僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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その街のこども

2021年01月16日 | 日々の泡(日記)

ボクは京都出身。
兵庫の大学(大江千里、トヨエツが出身(笑))に通ってた。
大学時代は友人と神戸の街でよく呑んだ。

明日は1/17。26年前、阪神淡路大震災が起きた。
当時、ボクは東京で働いてて震災の様子をTVで見た。
神戸在住の兄の安否が分からず、当時はオロオロしてた。
でも、京都の両親、神戸の兄の無事を知ったら後は関心を失った。
兄の無事を確かめに神戸を訪れたが、
荒れ果てた街の風景が怖くて・・2度と訪れなかった。
関西出身、神戸は学生時代の思い出の街なのに何もしなかった。
さっさと・・・忘れた。

16年経って東北震災が起きてボランティアで通う様になって
ようやく、阪神大震災のことも考えるようになった。
あのとき、何もしなかった自分を悔いるようになった。
でも、未だに神戸にはいけない。いけてない。
東北には何度も行ったが、神戸に行くのは怖い。
未だに阪神大震災に対しては・・何もできてない。してない。

だから大好きな歌「満月の夕」も聴かなくなった。
何もしてない自分が1/17と3/11の日だけ
この歌を聴いて、何かした気になる、聴いたらサッサと忘れてしまう。
それは・・違う、絶対違う。

明日の1/17は日曜日だ。
実は去年、この日が休みなら深夜バスで神戸に行くことも考えていた。
神戸を訪れ歩き、追悼式典に参加することも考えていた。
残念ながらコロナで諦めたが。

今日の深夜BS・NHKでドラマ「その街のこども」が放映される。
明日、大阪十三シアターセブンで映画版が上映される。
https://www.youtube.com/watch?v=V0fpQFpgJYk

主演森山未来と佐藤江梨子は神戸出身で被災経験がある。
主人公2人は震災の被害を受けず震災後神戸を離れた。
その2人が15年ぶりに神戸を訪れて夜の街を歩く。
その姿に色々想った。
阪神大震災も東北大震災もボクは東京にいて何も失っていない。
でも、矢張り、それでも色々傷ついていたのだ。
この映画を見て、自分も傷ついたのだと。それを認めていいのだと思った。
(実際に被害を受けた方は怒るかもしれないが)

何度も見たドラマ。録画もしてる。でも今日も見ようと思う。
(深夜放送なので起きている自信は無いので・・録画して(^^;)
劇中、佐藤江梨子が演じる美夏はいう。
「(追悼式典に)それでも行かなアカンのです」と。

・・・ボクもそう。
このドラマ・・・ボクは見なくちゃイカン。見なくちゃダメなんです。

そして・・いつか・・いつの日か、神戸を訪れようと・・・思う。

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