
眼鏡橋(めがねばし)は、橋の種類のひとつです。本来はアーチが2つ連なった石造2連アーチ橋を指します。2連アーチ橋自体と水面に映る橋とが合わさった姿が眼鏡のように見えることが、その名の由来といわれています。
広義では、単アーチ橋や3連以上のアーチ橋も含めた石造アーチ橋全般を眼鏡橋と呼びます。また、石造だけでなく煉瓦造のものも眼鏡橋と呼ばれることがあります。個別の橋の名称や別称としても用いられます。
眼鏡橋は、土木技術の粋として重要な構造物であるが、道幅が不足するのでコンクリートの広い橋に架け替えられたり、洪水時に川の水をせき止めて氾濫の原因になるとして解体や撤去が行われ、全国的に急激に数が減っています。「日本の石橋を守る会」という団体が、全国の石橋(眼鏡橋・桁橋)を対象に保護活動を行っています。
古代ローマの水道橋のように、日本国外にも石造アーチ橋は存在するが、眼鏡橋という呼び名は日本国内の石造アーチ橋に対してのみ用いられるのが一般的です。
眼鏡橋として特に有名なのは長崎市の中島川に架かる橋ですね。
名称: 目鏡橋 員数: 1基 種別1: 交通
種別2: 土木構造物 年代: 明治41年 西暦: 1908
構造及び形式等: 石造アーチ橋、橋長6.6m、幅員12m、擁壁付
その他参考となるべき事項:
登録番号: 34 - 0095 登録回: 67
登録告示年月日: 2010.05.20(平成22.05.20)
登録年月日: 2010.04.28(平成22.04.28)
登録基準1: 国土の歴史的景観に寄与しているもの
所在地: 広島県世羅郡世羅町大字小世良169-1地先他
所有者名: 世羅町
解説: 芦田川水系乙川に架かり、尾道と三次を結ぶ旧幹線道路の橋梁。橋長6.6m、幅員12mの花崗岩を用いた半円の石造単アーチ橋で、左右に石造擁壁を附属します。坑門は布積で精緻に築く。県内では数少ない石造アーチ橋の一つで、明治の道路近代化の歴史を物語っています。
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