最近、NHKで矢鱈手塚治虫さんの特集をしている。それを見てて思い出した。
今年は手塚さんが亡くなって20年。しかも2月9日は手塚さんの命日。
・・・すっかり忘れてた。
20年前もそうだったな。手塚さんの逝去を知ったのは亡くなったずっと後のこと。
そのニュースを知らなかったのは・・かなり悲しく寂しいことだった。
今は年齢のせいか、漫画も読まなくなった。特定のファンの漫画家もいない。
そして・・・手塚さんほど熱中して読む漫画家ももういない。
勿論、今活躍してる作家にも素晴らしい人はいる。
でも、云っちゃあ悪いが何て言うか幅が狭い、毎回似たようなモノばかり。
読んでてパターンが読めるというか、先が読めるというか。
ワクワクドキドキ感がない。勿論、そうじゃない人もいるけど。浦沢直樹さんとか。
とはいっても・・・手塚さんも全作品が素晴らしいわけじゃない。
駄作もあったと思う。中途半端に終った、未了の作品も数知れず。
手塚さんを神格化する積りは無い。それは当然、「基本的原則」だ。
今回のNHK特集を幾つか見た。生前の手塚さんの姿。
作品を描く、TVに出る、海外のイベントに出る、講演をする。ホントよく働く。
病気で入院してからも描いていた、「仕事をしたい」って云ってたことに吃驚。
オレはやだな~。死ぬ間際にまで仕事したくない。
嫁や知り合いとノンビリ過ごしたい(^^;
手塚さんにとって「漫画=仕事」じゃなかったんだろう。
伝えたいこと、言いたいこと、山ほどあって時間が幾らあっても足りなかったんだろう。
今回の特集は、手塚さんの作品論もチャンとしてて納得。
やたら「夢」だの「理想」だの「ヒューマニズム」で手塚さんを語らない姿勢に好感。
手塚さんが亡くなった後に評論家やファンが語ったあの美辞麗句のオンパレード。
あれは本当に怒りを覚えた。虫唾さえ感じた。
「オマエ等絶対、チャンと作品読んでないだろ!テキトーに話してるんじゃねーよ!」
何度そう思ったことか。
今回は手塚さんの作品を愛する人たちがチャンと手塚さんの作品を語ってた。
手塚さんの「陽の部分」のみならず「闇の部分」にもチャンと目を向けてた。
やっと「正しく評価」してくれてる・・それが嬉しかった。
全巻そろえてた「ブラックジャック」も「ブッダ」ももう手元にはない。
引越しを繰り返すうちにどっか行っちゃったな。
今、ウチにあるのは「MW」と「シュマリ」だけ。
今の若い人や子供たちって手塚さんの漫画は読むのだろうか?
もし、読んだことがないなら是非読んでほしい。
そこには全てがあるから。人間の素晴らしさ、くだらなさが全部描かれているから。
争いや戦争やイジメへの拒絶がさり気なく、でも断固として描かれてるから。
何より・・・弱者の視点を学べるから。
手塚さんの作品を読んでいれば・・・人間としてイケナイことをしたくなったとき・・
何らかのブレーキが働く・・・きっとイケナイ自分を押しとどめてくれる。
大袈裟かも知れないけど・・手塚さんの作品にはそれだけの力がある。
そう信じている。
銭ゲバみたいな古いマンガを原作としたドラマが放映されている現在、
ぜひ手塚さんの大人向けの作品を原作としたドラマを作ってほしい。
「陽だまりの樹」とか「アドルフに告ぐ」「きりひと讃歌」みたいな
シリアスでハードな作品を映像化できる・・・
そういう気概あるクリエイターの登場を期待したい。
今年は手塚さんが亡くなって20年。しかも2月9日は手塚さんの命日。
・・・すっかり忘れてた。
20年前もそうだったな。手塚さんの逝去を知ったのは亡くなったずっと後のこと。
そのニュースを知らなかったのは・・かなり悲しく寂しいことだった。
今は年齢のせいか、漫画も読まなくなった。特定のファンの漫画家もいない。
そして・・・手塚さんほど熱中して読む漫画家ももういない。
勿論、今活躍してる作家にも素晴らしい人はいる。
でも、云っちゃあ悪いが何て言うか幅が狭い、毎回似たようなモノばかり。
読んでてパターンが読めるというか、先が読めるというか。
ワクワクドキドキ感がない。勿論、そうじゃない人もいるけど。浦沢直樹さんとか。
とはいっても・・・手塚さんも全作品が素晴らしいわけじゃない。
駄作もあったと思う。中途半端に終った、未了の作品も数知れず。
手塚さんを神格化する積りは無い。それは当然、「基本的原則」だ。
今回のNHK特集を幾つか見た。生前の手塚さんの姿。
作品を描く、TVに出る、海外のイベントに出る、講演をする。ホントよく働く。
病気で入院してからも描いていた、「仕事をしたい」って云ってたことに吃驚。
オレはやだな~。死ぬ間際にまで仕事したくない。
嫁や知り合いとノンビリ過ごしたい(^^;
手塚さんにとって「漫画=仕事」じゃなかったんだろう。
伝えたいこと、言いたいこと、山ほどあって時間が幾らあっても足りなかったんだろう。
今回の特集は、手塚さんの作品論もチャンとしてて納得。
やたら「夢」だの「理想」だの「ヒューマニズム」で手塚さんを語らない姿勢に好感。
手塚さんが亡くなった後に評論家やファンが語ったあの美辞麗句のオンパレード。
あれは本当に怒りを覚えた。虫唾さえ感じた。
「オマエ等絶対、チャンと作品読んでないだろ!テキトーに話してるんじゃねーよ!」
何度そう思ったことか。
今回は手塚さんの作品を愛する人たちがチャンと手塚さんの作品を語ってた。
手塚さんの「陽の部分」のみならず「闇の部分」にもチャンと目を向けてた。
やっと「正しく評価」してくれてる・・それが嬉しかった。
全巻そろえてた「ブラックジャック」も「ブッダ」ももう手元にはない。
引越しを繰り返すうちにどっか行っちゃったな。
今、ウチにあるのは「MW」と「シュマリ」だけ。
今の若い人や子供たちって手塚さんの漫画は読むのだろうか?
もし、読んだことがないなら是非読んでほしい。
そこには全てがあるから。人間の素晴らしさ、くだらなさが全部描かれているから。
争いや戦争やイジメへの拒絶がさり気なく、でも断固として描かれてるから。
何より・・・弱者の視点を学べるから。
手塚さんの作品を読んでいれば・・・人間としてイケナイことをしたくなったとき・・
何らかのブレーキが働く・・・きっとイケナイ自分を押しとどめてくれる。
大袈裟かも知れないけど・・手塚さんの作品にはそれだけの力がある。
そう信じている。
銭ゲバみたいな古いマンガを原作としたドラマが放映されている現在、
ぜひ手塚さんの大人向けの作品を原作としたドラマを作ってほしい。
「陽だまりの樹」とか「アドルフに告ぐ」「きりひと讃歌」みたいな
シリアスでハードな作品を映像化できる・・・
そういう気概あるクリエイターの登場を期待したい。