「ダイナマイトで火をつけろ!」で会場は一気にヒートアップ。
Yo-Kingが叫ぶ。「火をつけろ!」「ぶっ殺せ!」。
KyOnさんが青いギターをかき鳴らし前にずんずん出てくる。
玉ちゃんがストラトレッドをふり回す。どんとのロックが炸裂した瞬間だった。
「Soul Of どんと」7年目。会場はいつもの渋谷AXに戻った。メンバーも一新。
客席は若い。ロックフェスでどんとを知っただろうヒトたち。
開場前、「どんと」のレア映像が流れる。海辺、動物園でどんとが独りで歌う。
曲が終わるたび拍手が起こる。どんとの映像に重なり、メンバーが登場。
KyOnさん歌う「ミュージック」で静かに始まった「SOD07」。
KyOnさんが「皆さんお忙しい中ようこそ。こんなグッドチャンスをナイスキャ~ッチ」
とおどけた仕草を交えながらメンバー紹介(^^;
キャラバンの演奏は若々しくみずみずしく、且つ熱かった。
うつみさんのボーカルは圧倒的。「絶体絶命」は最早オリジナル。
関西弁のトークを交えながら途中で「えーじゃないか」を叫びみんなで踊る。
玉ちゃんの「フォークの神様」。最後ストラトレッドを抱えながら爆走!!
玉ちゃんの激しいギターソロには若い衆も歓声を挙げてたのが嬉しかった。
KyOnさんの「カウボーイジャンキーブルース」にはビックリ!
KyOnさん透明なギターをエビぞりながら弾き倒す。
その後、KyOnさんが息を弾ませながらトーク。Pすけとの漫才には笑った。
チホさんの「波」。白いドレスで女神の様に美しいチホさん。
いつもはアンコールなのに中盤で演奏という思わぬ構成。
「どんとはウタになりマツリになりました」といい透き通った声で歌う。
「波は汚れていいのさ」の歌詞についてのエピソードは素晴らしいと思った。
友部さんはどんととのエピソードを珍妙なトークを交えながら語る。
どんとと一緒に書いた曲、そして「孤独な詩人」を独りで絶唱する。
「ウタちから」が凄い。・・・少し泣きそうになる。
kyOnさんから「ソウルおぶどんと初参加」と紹介された、ちとせちゃん。
小さくて可愛らしい。でも声は図太い。「あこがれの地へ」を「コブシ」回し絶唱。
声のちから・・・凄い。聞き惚れてしまった。
いよいよクライマックス。Yo-Kingが登場!
「夢の中」は、もうこのヒトの声以外考えられない。
KyOnさんの「玉ちゃん!」の声で玉ちゃんのストラトレッドが炸裂!
どんとがYo-Kingを誉めてたエピソードを紹介し続いては「マイバックページ」。
そして、「ダイナマイト!」。Yo-Kingは叫び、走りハープを鳴らす!!
KyOnさんと玉ちゃんのギターが吼える!!客席も踊る!
すげえよ!この風景、どんと見たら大喜びだよな、そう思うと少しせつない。
最後は当然「どんとマンボ」!!全員参加!メインボーカルはYo-King、
去年は竹中さん、今年はYo-Kingの独り舞台(笑。
チホさん嬉しそうに前で踊る。玉ちゃん、蘭丸、ラキタでギターソロを回す。
KyOnさんがオルガンをキモチよさそうに弾く。ひたすら続くウタと演奏。
大歓声の中、チホさんが感謝の挨拶をし、メンバー握手して去っていく。
そこに「どんと」の「カーニバル」の映像と歌声が重なる。
客席手拍子で応える。映像が消えても歌声が消えても拍手は鳴り止まない。
チホさんとKyOnさんがまた挨拶に出てくる。何度もお辞儀する。
チホさん「今年は新しい形になったの不安だったけど沢山集まってくれて
ありがとう!来年もまたここで会いましょう!」
KyOnさん「来年も皆さん、グッドチャンスをナイスキャーッチ!」
最後にKyOnさん「誰かさん」みたいにマイクを客席に向けて(笑・・終わり。
いいライブだったな~。定番の曲「魚ごっこ」も「フラワーマン」も「見返り不美人」も
「橋の下」も「ニカラグア」も無かったけど・・・
どんとを身近に感じる親密でリラックスしたイイライブでした。
ここ数年「どんとのウタ」を楽しんでて、あまりシンミリすることなかったけど
何か今年は久しぶりに色々感じて・・せつないような哀しいような気分にも。。
どんとが「情報化」して7年。「Soul Of どんと」もあたらしくなりました。
せつなく哀しいのは僕が知ってる「SOD」が変わりつつあるから?
でも、それはイイことなんだと想う。
あたらしい「SOD」の誕生に、おめでとう。そして、ありがとう。