僕と猫のブルーズ

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元春&COYOTEBAND「BLOOD MOON」ツアー@新宿ReNY

2015年08月05日 | 佐野元春
先月発表された元春のニューアルバム「BLOOD MOON」。
すっかりへヴィーローテーション。歌詞は苦く重い。でも力溢れる作品。
元春の歌、バンドのサウンド。開き直りを感じる。聴いてるうちに知らずに拳を握ってる。
そんな元春のニューアルバムツアー。ボク等は2日目新宿Renyに行きました。

Renyは初めて行くハコ。キャパは800人程度?嫁@パンダ、友人と並んで見た。

まだツアー中なのでネタばれは最低限で。
思わぬ曲でスタート。アレンジがまたへヴィー。でもカッコいい!一気にテンションが挙がる。
前半はここ最近のアルバムから数曲。いずれも深沼クン、アッキーのギターをフューチャー。
エレキギター大好きなボクには嬉しい構成。
「BLOOD MOON」の曲がいずれもライブ映えしてカッコいい。
ここでもエレキギターを全面的にフューチャー。
アッキーが楽しそうにギターを弾いてる。フカヌーが挑発するように前に出てくる。
シュンスケが腕をブンブン振り回す。メンバーが凄く活き活きしてる。
新作はへヴィーな曲が多いが元春もバンドも笑顔で超ご機嫌。
「絶望に満ちた歌を笑顔で歌う」、それってとてもステキなことだと思う。

ボクのお気に入りのあのハードロックナンバーも演奏された。
鋭利なコトバがまるでマシンガンの様に放たれる。
オレは踊らず、ひたすら元春を視た、歌を聴いた、オトに向かい合った。
元春のコトバとエレキギターにひたすら撃たれる。その中で想った。
元春が告発する・・・「誰か」って誰だ?
・・・・オレはその中に居ないよね?
・・・・オレには関係ないよね?
・・・・オレには責任ないよね?
一瞬、元春から「キミだけ無事でいられると思うなよ」と言われた気がした。

後半は旧い曲を演奏。どれも早い!高速アレンジ。
単なるヒットパレードじゃなく、ニューアルバムとの繋がりがある曲ばかり選ばれていた。
アンコール、思わぬ曲の演奏。そして最後はヒット曲。
一緒に歌ってライブに流れるストーリーが見えた。
夢が破れたって世界が壊れたってこれまでのキミもこれからのキミもダイジョウブだ。
元春からそう言われた気がした。
ライブはここで終了。たった2時間、でも濃密な瞬間(とき)に立ち合えた。満足。

ライブ後は友人と呑み会。ライブの感想を楽しく話す。ああ、愉しかった。

今朝も「BLOOD MOON」を聴いて出社。聴いてると自分の中の何かが覚醒する感じ。
「キミだけ無事で済むと思うなよ」か・・・分かってるって。
こんな歌を聴かされたら逃げるワケには行かねーじゃないか。
逃げねーよ。「境界線」なんて無くてイイ。いつかぶっ壊してやるぜ。
なぁヨモちゃん☆

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