僕と猫のブルーズ

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3回忌

2009年03月14日 | 日々の泡(日記)
今日は父の3回忌。命日は五月だけど今年は早めにする事に。
朝早く起きて新幹線で京都に。外は大雨。
横浜に住んでる兄、滋賀に住んでる妹夫婦とは霊園で現地集合。

今回、京都に行く目的は2つある。1つは「父の3回忌」。
もう1つ・・・今京都に住んでいる母が実家を処分して近所にある
ケアサービス付きのマンションに引っ越すことに。で現地を見ることに。

霊園につくとそこも大雨。これで無事法要出来るか心配になる。


そのうち、兄、母、妹夫婦+姪が集合。途端に晴れる。
さっきまでの豪雨がウソのよう(・_・!)
母の魔力か?亡くなった父の人徳か?

法要は静かに進む。1周忌のときはまだ「いなくなった痛み」が残ってた。
でも・・・今はもう「父がいない」のが当たり前。静かに迎えた。
父のお墓にお花や線香を捧げる。
父に「相変わらずドタバタだよ」と話しかける。
「バカだな、オマエは」という声が聞こえたような気がした。
そう、オレは相変わらずバカです。このバカは一生治りません。(^^;)ゞ

法要が終った後は近くの料亭でランチ。筍を使った料理が絶品。
お庭が素晴らしく写真を撮る。


実家に戻り母が住むマンションのパンフレットを見る。
その後、実際に現地に行って見る。
設備、ケアとも配慮が行き届いたもので安心。
母は自分の住む部屋を見て無邪気にはしゃぐ。

そこで家族と別れて京都駅に。新幹線に乗って東京に戻る。
京都駅で買った「近江牛巻き寿司」で晩御飯。とっても美味い!
そのうち、嫁もボクも疲れで眠ってしまう。

フと目覚めると嫁はまだ寝てる。持ってきた祥子さんのCDを聴く。
母の引越し、実家の処分について・・・いろいろ考える。
自分の育った家が無くなることは・・・少しさみしい。

でも・・オレにそんなことを云う資格は無い。
15年前に東京に来てからほとんど実家に戻っていない。
実家を棄て、実家から逃げて来たオレに「さみしい」なんて云う権利は無い。

母も色々考えて決めたこと。自由に楽しく堂々と生きてくれればイイ。
オレも自分勝手にやって来た。もう帰る場所は別にある。
いまさら「実家がなくなるのがさみしい」なんて云えた義理じゃない。

祥子さんの唄を聴きながら・・・何か泣きたくなった。
あそこから・・・遠い場所に来てしまったな。ホント遠くなった。

嫁が目を醒ました。唐突にオモシロいことを言い出す。
あまりに唐突な内容に大爆笑\(T▽T)/
このコは・・・ホントに愉快なパンダさんだ(^_^;)

そう、オレには帰る場所がある。母にもあたらしい場所ができる。
それでイイじゃないか。
オレにはこんなにオモシロいパンダがいるし。
なにも悲しむこともさみしがることもない。
すべてはOK。これでいいのだ。

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