観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

戦艦陸奥 副砲50径14センチ砲

2017-02-15 11:11:01 | 遺構 /人間魚雷 回天の島 大津島など

戦艦陸奥に装備。両舷に9門づつ装備。これはその内で左舷の16番砲です。砲の長さは7mあります。昭和48年6月28日引き上げられた。重量は砲座を含め約18トン。射程は14,800メートルにも達したと言われます。
副砲 四一式14cm単装砲20門(新造時)⇒18門

陸奥記念館の野外展示のものですが靖國神社・遊就館にもあります。陸奥記念館に副砲は2門展示してあります。

50口径三年式14cm砲は、日本海軍の開発した艦載砲。
伊勢型戦艦や長門型戦艦の副砲、天龍型軽巡洋艦、5500トン型軽巡洋艦や各種艦艇の主砲として使われた。

超弩級戦艦以降の副砲としては50口径四十一式15cm砲が搭載されてきたが(金剛型および扶桑型戦艦)、この砲の弾丸重量は45.4kgもあった。欧米人に比して体格で劣る日本人が、人力装填によりこの砲を長時間連続発射するのは難しいと考えられ、より軽量な砲弾を使用する速射砲の開発が望まれた。1914年に制式化された本砲は、弾丸重量38kgとなり前述の砲に比べて一発あたりの打撃力は低下したが、一方で射撃速度は向上し、また最大射程も若干低下するが殆ど変わらないという優秀な性能を示した。


なお本砲とは別に、射程距離を重視して砲身長を55口径とした14cm砲も3門試作開発されている。尾栓が三年式と同じで薬室容積が25リットルの「I型」と尾栓を改修し室容積を30リットルとした「I2型」の2種類が試作され、最大射程が30度で20,900mと15cm砲を上回る物であったが、八八艦隊計画が放棄されると同じ頃に開発中止となった。


戦艦にはケースメート(砲郭)式の単装砲として装備された。軽巡洋艦等に搭載された砲では、単装砲架で後方が開放された砲楯式(シールド)であったが、連装砲型では一部を除いて砲員を防護する砲室を持っていた。


軽量で設置が容易なことから各種の中型小型の艦船にも搭載され、太平洋戦争でも代表的な艦砲の一つとして活躍した。一部は陸上に設置され要塞砲として利用されている。
なお、本砲は平射砲であり、有効な対空戦闘能力を持たなかったため、戦時中に搭載艦船が改装された際には、しばしば一部または全部が撤去され高角砲等に換装されている(例えば、伊勢型戦艦の航空戦艦への改装、5500トン型軽巡洋艦の改装時など)。

主な搭載艦船
単装砲
戦艦 伊勢型、長門型
航空母艦 鳳翔
給油艦 野間、知床型(佐多以降)、神威(給油艦時代)、隠戸型
給糧艦 間宮
巡洋艦 天龍型、夕張、球磨型、長良型、川内型、報国丸型
敷設艦 厳島
連装砲
巡洋艦 夕張、香取型、八十島型
水上機母艦 日進
潜水母艦 迅鯨型
敷設艦 沖島

重量 21t(単装砲)
50t(連装砲)
砲弾重量 38 kg
口径 140mm口径 / 50口径長
仰角 -7°/+30°
俯仰速度: 8度/秒(単装砲), 6度/秒(連装砲)
旋回角 旋回速度: 8度/秒(単装砲)
4度/秒(連装砲)
発射速度 10発/分
初速 850m/s
最大射程 19,100 m


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 伊丹駅 JR西日本)福知山線 | トップ | 根本駅 JR東海)太多線 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿