大津島は、太平洋戦争末期には、日本海軍の特攻兵器の一つである人間魚雷「回天」の訓練基地が設置されたことでも有名です。
太平洋戦争末期の回天発射場跡
回天運搬用トンネル入り口
かつては二つの島だったのですが、400年くらい前に二つの島がつながったといわれ、南端の馬島は、現在では、島といいながらも、大津島の中のひとつの集落の呼び名になっています。
人口は約400人程度で七つの集落があり、年齢65歳以上の高齢化率が約70パーセントに達した、少子過疎高齢化の進んだ限界集落です。この様な高齢化の進んだ集落をもつ島が瀬戸内海には点在しています。地理的な位置は山口県周南市、徳山港の沖合い10数kmのところで、Y字を少し崩したような南北10km足らずの島です。すぐ北に縦長の仙島、お椀を伏せたような黒髪島と南北に並び、徳山湾を外海から隔てて、天然の良港です。
この日は天候がよく、日差しが眩しかったのですがそれが反って多くの先輩方の歴史を感じずにはいられませんでした。
当時はぴんときませんでしたが、母親になった今、また行きたい場所です。