週末は毎年恒例東京芸大の藝祭に嫁と行ってきました。
学生制作の神輿が相変わらず素晴らしい。ベラボーで笑える。
展示の量が半端なく多いので2日間掛けて見た。
嫁@パンダは涼しい顔で次から次に見ていくがワシは暑さに負けてヘトヘト。
それでも昨年は途中でやめた絵画棟を今回は全部見れたV(^^)
2日目は台風のため予定を切り上げ早目に片づけたのが残念。来年も是非行こう。
日曜日夜から関東を台風が直撃。翌朝の電車は混乱状態。
幸いボクは、この日は夏休み。(゚゜)\バキ☆
午前中は資格試験の勉強をしていたが午後は映画を見に日比谷に。
目指すは草なぎ剛クン主演の映画「台風家族」。
草なぎクンがクズな男を演じるということで注目を集めてたが、
出演者新井浩文の不祥事で一旦公開延期。
今回、3週間限定だけど公開されたので行ってきた。
TOHOシネマズ日比谷に行ってきたが「台風家族」のポスターは何処にも貼ってない。
剛クンが正面を見据えてるあの絵はカッコよかったので撮りたかったなぁ。
剛クンの代わりに映画館前や中に居るゴジラを撮りました(^_^;
(物語)
ある地方都市の銀行にいきなり男女の強盗犯が現れ2000万円を強奪して逃走。
強盗犯の正体は街の中で葬儀屋を営む老夫婦。霊柩車ごと夫婦は行方不明となる。
10年後、老夫婦の自宅に両親の葬儀に参加するために子供たちが集まる。
葬儀と言っても両親の死体は見つかってない。形式的な葬儀をして遺産分配を話すため。
最初は法律に従って兄弟4人で4等分する話だったが、
長男の小鉄が「自分が多く貰いたい」と言い出し反対する弟と妹と口論になる。
そこに妹の恋人が現れ更に三男も登場し、遺産分配の話し合いは収拾つかない状態に。
更に後半には怒涛の展開が待っていた。
(以下、感想。結末には触れてませんが一部ネタバレあります)
前半は小鉄(剛クン)と次男(新井浩文)と妹(MEGUMI)、
更に小鉄の妻(尾野真千子)、娘(甲田まひる)、妹の彼氏(若葉竜也)の会話劇。
遺産相続を巡っての醜い言い争い(笑)。
ともかく小鉄がクズすぎる(笑)。
剛クンは嘗てTVドラマで色んなアウトローを演じてきた。
「任侠ヘルパー」「銭の戦争」「嘘の戦争」。でも彼等はアウトローでも一本筋が通ってた。
対して小鉄は唯のチャランポランなチンピラ。屁理屈をこねて金をくすね取ろうとしてる。
途中でのダンスのあまりの酷さに失笑した。これホントに剛クン?
こんな奴とは絶対つきあいたくない。(T▽T)
次男も妹も三男も似たようなモン。小鉄ほど酷く無いが皆自分の事しか考えてない。
妹と彼氏のあるシーンは名作「お葬式」を彷彿とさせて爆笑した。あれのパロディだよね?
他にもサイテーなシーンが盛り沢山。オレ笑いながら何度も「サイテー・ひでぇ」と呟いてた。
ただ・・・実はオレ、こういう映画が大好きなんだ。
サイテーの奴、道を外れた奴が欲望むき出しで暴れまくる。
「ソレダケ」もそうだし「友罪」もそう。西川美和の一連の作品もそう。
ダメな奴らが必死に足掻いて、幸福を手に入れようと泥まみれになって頑張って・・
でも結局は大してシアワセになれない。待ってるのは絶望と失笑と微かな希望だけ。
でも、それってイイじゃん、オレそういう奴らが大好き(実生活で付合いたくないが)
清く正しいヒーローが努力して成功を手に入れる。敵を倒して栄光の座につく。
そんな「美しい正しい映画」なんぞ見たくない。
サイテーサイアクの奴が血にまみれて手を汚してやっと何とか生きてる。
そういう方が好きだ。
この映画に出てくる小鉄も兄弟もサイテーだ。でも見ててイヤな気分になれない。
嫌いになれない。
逆に、あそこまでホンネで話せる小鉄を羨ましいと思った。
あんな風に言い合える兄弟を羨ましいと思った。
オレ、血が繋がった家族の前で罵詈雑言なんて絶対言えない。ホンネなんか吐かない。
汚いホンネや醜いコトバなんて誰も聞きたくないだろう。なら、それは胸に仕舞う。
物語が進み少しづつ、それぞれの事情が明かされる。小鉄がお金にこだわった理由も。
そして。。後半の怒涛の展開。
奇想天外な展開にアタマがついていけてない。台風に巻き込まれた感じ。
物語の展開も登場人物の行動もよくよく考えると矛盾だらけ。ツッコミたい処だらけ。
でも、生き生きと走り回る小鉄を見てると、そんなのどーでも良くなった。
物語の整合性とか伏線回収とか、そんなんどうでもイイ。
小鉄とその家族が楽しそうに笑って走ってる。それだけで十分だ。
結末・・ああ、こう来たか。これ、ハッピーエンドと言ってイイのか?
ただ、最後も笑った。笑えた。それで・・・イイ☆
終ったあと、もう1度映画の内容を振り返りたいと売店でパンフを求めたら・・
何と売り切れ!残念!(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
まぁイイさ、何度でも自分の中で反芻してやるさ。
帰宅した後、ネットで情報集めて監督が「箱入り息子の恋」を撮った人と知った。
あの映画もサイコーだったな。主人公の暴走っぷりがベラボーに素晴らしかった。
それは「台風家族」に通じるかも。
「台風家族」、数日経っても思い出してはニヤニヤしてる。
思い出すたびにあの一家がどんどん好きになる。
この映画傑作!とは言えないかも知れない。でもオレにとっては愛すべき作品だV(^^)
そして今回、剛クンが凄い役者だと改めて感じた。
やっぱり、この人高倉健や緒形拳の後を継げるよ。これからも色んな役で見たい。
50代、60代の剛クンがどんな役者になっているか楽しみだ☆
藝祭、「台風家族」とボクは愉しい週末を過ごせた。
ただ、世間はそうはいかない。台風で傷ついてる場所がある。
正直ボクは何もできてない。役に立ちそうな情報をTwitterで拡散する位だ。
もう少し状況が落ち着いたら募金をしよう。
千葉なら行ける距離なので観光・ボランティアも検討してみよう。
あの5人を見習って・・・自分もできることをしていきたい。
な、ヨモちゃん☆
学生制作の神輿が相変わらず素晴らしい。ベラボーで笑える。
展示の量が半端なく多いので2日間掛けて見た。
嫁@パンダは涼しい顔で次から次に見ていくがワシは暑さに負けてヘトヘト。
それでも昨年は途中でやめた絵画棟を今回は全部見れたV(^^)
2日目は台風のため予定を切り上げ早目に片づけたのが残念。来年も是非行こう。
日曜日夜から関東を台風が直撃。翌朝の電車は混乱状態。
幸いボクは、この日は夏休み。(゚゜)\バキ☆
午前中は資格試験の勉強をしていたが午後は映画を見に日比谷に。
目指すは草なぎ剛クン主演の映画「台風家族」。
草なぎクンがクズな男を演じるということで注目を集めてたが、
出演者新井浩文の不祥事で一旦公開延期。
今回、3週間限定だけど公開されたので行ってきた。
TOHOシネマズ日比谷に行ってきたが「台風家族」のポスターは何処にも貼ってない。
剛クンが正面を見据えてるあの絵はカッコよかったので撮りたかったなぁ。
剛クンの代わりに映画館前や中に居るゴジラを撮りました(^_^;
(物語)
ある地方都市の銀行にいきなり男女の強盗犯が現れ2000万円を強奪して逃走。
強盗犯の正体は街の中で葬儀屋を営む老夫婦。霊柩車ごと夫婦は行方不明となる。
10年後、老夫婦の自宅に両親の葬儀に参加するために子供たちが集まる。
葬儀と言っても両親の死体は見つかってない。形式的な葬儀をして遺産分配を話すため。
最初は法律に従って兄弟4人で4等分する話だったが、
長男の小鉄が「自分が多く貰いたい」と言い出し反対する弟と妹と口論になる。
そこに妹の恋人が現れ更に三男も登場し、遺産分配の話し合いは収拾つかない状態に。
更に後半には怒涛の展開が待っていた。
(以下、感想。結末には触れてませんが一部ネタバレあります)
前半は小鉄(剛クン)と次男(新井浩文)と妹(MEGUMI)、
更に小鉄の妻(尾野真千子)、娘(甲田まひる)、妹の彼氏(若葉竜也)の会話劇。
遺産相続を巡っての醜い言い争い(笑)。
ともかく小鉄がクズすぎる(笑)。
剛クンは嘗てTVドラマで色んなアウトローを演じてきた。
「任侠ヘルパー」「銭の戦争」「嘘の戦争」。でも彼等はアウトローでも一本筋が通ってた。
対して小鉄は唯のチャランポランなチンピラ。屁理屈をこねて金をくすね取ろうとしてる。
途中でのダンスのあまりの酷さに失笑した。これホントに剛クン?
こんな奴とは絶対つきあいたくない。(T▽T)
次男も妹も三男も似たようなモン。小鉄ほど酷く無いが皆自分の事しか考えてない。
妹と彼氏のあるシーンは名作「お葬式」を彷彿とさせて爆笑した。あれのパロディだよね?
他にもサイテーなシーンが盛り沢山。オレ笑いながら何度も「サイテー・ひでぇ」と呟いてた。
ただ・・・実はオレ、こういう映画が大好きなんだ。
サイテーの奴、道を外れた奴が欲望むき出しで暴れまくる。
「ソレダケ」もそうだし「友罪」もそう。西川美和の一連の作品もそう。
ダメな奴らが必死に足掻いて、幸福を手に入れようと泥まみれになって頑張って・・
でも結局は大してシアワセになれない。待ってるのは絶望と失笑と微かな希望だけ。
でも、それってイイじゃん、オレそういう奴らが大好き(実生活で付合いたくないが)
清く正しいヒーローが努力して成功を手に入れる。敵を倒して栄光の座につく。
そんな「美しい正しい映画」なんぞ見たくない。
サイテーサイアクの奴が血にまみれて手を汚してやっと何とか生きてる。
そういう方が好きだ。
この映画に出てくる小鉄も兄弟もサイテーだ。でも見ててイヤな気分になれない。
嫌いになれない。
逆に、あそこまでホンネで話せる小鉄を羨ましいと思った。
あんな風に言い合える兄弟を羨ましいと思った。
オレ、血が繋がった家族の前で罵詈雑言なんて絶対言えない。ホンネなんか吐かない。
汚いホンネや醜いコトバなんて誰も聞きたくないだろう。なら、それは胸に仕舞う。
物語が進み少しづつ、それぞれの事情が明かされる。小鉄がお金にこだわった理由も。
そして。。後半の怒涛の展開。
奇想天外な展開にアタマがついていけてない。台風に巻き込まれた感じ。
物語の展開も登場人物の行動もよくよく考えると矛盾だらけ。ツッコミたい処だらけ。
でも、生き生きと走り回る小鉄を見てると、そんなのどーでも良くなった。
物語の整合性とか伏線回収とか、そんなんどうでもイイ。
小鉄とその家族が楽しそうに笑って走ってる。それだけで十分だ。
結末・・ああ、こう来たか。これ、ハッピーエンドと言ってイイのか?
ただ、最後も笑った。笑えた。それで・・・イイ☆
終ったあと、もう1度映画の内容を振り返りたいと売店でパンフを求めたら・・
何と売り切れ!残念!(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
まぁイイさ、何度でも自分の中で反芻してやるさ。
帰宅した後、ネットで情報集めて監督が「箱入り息子の恋」を撮った人と知った。
あの映画もサイコーだったな。主人公の暴走っぷりがベラボーに素晴らしかった。
それは「台風家族」に通じるかも。
「台風家族」、数日経っても思い出してはニヤニヤしてる。
思い出すたびにあの一家がどんどん好きになる。
この映画傑作!とは言えないかも知れない。でもオレにとっては愛すべき作品だV(^^)
そして今回、剛クンが凄い役者だと改めて感じた。
やっぱり、この人高倉健や緒形拳の後を継げるよ。これからも色んな役で見たい。
50代、60代の剛クンがどんな役者になっているか楽しみだ☆
藝祭、「台風家族」とボクは愉しい週末を過ごせた。
ただ、世間はそうはいかない。台風で傷ついてる場所がある。
正直ボクは何もできてない。役に立ちそうな情報をTwitterで拡散する位だ。
もう少し状況が落ち着いたら募金をしよう。
千葉なら行ける距離なので観光・ボランティアも検討してみよう。
あの5人を見習って・・・自分もできることをしていきたい。
な、ヨモちゃん☆