山内短五糎砲
礼砲として使用されていたもので、平成22年7月、佐世保港三浦地区において浚渫工事中に発見 。
昭和15年5月 呉海軍工廠製
砲 種:保式、山内五糎砲
弾 種:五糎砲通常弾
信 管:六糎、五糎砲弾底信管
装薬、装薬包、弾薬包:五糎砲.通常、演習弾薬包(10C2、10C3).五糎砲薬莢
火 管:六糎、五糎、短五糎砲雷管.莢三号撃発火管
山内三听砲 → 山内五糎砲
艦載砲の砲の大きさを表すのにポンドを使用するのは、帆船時代からの前装滑腔砲の名残で、円形実弾の砲弾重量をもって示してきました。
しかしながら、旋条(ライフル)砲が普及して砲弾の形状がこれに適した長軸弾となるにつれて、この弾丸重量をもってする方法は実状に合わなくなってきました。
従来のポンド表記でその名称を示してきた旋条砲は、口径、即ち旋条の山から山への砲内内径で表すものへと改めるのが一般的となりました。
旧海軍では明治始めの創設期から艦載砲の呼称には輸入元の元々の名称により、そのままセンチ、インチ (inch)、ポン ド(pound) 及びミリ (millimetere) の4つを制式に使用していました。
そして明治41年には名称統一のために、3インチ砲以上の大・中口径砲はインチで表記することとなり、この時にポンド表記であったものは次のように改正されました。
大正6年になって艦載砲の口径表記が全てインチからセンチに改正されたのに伴い、この小口径砲のポンド表記も、センチ表記に改められることになりました。
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