僕と猫のブルーズ

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元春「ソウルボーイへの伝言」@川崎と「ロッキンクリスマス」

2019年12月17日 | 佐野元春
今週は元春&COYOTEBANDのLIVEに2回行きました。
1つ目は10月延期になった川崎LIVEの振替公演。2つ目は毎年恒例ロッキンクリスマス。
金曜日はハンバートハンバート@中野サンプラザにも行ったので平日3LIVEという状態に(T▽T)。
元春のライブレポ、1つ1つ書くとまた長くなるのでザっと雑感を(笑)。



それぞれのセットリスト(ロッキンクリスマスはツアー中なので要注意!)
○「ソウルボーイへの伝言」@川崎クラブチッタ12/16
1.ヤア ソウルボーイ、2.境界線、3.君が気高い孤独なら、4.ポーラスタア、5.私の太陽、
6.紅い月、7.いつかの君、8.La Vita E Valla、9.愛は分母、10.新曲、11.新しい雨、
12.純恋(すみれ)、13.禅ビート、14.優しい闇、
(アンコール1)
15.ガラスのジェネレーション(アコースティック)、16.インディビジュアリスト、
(アンコール2)
17.New Age

○ロッキンクリスマス@恵比寿ガーデンホール 12/18
1.世界は慈悲を待っている、2.ポーラスタア、3.バイ・ザ・シー、4.新しい雨、
5.純恋、6.境界線、7.愛が分母、8.みんなの願いがかなう日まで、9.純恋、
10.白夜飛行、11.君が気高い孤独なら、12.いつかの君、
13.太陽、14.レインボー・イン・マイソウル、15.クリスマスタイム・イン・ブルー、
16.La Vita E Vella、17.優しい闇、
(アンコール)
18.ヤングブラッズ、19.インディビジュアリスト、20.New Age、21.スターダストキッズ


どちらのLIVEも本編はコヨーテバンドナンバー中心の選曲。
ただ、ツアーとロッキンクリスマスでは微妙に選曲を変えてるのが嬉しい。
それにコヨーテ曲がCDとはアレンジが変わってた。ホボキンみたいに大幅に変えてないけど
「La Vita E Bella」のイントロが長くなってたり「私の太陽」のKeyソロが変わってたり
何よりフカヌーとアッキー2匹のコヨーテの咆哮(ギター)がホントに素晴らしい。
フカヌーのギターが度々ノイジーに響きまたアッキーのギターは華やか。
2日間とも見ながら思ったが、このままのオトで直ぐ録音してほしい!
新曲でも、旧曲のセルフカバーでも良いのでコヨーテの現在(いま)のオトを焼きつけて欲しい!
何度もそう感じた(^_^;

バンドの調子がサイコーということもあってか元春は超ご機嫌。トークも滑らか。
2日とも「愛の分母」を演奏する前にお茶目なトークを繰り広げた。
クラブチッタでは「ライブハウスなので小さい人は見えづらい?仕方ないね。
大きい人は小さい人を持ち上げてほしい。それが愛だ!愛が分母!」
ロッキンクリスマスでは「このライブは水エネルギーで開発した電気を使ってる。
イベンターの愛を感じる。愛が分母!」
何とも無理矢理なトーク(T▽T)。でも元春のライブがそれが楽しい。

それは他の曲でもそうだった。
ロッキンで2曲のクリスマス曲を演るとき児童合唱団が入ったのだけど
都度元春は「こどもたち!」と言って歌わせた。
いや元春、合唱団の名前紹介しようよ(^_^;
「La Vita E Vella」を歌う時「今年は災害が多かった。この歌を復興に頑張る人に捧げます」
と言って歌った。「MANIJUツアー」の仙台ライブでも同様の事を言っていた。
ユーモアだけでなく・・そういった優しさも元春のLIVEならでは。
新曲も傷ついた魂(ソウル)に寄り添うロッカバラードだったし(早期音源化熱望)

個人的にはロッキン2日目の中盤「太陽」「レインボー・・」からの流れにグッと来た。
1つのLIVEの中で太陽が登り虹を空に掛けて子供たちと鐘を鳴らし・・
同時に荒れた海を想い野蛮な闇からも目をそらさない。
「太陽」と「La Vita」が同じLIVEで歌われることに・・・撃たれた。
「太陽」は多分911が生んだ残酷な景色を描いている。「La Vita」は311が生んだ悲しみを描いてる。
どちらもオレの勝手な想い。その勝手な想いをこの2曲に重ねて泣きそうになった。
此処に来て良かった。この歌を聴けて来た甲斐があった。

勿論、シリアスな場面ばかりじゃない。楽しく愉快な場面も盛り沢山。
「クリスマスタイムインブルー」で元春と高桑がケンケンパーみたいなステップ踏んだの大笑い。
「インディビジュアリスト」ではメンバーが並んで走り出す。
シュンスケも走り出しキーボードの位置から飛び出して元春が笑ってたシーンにこっちも爆笑。
「New Age」では元春がお馴染みのポーズをして都度客席は湧く。

ロッキンクリスマスは「New Age」で終わる筈がスパムが煽り客席が赦さず
特別にもう1曲「スターダストキッズ」で拍手喝采の中終了。
今年(ボクが行く)最後の元春ライブを「カンパイ」で終われてよかった。

LIVEが終わって、この2日のライブについて色々考えた。
元春のLIVEはシリアスとユーモアが交錯する。色々想いながらも笑って踊れる。
シリアスな曲を聴いても重苦しい気分にならない。
逆に明るい曲や優しい曲を聴いても色々考えこんでしまう場面がある。
決して単純なロックンロールパーティじゃない(勿論R&RパーティでもOK)。
でも、これは元春のLIVEならではの楽しみだ。
だから、元春のLIVEに行くと凄く安心感がある。
毎度お馴染みの内容だからじゃない。色々変わるから。色んな物を見せてくれるから。
だから安心できる。信頼できる。
それはファンの贔屓目なんだろうか?だとしても構わない。
だって、もう30年以上聴いて20年以上LIVEに行ってる。佐野元春は特別なんだから。

来年は元春デビュー40周年。色々楽しい企画があるみたい。
コヨーテでNewアルバムも予定してるみたいだし2月はカフェボヘミア再現LIVEがある。
個人的にはホボキンで全国ツアーを希望する(笑)。

60超えたアーティストの現在(いま)にこれだけ楽しめて今後にも期待できるって幸せな事なんだろう。
2019の元春は色々楽しませてくれてた。感謝♪
2020の元春もたっぷり楽しませて貰いますよ☆


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