宝剣山荘を横目に下ります・・・が、今回個人的に久しぶりに感動したので画像多いです(苦笑)
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まず最初の第一チェックポイントの「駒飼の池」今は水もなく少し川の様に流れて居るだけ
少しざれた登山道を下り 
この時期に咲いている花があったが・・・なんだ?思い出せないぞ・・・?ん~カラマツソウか?な~
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暫くし稜線のカール帯を歩み進めると一気に紅葉の山肌が私を襲う!! たまらんな~ 時間かかるわ~
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途中、一ヵ所川?を渡る場所と木々のトンネルのような少し分かり辛い登山道などがあります
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見上げる岩峰も迫力あり。白い岩肌に紅葉は、やっぱり絵になりますね ちっとも進まない・・・
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お蔭で少し余計に時間が掛かりましたが今回の一番の目的地『濃ヶ池』です
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濃ヶ池(標高2650m)は氷河時代に作られた氷河圏谷底湖。濃ヶ池カールのカール底に水がたまったものです
大正2年8月26日には、中箕輪尋常高等小学校(現・箕輪町立箕輪中学校)の遭難事件が発生します。
赤羽校長以下11名凍死という大惨事(木曽駒ヶ岳大量遭難事故)ですが、新田次郎はこの事件を現地取材し
『聖職の碑』として出版、昭和53年には鶴田浩二主演で映画化されて有名になりました。
遭難記では、清水政治(中箕輪高等小学校訓導=映画では三浦友和が熱演)と萩原三平が朝までビバークした
岩が濃ヶ池近くにあります。また映画でも最後のシーンで現代の登山として濃ヶ池が登場します。
事件の教訓を活かして大正13年には、濃ヶ池小屋が建てられましたが、雪崩の頻発する場所のため、昭和4年
で廃業しています。
さてさて、悲しい遭難事件を秘める濃ヶ池ですが、稜線から見ると蛇の縞のような筋が見えるので、縞池とも
木曾の人々は呼んでいました。なぜ濃ヶ池なのでしょうか?
実は、お濃という美女が姑に追い出され柳の杖を突いて濃ヶ池まで登り、池に身を投げて蛇となったという
伝承があり、それが池の名の由来になっているのです。
悲しい伝説と、悲しい事件を秘める池、濃ヶ池。でもその池は日本アルプス屈指の絶景の池といえます。
【信州の池】中央アルプスにある氷河地形 濃ヶ池|宮田村 | 信州Style (shinshu-style.com様より
出典させて頂いています
濃ヶ池の摩利支天様
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濃ヶ池から見える乗越浄土と宝剣の姿 ダケカンバの紅葉は終わり白い幹だけが映えます
朝が早かったので今回はランチでは無く「朝食は濃ヶ池で」・・・解ってくれるかな~
お味噌汁とキノコ飯握り この場所に来られる方は少なくこの時も一組だけが通り過ぎました
話して見ると此れから「西駒山荘」に向かうそうです私も十分堪能したので駒ケ岳に向かいます
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正面に見える稜線を歩いて行くと駒ヶ岳です 明日は駒ヶ岳~中岳~千畳敷へと続きます
コースタイムは 宝剣荘前分岐 8:15分 駒飼池 8:32分 濃ヶ池 9:23分~9:55分