テレビ朝日系のバラエティ番組『ナニコレ珍百景』2010年6月9日OAで有名になった草江駅(くさええき)は、山口県宇部市草江四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)宇部線の駅です。地理的に草江駅は山口宇部空港の最寄駅にあたるが、JRと航空便のダイヤが連携していないため、空港利用での乗降客は少なく、空港アクセス駅としての機能は薄い(→空港連絡鉄道#空港近傍の駅)。
実際、空港からは羽田便の発着に合わせて下関駅(サンデン交通)、宇部新川駅・新山口駅(いずれも宇部市交通局)から路線バスが運行されていて、そちらの方がはるかに便利です。また、住宅地に駅があるも住民は便数が多い宇部市営バスを利用いた方が便数がないJRを利用するほうが現実的です。
近年は「JR時刻表」(交通新聞社)には最寄り駅として案内が掲載されており、山口宇部空港でも駅への順路や電車の時刻を案内しています。駅にも宇部市役所が設置した駅周辺の地図があり、空港への最寄駅であることを示しています。これはかつての境線大篠津駅と米子空港との関係に類似する。
宇部新川方面に向かって右側に単式1面1線のホームを持つ地上駅(停留所)。ホームに面して待合室程度の機能を持つ駅舎があります。2009年(平成21年)3月にホーム嵩上げ工事が完了、同時にスロープも取り付けられ、バリアフリーとなりました。
山口地域鉄道部管理。窓口等は設置されていない。かつては駅前の「西村商店」に乗車券(常備券のみ)の発券が委託されており、簡易委託駅の扱いを受けていたが、2011年(平成23年)11月に同商店が営業を終了したため、無人駅となりました。
同商店での乗車券の発券委託の様子はテレビ朝日系のバラエティ番組『ナニコレ珍百景』2010年6月9日OA分において【珍百景No.634】「ないと困る駄菓子屋で切符販売」として紹介されました。
1923年(大正12年)8月1日 - 宇部鉄道の床波駅 - 宇部新川駅間延伸により、同鉄道の停留場として開業。
1943年(昭和18年)5月1日 - 宇部鉄道国有化。同時に停留場から駅に格上げされ、日本国有鉄道宇部東線の駅となる。
1948年(昭和23年)2月1日 - 宇部東線が宇部線に改称され、草江駅もその所属となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が継承。
2011年(平成23年)11月3日 - 乗車券発券を受託していた駅前の「西村商店」が閉店。無人駅となる。
電報略号サエ
駅構造地上駅
ホーム1面1線
乗車人員
-統計年度-81人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日1923年(大正12年)8月1日
備考無人駅
山口宇部空港最寄駅(徒歩8分)
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