益田駅(ますだえき)は、島根県西部の中心都市益田、島根県益田市駅前町にある西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅です。駅前ロータリーは広くレンガ風ブロックが敷き詰められ賑わいがある駅です。
益田市(ますだし)は、島根県の市。浜田市と並び島根県西部、特に石西地域の中心都市です。浜田市、大田市と共に石見三田(いわみさんだ)と呼ばれています。島根県西部に位置し日本海に面する。現在の市中心は高津川下流に広がる益田平野(吉田平野)の三角州に発展しており、明治時代からの中心部は益田駅東方の石見交通本社付近(通称:旧益田)にあります。市域の南部は中国山地の西部に当たり、1000m級の山々が連なる。特に2004年11月に合併した美都地区、匹見地区についてはエリアの9割近くが山林となっており、匹見地区は日本最西端の豪雪地帯です。、益田市の面積は、島根県内ではもっとも広い。
山陰本線を所属線としています。益田駅を終点とする山口線を加えた2路線が乗り入れています。貨物列車の運行を担うJR貨物の第二種鉄道事業区間は山陰本線岡見方と山口線のみであり、山陰本線長門市方については免許を所有していません。
山陰本線の益田駅以東は米子支社(浜田鉄道部)が管理し、山陰本線の戸田小浜以西と山口線本俣賀以南は広島支社(前者は長門鉄道部、後者は山口地域鉄道部)が管理します。益田駅は両支社の境界駅であるため、益田駅の山陰本線上り場内信号機が長門鉄道部との、山口線下り場内信号機が山口地域鉄道部との管轄境界です。そのため山陰本線・山口線を直通する特急「スーパーおき」を除き、全列車が当駅始発・当駅終着です。
2005年3月1日に「いそかぜ」が廃止され、「スーパーおき」は益田駅から山口線に入るので、現在、益田駅 - 幡生駅間は定期の優等列車が一本も運転されていません。
駅は2面3線のホームを持つ地上駅。駅本屋側に単式ホームの1番のりばがあり、島式ホームの2番・3番のりばは跨線橋を渡ったところにあります。また、3番のりばの外側には留置線があり、夜間滞泊も行われている。2階建ての駅舎は1961年(昭和36年)に改築されたものです。
浜田鉄道部管理の直営駅で、みどりの窓口(営業時間:5:40-20:00)が設置されています。有人時間帯は列車別改札となっています。
益田駅プラットホーム
ホーム路線方向行先
1・2・3■山陰本線上り出雲市・松江・米子方面
下り東萩・長門市方面
■山口線-津和野・新山口方面
3線とも山口線を含めた3方向への発車に対応しているが、2010年(平成22年)3月現在、3番のりばから発車する山口線定期列車の設定はありません。
1番のりばが山陰線下り本線、2番のりばが山口線本線、3番のりばが山陰線上り本線であるが、「スーパーおき」以外の列車は全て当駅始終着なので、方向別の発着番線ではありません。、特急列車については、新山口方面、出雲市方面とも全て1番のりばに発着いたします。また、1番のりばは戸田小浜方からの入線に対応していません。このほか、3番のりばの横にホームのない待避線があり、山陰本線両方向の出入りに対応しているが、山口線には出入りできません。
貨物取扱について、現在は臨時車扱貨物のみを取り扱っているため貨物列車の発着はないが、1997年(平成9年)まで専用線発着の車扱貨物を取り扱っており貨物列車の発着がありました。
専用線が山口線に並走し、駅西側の高津川に面した場所にあるダイワボウレーヨン工場へ続いていました。レーヨン製造に必要な濃硫酸や二硫化炭素、苛性ソーダのような化学薬品や工場燃料用の重油の入荷がタンク車を使用して行われていました。2007年(平成19年)8月現在、線路はまだ残っています。
1923年(大正12年)4月1日 - 国有鉄道山口線が津和野駅から延伸した際の終着駅である、石見益田駅として開業。客貨取扱を開始。開業当初、山陰本線は未開通で、山口線所属駅です。
東北本線に増田駅(1963年に名取駅に改称)があったため、石見の国名を付けることになりました。
1923年(大正12年)12月26日 - 山陰本線が三保三隅駅から当駅まで延伸。山陰本線所属駅に変更。
1925年(大正14年)3月8日 - 山陰本線が石見小浜駅(現・戸田小浜駅)まで延伸。
1961年(昭和36年)- 現在の2代目駅舎が竣工。
1966年(昭和41年)10月1日 - 益田駅に改称。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本・JR貨物の駅となる。
1990年(平成2年)3月10日 - この日から普通列車(快速含む)は全列車当駅始発・当駅終着となる。
1997年(平成9年)3月22日 - 貨物列車の設定廃止。
2001年(平成13年)7月7日 - 特急「いそかぜ」の運行区間を分割、米子駅 - 当駅間は「スーパーくにびき(現:スーパーまつかぜ)」とし、特急「いそかぜ」は当駅 - 小倉駅間となる。同時に当駅を跨いで浜田駅方面と長門市駅方面を直通運転される定期列車が全廃された。
2006年(平成18年)7月29日 - 益田駅前ビルEAGA(イーガ)オープン。
駅構造地上駅
ホーム2面3線
乗車人員
-統計年度-714人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日1923年(大正12年)4月1日
乗入路線 2 路線
所属路線■山陰本線
キロ程514.5km(京都起点)
◄石見津田 (7.3km)(9.8km) 戸田小浜**►
所属路線■山口線
キロ程93.9km(新山口起点)
◄**本俣賀 (4.3km)
備考直営駅
みどりの窓口 有
* 1966年に石見益田駅から改称。
** この間に米子支社と広島支社の境界あり(当駅および石見津田寄りは米子支社管内)
駅弁では焼さば寿司がおいしい。
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