毎朝、会社に出掛ける前に父にお線香をあげお祈りしている。
会社の仕事の帰り、電車の中でオンガクを聴きながら父を想う。
ボクの父は大きな製薬会社で研究者としてかなりの地位を築いた。
その仕事は高く評価され、部下も結構多くいたようだ。
ボクは、父が働いている姿を見たことはないし、まして
父がどんな仕事をしていたか?どんな苦労をしてその地位を得たか?
について全く興味も関心もなかった。
今・・・自分が40代を迎え色んな仕事をしていて・・・
ウンザリすること、ゲンナリすることがたくさんあって・・・
仕事人としての父がどんなヒトだったか知りたいと想う。切に想う。
けっして人付き合いが上手いとは思えない父が上司としてどんなヒトだったのか?
ボクと同様、仕事で腹立ったり、むかついたり、がっかりすることあったのか?
会社に行くのがたまらないほどイヤだったことはあったのか?
会いたくないヒト、話したくないヒト、見たくない顔・・・があったのか?
父は自分の仕事のことをほとんど話さないヒトだった。
自分の自慢話や会社のヒトの悪口をほとんど言わないヒトだった。
オレとは大違いだ。。。。
父が生きている間、仕事のことで話したことなんかなかった。
仕事についてなにかを相談するなんてなかった。
今・・・父と・・・「仕事」について、話してみたいと想う。たまらなく。
貴方は仕事の何に喜び、何に悩んでたんですか?
貴方は仕事を好きでしたか?嫌いでしたか?
部下を持って、責任感やプレッシャーに潰されそうになりましたか?
理想と現実のギャップに失望することはありませんでしたか?
仕事や会社をやめたいと思うコトはありませんでしたか?
もっと・・・話しておくんだったな・・・
もっと・・・聞いておけばよかったな・・・
今後も、こういうこと考えそうだな。
自分と同年齢のとき・・・父が何を考え生きてきたか・・・を。
その答えを・・・最早知ることはできないけど・・・・・・・・。