感じた「嫌な感じ」を素直に歌っただけだろう。
キヨシローが歌った「嫌な感じ」が現在(いま)「何も変わっちゃいない」。
笑えねーな。

かと思えば宇宙人になったりステージで布団を敷いて寝たり・・
おじちゃん、オモシロすぎ。ワケがわからん。こんなヒトもう2度と出ないだろう。

RC、ソロ・・・これからも徐々に音源を集めていこう。
まだ聴いてない曲が沢山ある。オレにとっちゃ「全てが新作」だ。
オレにとって未だにキヨシローは現役なのだ。引退なぞしてないのだ。
これからも楽しみはイッパイあるのさ♪

父の七回忌のため、今日から京都に行く。
旅のお供に当然キヨシローの歌も連れてゆく。良い旅になりますように。
そして、ヨモちゃん。お留守番ヨロシクね☆


コメント

VIVA!福島

2013年03月18日 | オトの記憶(CD、ライブ)

週末、ライブ遠征で福島いわきと相馬に行ってきました。
それぞれ、ざっと所感を書いておきます。相馬はまたチャンと書きますが(^_^:

〇コレクターズ@いわき
いわきは海岸沿いにボランティアに行ったことあるけど市内は始めて。
静かで落ち着いた街。お洒落なお店が並ぶ。でも土曜日なのに人通りが少ない。
それは震災の影響?うーーーーん。
夕暮れに浮かぶ街の影がとてもキレイ。ホントに美しい街だった。

コレライブは当然素晴らしい。いわきソニックはステキなハコ。
満員では無かったけどお客さんがサイコーに熱かった。最後は前に押寄せてたし。
加藤クンも何よりコータロー君が凄かった!また、このハコでコレ見たいな。

ライブ後、入った居酒屋がお魚も肉も美味しくて満足。ここもまた来たい。
翌日、市内を歩くと何とも可愛い猫さんと遭遇。また来るからね。また会おうね♪


嫁は東京に戻り、ボクは相馬に向かう。
電車が震災の影響で途切れて「いわき→相馬」は直行では行けない。

高速バスで福島に出て、福島から新幹線で仙台。仙台から相馬に高速バス。
福島駅は花で溢れてキレイ。仙台駅前は賑やか。
でも、少し奥に入れば様相が変わる。そのことは忘れまい。

相馬は去年の11月以来。温かな日曜日。人通りも多い。子供たちが遊んでる。
あちこちに馬追のオブジェがあり楽しい。マンホールの模様もオモシロい。

イイ街だ。ステキな街だ。こんなステキな街が復興できないワケがない。
そんな楽しいキモチがある公園の光景で吹っ飛んだ。
放射能を除染した土が土嚢に詰められて積んである。その横で子供が遊んでる。

日常の中に・・いきなり暗い洞穴が現れたような・・違和感、不気味な感じ。
他の場所でもブルーシートが庭に置いてある。これがこの街の現実。

前回行けなかった和菓子屋「船橋屋」でお菓子を購入。
チャボさんライブ前に前回会った地元の方とお話しする。
ある映像ディレクターが居て・・お名前だけ知ってたので思わず話しかける。
顔見知りが来ていたり、特別なことが起きたり。ホントに色んな出逢いがあった。
チャボさんは大きくて温かくて熱く。何より相馬のお客さんは素晴らしかった。

実は、この数年チャボさんから離れてた。
自分のフィーリングと最近の作風が「違うかな?」と思って聴かなくなった。
それでもチャボさん自体は好きだしエッセイやインタビューは読んでた。
でもキヨシローのあのことがあって、作品は聴けたけどライブだけは行けなかった。
麗蘭はイベントで見たが、ソロライブだけはダメだった。
キヨシローの不在をチャボさんのライブで感じるのはイヤだった。

いわき、相馬。この2日間は忘れない。いろんなプレゼントを貰った。
いろいろ問題は抱えてるし、解決も遠いのかも知れない。
でも、「ふくしま」はステキだ。いかしてる。好きだな。
今回の旅行で福島に行って福島が好きになった。
仙台と並んで東北に好きな街が出来た。サイコーだな。

ヨモちゃんはチャンとお留守番。
今日、ボクが帰ったら手にチューしてくれました(^_^
よしよし、イイコ、イイコ♪
東北はもちろん好きだけど、我が家はやっぱりイイな。
ここ荒川がオレのマイホームタウンだ。

今日は会社は休んだ。明日から、またマジメに働こう。
でカネを稼いで、また東北に行こう。ね、にゃにゃん☆

コメント

ヘビーローテーション(今年よく聴いた唄)

2012年12月29日 | オトの記憶(CD、ライブ)

昨日で仕事納め。今日から冬休み♪
で今年も色んなオンガクを聴きました。
音楽は基本CDで買いますがウチでステレオで鳴らす、は殆どありません。
ウォークマンにダウンロードして外出のとき聴くか、お風呂で鳴らすか、のどっちか。
ウォークマンではシャッフルして聴くのでアルバム単位というより曲単位で聴きます。
で今年よく聴いたアーティスト、曲をつらつら並べてみます。

○宇多田ヒカル
 「BLUE」「FINAL DISTANCE」「誰かの願いが叶うころ」「虹色バス」「桜流し」
 
○アジアンカンフージェネレーション、後藤正文
 「新世紀のラブソング」「さよならロストジェネレーション」「LOST」(ゴッチソロ)

○クラムボン
 「Long Song」「コントラスト」「メロウトロン」「カルアミルク」「ナイトクルージング」
 「おだやかな暮らし」

○FISHMANS
 「ナイトクルージング」「新しい人」「ゆらめき IN THE AIR」「LONG SEASON」

○佐野元春
 「約束の橋」「愛のシステム」「警告どおり計画どおり」「誰も気にしちゃいない」
 「コヨーテ、海へ」「黄金色の天使」「欲望(LIVE)」「太陽」「La Vita e Bella」


○向井秀徳
 「SAPPUKEI」「INUZINI」(ナンバーガール)
 「自問自答」(映画「カナリア」サントラ。向井ソロ)「SABAKU」(ZAZENBOYS)

○サカナクション
 「ネプトゥーヌス」

○七尾旅人
 「圏内の歌」「湘南の恋人たち」「Memory Lane」「リトルメロディ」

○忌野清志郎
 「空がまた暗くなる」「I SHALL BE REREASED」「約束」「偽善者」「イマジン」

○斉藤和義
 「ジレンマ」「ウサギとカメ」「オオカミ中年」「アゲハ」
 「ベリー ベリー ストロング~アイネクライネ~」

○くるり
 「SOMA」「のぞみ1号」「glory days」

○鈴木祥子
 「忘却」「A LONG DECEMBER」

○直枝政広
 「墨堤にて」「アルバトロス(DEMO)」

○カーネーション
 「New Morning」「十字路」「へヴン」「さみだれ(LIVE)」「遠くへ」

こうして並べると、パーティソングや楽しいポップソングは皆無。
マジメっていうか自問自答系というか「闘う」系の曲が多いですね(^^;)ゞ
あと、「漂う系」の長い曲が。会社の行き帰りに聴くから、こういう選択になるな。

元春は何度も聴いてカラダに染み付いてるので今更サムデイやアンジェリーナは聴かない。
でも「約束の橋」はずっと苦手だったけどライブを通じて少しづつ仲良くなれたので
今年はよく聴いたな。
そして「誰も気にしちゃいない」、此処で描かれた世界のどうしようの無さは今も変わらない。

いろんなオンガクに触れたけど、今年のこの曲というとカネの「遠くへ」かな?
喪失、別れ、再会への誓いを真っ直ぐ歌い上げた歌。
この歌を聴くと仙台の空を想い出して知らず知らずに涙が溢れて拳を握りしめてる。
直枝さんはいつだって「怖いけど混乱してるけど逃げないで立ち向かう」歌を歌う。
だから好きだし信用できる。それは元春も同じだけど。

七尾クン、くるりのニューアルバムはホントにはまった。
FISHMANSはこれからも聴くだろう。佐藤クンの歌は生きていくうえで絶対必要。
ここには書いてないが大友良英、コレクターズ、大切なアーティストはイッパイいる。

来年のライブ1弾は1月5日七尾旅人@渋公。ソロライブは初めてなので楽しみ♪
その後はPatti Smith、コレクターズ&ブラフマン。2月は元春ライブもある。
来年もオンガクとのステキな出逢いがあるとイイな。

コメント