観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

平成筑豊鉄道、直方駅

2012-04-30 05:51:43 | 平成筑豊鉄道 

 

 

平成筑豊鉄道、直方駅(のおがたえき)。2009年4月1日に北九州市に本社を置く鉄道車両部品販売・グラフィック業者の藤本興業がネーミングライツを取得し藤本興業studiocanada直方駅となりました。

駅は頭端式ホーム1面2線を有する地上駅です。JR旧駅舎の時と平成筑豊鉄道の駅が離れており不便でしたが、JR新駅が平成筑豊鉄道の駅寄りに作られたため、乗り換えが便利になりました。バスも道路からフラットにホームへ出入りでき、駅からすぐのところに西鉄のバスターミナルがあるため、乗り換えは非常に楽です連絡改札などはなく、JR直方駅の改札を出てから右手(南側)へ進み、跨線橋の下に平成筑豊鉄道の窓口が用意されています。平日および土曜の昼間のみ、駅員が配置されます。列車は広大な直方駅構内の片隅から発着しています。また、直方市は須崎町土地区画整理事業・直方駅地区交通結節点改良事業として、駅周辺の大規模な区画整理などを行っています。駅前のアーケード街には名物の成金饅頭の店や、TV・雑誌で紹介されたシュークリームのおいしい店があり、広い駅前通りを東へ300m、須崎公園の中に林芙美子の句碑(放浪記)があります。


線路に沿って南へ約500m(途中に多賀神社の大鳥居あり)行くと[ものもの通り]に出ます。骨董品や民芸調、美術品が惜しみなく数多く展示され、観る人の目を存分に楽しませてくれます。


また直方藩ゆかりの双林寺もその近く。双林寺から通りに出て鳥居をくぐり跨線橋を渡ると石炭記念館があり、SLの屋外展示を始め筑豊炭田の資料が多数展示してあります。


駅横の公共通路を抜けて駅西口に出ると、貝原益軒による銘文がある梵鐘や直方藩廃藩の折、館の横門を移した山門などか゛ある西徳寺、近くに直方藩侯の菩提寺であった雲心寺、二蕉庵直峰の句碑などがある随専寺や山部庚申社(詣でに遠く北九州、福岡からも訪れます)があり、放浪記に「おたかさん」で紹介された多賀神社も目の前です。


駅前にアーケードがあり、それを入って行くと古町・明治町・殿町の商店街が縦横に展開し活気に満ちていますが、毎月5日に開かれる「五日市」は定着し特ににぎわいます。各アーケードの切れ目付近には大正時代のレトロな建物が散見されますが、その一つが直方谷尾美術館で春・夏・冬の各企画展の他、市民の文化活動の場として活動しています。


【1891年8月30日】 筑豊興業鉄道若松-直方が開通し、直方駅が開業。

【1893年2月11日】 筑豊興業鉄道直方-金田が開通し、現在の平成筑豊鉄道伊田線区間の直方駅が開業。

【1897年10月1日】 筑豊鉄道(筑豊興業鉄道が1894年8月に改称)が九州鉄道に合併され、九州鉄道の駅となります。


【1907年7月1日】 九州鉄道が国有化されます。

【1987年4月1日】 国鉄の分割民営化に伴い、JR九州の駅となります。

【1989年10月1日】 特定地方交通線に伴って平成筑豊鉄道の駅となり、JR九州(筑豊本線)の駅と分離されました。


 

 


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