3連休。土曜日は都内であった震災関連のイベントに参加した。
「てつがくカフェ@せんだい×TOKYO」
http://tetsugaku.masa-mune.jp/
311を切っ掛けに仙台で始まった所謂「語り場カフェ」。
実はこのイベントの存在はずっと前からチェックしていた。
「311」について誰かと話したいキモチがあって、「語る場」が無いか
チェックしていたらこのイベントを見つけたが・・生憎仙台のみの開催。
でも今年から東京でも開催。良い機会だと思い参加しました。
会場は練成公園の中にある千代田アートギャラリー。
地下鉄を出た後、迷って(^^:・・かなり遠回りして到着。


主宰者スタッフは5人程度。東京の人、埼玉の人、仙台から来てる人も居る。
参加者は10人程度。若いヒトが多い。
ファシリテーターは主宰者の女性。終始穏やかに進行してくれたので緊張せず話せた。
今回のテーマは「震災を語る資格?」。重いタイトルだ。
先ず今回のテーマ「震災を語る資格?」について参加者が意見を自由に話す。
次にそこからキーワードを拾い、最後に1つ問いを決めて焦点をあてて話し合うという進行。
以下、備忘録を兼ねて各自の意見や思った事を列記します。
1.震災を語る資格
①東京に住んでて大した被害を受けてない自分に「語る資格」があるか
②東北に何度も行って色々見たが「語る自信」が未だ無い。
何かを語ったとしても「それって真実か?」ともどかしさを感じる。
③誰に何を語るのか?
④語る「資格」は誰にでもある。感じたことは誰でも語れる。問題は「共有」できるか?
⑤「伝える」と「語る」は違う。「伝える」は事実を伝えること。
「語る」は自分の感想や想いを表現すること。
2.キーワード
①「語る」とは何?言葉で伝える。意志を込める。キモチを込める。
②語る主体は「個人」。客観性は無くても良い。
③実際に知っていること、見たことでないと語れない。
では「経験していない」と語る資格は無いのか?
④時間、空間、距離感
3.問い
①語ることで共感できるか?何を語るのか?何を以て語るのか?
②語ることで何を埋めたいのか?語ることのゴールは何か?
③なぜ震災を語る資格が問われるのか?
→「③」をセッションテーマに決める。
4.なぜ震災を語る資格が問われるのか?
①他県から来た人で「阪神大震災を経験してる」とか
「ボランティア何回も来てる」を言う人がいるけど「だから何なの?」と思う。
②①は「共感したい」という意志表明ではないか?
③「同じような経験をしてる」「現地に行ってる」を話すのは「怖い」から。
第三者が当事者に話すときどう話してよいのか不安がある。
だから「コミュニケーションの糸口」を模索する。
④東京に住んでいても311で喪ったものがある。
他者に語ることで「311で喪った自分のアイデンティティ」を取り戻したい。
⑤ゴールは矢張り他者との「共感」だと思う。


議論は白熱したが残念ながら時間切れ。
参加者は積極的に意見を出してたし相手の意見を否定しない。
ファシリテーターは進行を急がず、仙台スタッフの議論を波立たせる(笑)
ツッコミもオモシロかった。
今日の一連の流れ、何となく元春の「ソングライターズ」を思い出した。
あれも元春がファシリテーターとなって参加者が自由に伸び伸びと意見交換ができた。
今日もそう、ファシリテーターが沈黙を怖がらずゆっくりと進めてくれたおかげで
キモチよく話せた。
若い参加者も臆すること無く堂々と意見を述べていて好感が持てた。
一旦議論が終わった後、残ったメンバーでフリートーク。
「311を切っ掛けに失恋した」「それも被害では?」
「経験したことしか話せないならボク等は戦争についても話せなくなる」
「経験=すべてならアーティストは何も歌えない」等々、色々話した。
ボクは幸い音楽友達と311について色々話す機会を持てている。
でもほかの参加者は日常生活の中でそれほど話す機会は無いのだろう。
皆さん、葛藤や逡巡を抱えながらも「自分の想いを語ろう」としていた。
それが素晴らしかった。
ボク自身は「語る資格が自分にあるか?」はワカンナイ。
東北には何度も行っている、色んな場所の被災状況は見てる。でも、だから何だ?
被災した方の本当の痛みを分かっているか?なんて言い切れない。
いや・・・多分分かってないんだろう。
でも、行って見て・・・こういうネット上でその体験を書き綴る。それはやめない。
黙っていたって何も変わらない。間違えようが勘違いしていようが、まずは語ること。
自分がこの眼で見てきたことを書き記すこと。そこから何かが始まるはずだ。
そう信じたい。
刺激的な時間だった。次回は11月開催。タイミングが合えば是非参加したい。
お休みの間、ヨモちゃんは矢鱈甘えっこ♪
嫁@パンダはウチにいるのがウレシイのか嫁にベッタリ(T▽T)
明日からまた仕事。「話したくない人」だらけだけど諦めて必要なだけは話します。(゚゜)\バキ☆

「てつがくカフェ@せんだい×TOKYO」
http://tetsugaku.masa-mune.jp/
311を切っ掛けに仙台で始まった所謂「語り場カフェ」。
実はこのイベントの存在はずっと前からチェックしていた。
「311」について誰かと話したいキモチがあって、「語る場」が無いか
チェックしていたらこのイベントを見つけたが・・生憎仙台のみの開催。
でも今年から東京でも開催。良い機会だと思い参加しました。
会場は練成公園の中にある千代田アートギャラリー。
地下鉄を出た後、迷って(^^:・・かなり遠回りして到着。


主宰者スタッフは5人程度。東京の人、埼玉の人、仙台から来てる人も居る。
参加者は10人程度。若いヒトが多い。
ファシリテーターは主宰者の女性。終始穏やかに進行してくれたので緊張せず話せた。
今回のテーマは「震災を語る資格?」。重いタイトルだ。
先ず今回のテーマ「震災を語る資格?」について参加者が意見を自由に話す。
次にそこからキーワードを拾い、最後に1つ問いを決めて焦点をあてて話し合うという進行。
以下、備忘録を兼ねて各自の意見や思った事を列記します。
1.震災を語る資格
①東京に住んでて大した被害を受けてない自分に「語る資格」があるか
②東北に何度も行って色々見たが「語る自信」が未だ無い。
何かを語ったとしても「それって真実か?」ともどかしさを感じる。
③誰に何を語るのか?
④語る「資格」は誰にでもある。感じたことは誰でも語れる。問題は「共有」できるか?
⑤「伝える」と「語る」は違う。「伝える」は事実を伝えること。
「語る」は自分の感想や想いを表現すること。
2.キーワード
①「語る」とは何?言葉で伝える。意志を込める。キモチを込める。
②語る主体は「個人」。客観性は無くても良い。
③実際に知っていること、見たことでないと語れない。
では「経験していない」と語る資格は無いのか?
④時間、空間、距離感
3.問い
①語ることで共感できるか?何を語るのか?何を以て語るのか?
②語ることで何を埋めたいのか?語ることのゴールは何か?
③なぜ震災を語る資格が問われるのか?
→「③」をセッションテーマに決める。
4.なぜ震災を語る資格が問われるのか?
①他県から来た人で「阪神大震災を経験してる」とか
「ボランティア何回も来てる」を言う人がいるけど「だから何なの?」と思う。
②①は「共感したい」という意志表明ではないか?
③「同じような経験をしてる」「現地に行ってる」を話すのは「怖い」から。
第三者が当事者に話すときどう話してよいのか不安がある。
だから「コミュニケーションの糸口」を模索する。
④東京に住んでいても311で喪ったものがある。
他者に語ることで「311で喪った自分のアイデンティティ」を取り戻したい。
⑤ゴールは矢張り他者との「共感」だと思う。


議論は白熱したが残念ながら時間切れ。
参加者は積極的に意見を出してたし相手の意見を否定しない。
ファシリテーターは進行を急がず、仙台スタッフの議論を波立たせる(笑)
ツッコミもオモシロかった。
今日の一連の流れ、何となく元春の「ソングライターズ」を思い出した。
あれも元春がファシリテーターとなって参加者が自由に伸び伸びと意見交換ができた。
今日もそう、ファシリテーターが沈黙を怖がらずゆっくりと進めてくれたおかげで
キモチよく話せた。
若い参加者も臆すること無く堂々と意見を述べていて好感が持てた。
一旦議論が終わった後、残ったメンバーでフリートーク。
「311を切っ掛けに失恋した」「それも被害では?」
「経験したことしか話せないならボク等は戦争についても話せなくなる」
「経験=すべてならアーティストは何も歌えない」等々、色々話した。
ボクは幸い音楽友達と311について色々話す機会を持てている。
でもほかの参加者は日常生活の中でそれほど話す機会は無いのだろう。
皆さん、葛藤や逡巡を抱えながらも「自分の想いを語ろう」としていた。
それが素晴らしかった。
ボク自身は「語る資格が自分にあるか?」はワカンナイ。
東北には何度も行っている、色んな場所の被災状況は見てる。でも、だから何だ?
被災した方の本当の痛みを分かっているか?なんて言い切れない。
いや・・・多分分かってないんだろう。
でも、行って見て・・・こういうネット上でその体験を書き綴る。それはやめない。
黙っていたって何も変わらない。間違えようが勘違いしていようが、まずは語ること。
自分がこの眼で見てきたことを書き記すこと。そこから何かが始まるはずだ。
そう信じたい。
刺激的な時間だった。次回は11月開催。タイミングが合えば是非参加したい。
お休みの間、ヨモちゃんは矢鱈甘えっこ♪
嫁@パンダはウチにいるのがウレシイのか嫁にベッタリ(T▽T)
明日からまた仕事。「話したくない人」だらけだけど諦めて必要なだけは話します。(゚゜)\バキ☆
