僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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一周忌

2008年04月29日 | 日々の泡(日記)
今日は父の一周忌。
早起きして京都に行って来ました。

GW初日だけど東京駅は空いている。
新幹線の中で食べようと「グランスタ」でおにぎりをゲット。
嫁は「鯛めし」を、ボクは「柚子ホタテ」を喰う。美味しくて二人とも満足(^^;
ボクは仕事疲れですぐ居眠り。

京都は晴天。駅からタクシーで父が眠っている霊園に向う。
霊園で母、兄、妹夫婦、姪と落ち合う。姪は相変わらず無邪気に飛跳ねている。
皆でお墓の周りを掃除する。

空は高く陽気は最高。草木もキレイ。


その後、一周忌が開始。和尚さんがお経を上げ家族で焼香。
その後、和尚さんが法話を聞かせてくれる。
「最近世の中の家族は罵り合ったり、殺し合ったりするけど、お父さんは
今日は皆さんの近くに帰って来るのでお互いに誉め合いましょう」との事。

その後、父のお墓の前で再度お経を上げ皆でお祈り。
母が相変わらず天然ぶりを発揮。無邪気なヒトだ(^_^;)

お墓の前に父の写真を置く。50歳位のときの写真?若くてイイ表情をしてる。
写真の父に語る。「毎日どうしようもないことばかり。どうすればイイ?」
父は「オマエはバカだな?」と云って笑ったような気がした。

そうだった。父は生前いつも「オマエはバカだな」と云って笑ってた。
そのときはムカついたりしたけど・・・今となっては懐かしい。

その後はタクシーで予約していた料亭に移動し昼食。手をかけた懐石料理に舌鼓を打つ。

戸外の緑が本当にキレイ。
今週京都の実家に父の昔の会社の同僚が訪問し母と父の想い出話に花が咲いたとの事。
同僚の方が話した父の人となりは、ボクが全然知らない「父」だった。

責任ある地位についたとき父が悩んでた話、会社で後輩の面倒見が良かったこと。
初めて聞いた。ボクの知らない父の「姿」。

そして「現在(いま)」の自分が、若き日の父と同じ様な事に悩み考えてること。
そのことに・・・なんともいえない感慨を持った。



食後、料亭の周りを皆で散歩し写真を撮る。皆穏やかに笑ってる。
その後、ボクと嫁は家族に別れを告げ京都駅から新幹線で東京に戻る。

電車の中で酒盛り(^^;)ゞボクはミョーに疲れてまた眠り込む(笑)
東京駅に着いて、「さて晩御飯は?」との事で行きしなに寄ったおにぎり屋
でまたおにぎりをゲット。
嫁は相当「鯛めし」を気に召したらしい。ということで僕も鯛めしを購入。

一周忌。無事終りました。ココロ穏やかに、安らかに。
父が亡くなって・・・もう1年。
「悲しい」とか「寂しい」という感情は最早ない。

でも時々・・・どうしようもない後悔が自分を襲うことがある。今日もそう。

父が亡くなった後・・ボクの知らない父の横顔を人づてに色々聞いてる。
ボクは父とほとんど話さない息子だった。
仕事の相談もしない、趣味の話もしない。通り一遍の話ばかり。
だから・・父がホントはどんなヒトだったか?分からない・知らない部分がかなりある。
父が亡くなった後、他人から「ボクの知らない父」の話を聞かされると少しセツナイ。
もっと話しておけば良かった。もっと父のホンネを聞いておけばよかった。
今更・・・そう思う。

父のいうとおりホント「バカ息子」だな。今更ながら、そう想う。ホントに。

でも、バカはバカなりにやっていくしかない。
明日から・・・またいつもどおり・・行きましょう☆

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