僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

隣る人と輪になって~りんりんふぇす2023@南青山梅窓院

2023年03月11日 | 寺尾紗穂

コンサートラスト。ステージ上にはこの日の出演者全員が上がっていた。
寺尾紗穂さんがピアノを弾いて歌い出すはムッシューかまやつ「なんとかなるさ」のcover!
ゆうらん船VO内村、butagi、浜田真理子、そしてMarioが次々に歌う。
ソケリッサと川村亘平斎が踊ってる。ソケリッサがドタドタと踊ってる。
ボクは楽しくて笑ってた。愉しくて泣いてた。此処サイコーだ。

3月4日日曜日。りんりんふぇす2023開催。コロナ下ずっと延期が続いてて5年ぶりの開催。
ボクは2015年以来必ず参加してる大好きなイベント。即行で参加を決めた。
参加だけでなくクラウドファンディングにも参加した。何としてもこのイベントは実現してほしかった。
場所はお馴染み南青山梅窓院。
入り口前ではフードマーケットと炊き出し。大勢の人が集まり色んな国の人が居る。
子供連れ、若者、お年寄り、タイ人、ベトナム人、実に色とりどりの人々が集まってる。
普段行くロックLiveとは全く違う。それが・・・心地いい。

LIVEは寺尾紗穂さんから開始。大きなグランドピアノで弾語り。
穏やかな「一羽と二羽」からスタート。
でも、その後は「光のたましい」とウクライナ戦争をモチーフにした新曲。
ウクライナの子供が戦争が嫌で戦争の止め方をネットで検索しても出てこず最後は武器を探すという歌。

聴いててココロが痛む😢 心なしか歌う寺尾さんの声も震えてたような。
その後はソケリッサとの共演!去年別の場所で共演を見てるが「りんりんふぇす」での共演は特別だ。
「アジアの汗」での寺尾さんとソケリッサの共演を見て知らず知らずのうち泣いてた。そして笑ってた。

全部詳しく書いてるとトンでも無いのでその他の演者さんは簡単に(スミマセン<(_ _)>)
ゆうらん船。初めて見るが凄く惹きこまれた。残響感あるギターとピアノが実にイイ。また見たい。
川平亘平斎。この日唯一音楽でない演者。影絵で猿をモチーフにした物語。
光と影の使い方が実に素晴らしい。子供のウケは一番よかった☺
butaiji。七尾旅人がリスペクトするシンガーということで名前は知っていたが聴くのは初めて。
ギター弾語り。声力が凄いその場の空気を変える声。寺尾さんとの共演「中央線」素晴らしかった👏
最後は、浜田真理子+Marino。一時期聴いてた時があったがLiveを見るのは初めて。
ボクが好きな「恋ごころ」から始まったのは嬉しかった。
浜田さんと言えばcover。この日は「夜霧よ今夜もありがとう」。
浜田さんは「お客さんも一緒に歌って」と言ったが大声で歌うお客は居ない。その節度に好感を持った。
そしてMarinoさんの歌声もSAXも素晴らしかった。
「りんりんふぇす」は毎回出演者が素晴らしい。この日どの演者も良かった。また見たいし聴きたい。

〇座談会「隣る人輪になって」

りんりんふぇすでは毎回座談会がある。ゲストを交えて社会イシューについて語り合う。
過去は老人、貧困、表現色んなテーマをゲストが語り合った。
どれも参加者が実際に目にしたリアルを元にした語り合い。毎回刺激を得るし考えさせられる。
吉水岳彦さん司会で寺尾さん、稲葉剛さん、ベトナム人僧侶ティック・タム・チーさん。
テーマは日本に住む外国人との共生。
公的な支援はほとんどなく貧困に陥り相談先もない。
外国人技術者を都合よく利用し、用がなくなったら追い出す日本という国の酷さ
ウィシュマさん以前にも有った入官局による外国人への虐待😑
そうした外国人を支援してきた民間NPOの活動。
外国人と日本人が共生できるにはどうしたらいいか。当然、この場で解答なんて出ない。
でも司会の吉水さんの言った「気にする声をかける」が響いた。
自分も何ができるかワカンナイし簡単に何かできるなんて言えない。
でも、今日この場所で聞いたことは忘れずに考え続けたい。

座談会は重いテーマを扱ったがイベント自体は優しい空気に包まれていた(^_^
親子連れが多く子供が泣いたり走ったりするがシンガーも客席も笑ってる。
若いお客さんが座談会も展示も真剣に見てる。
りんりんふぇすはシンガー、主催者だけでなくお客さんも素晴らしい。
だから、また行きたくなるんだV(^^)

最後の大団円。寺尾さんがピアノを弾き本日の出演者がステージに上がる。
歌うはムッシュかまやつcover。このイベントではいつもこの歌で終わる。
ソケリッサが相変わらずドタドタと踊ってた。どのシンガーも笑顔で歌う。
その様を見て・・・シアワセで唯々泣いていた。
ステージ上も客席もみんな笑ってる。ステージが光り輝き花が咲いたようだ。
なんか・・陽だまりの中にいるような温かさを感じた。
 
此処には排除もヒエラルキーも競争も無い。ただただ自由で温かい。
此処にあるのは一歩外に出れば消える儚さ、温かさ、幸福な時間。
でも、それでもイイ。此処には確かにそれ、がある。それでいい。それがいい。
イベントが終わり会場を出た時、自分が笑顔であることに気づいた。
そして普段より優しいキモチになっていることも。
ゴキゲンで帰って来たボクを見ておはちゃんともなちゃん🐱が寄って来た☺。
世の中、どうにもならないことばかりだ。
でも、こういう日が1日でもあれば何とかやっていける。
「りんりんふぇす」次の開催はいつだろう。
会場で配られた寺尾さんのエッセイによると開催するのも大変らしい。
でも、またこのイベントがあるなら絶対いこう。
ボクにとっては世界一シアワセな音楽イベント。行かないワケがない!V(^^)


コメント    この記事についてブログを書く
« ポップモンスター~香取慎吾... | トップ | 行くぜ東北へ~12年目 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿