クリント・イースト・ウッドが監督、主演を務めた西部劇のリメイク版。舞台を北海道に移し、様々な事情で
北海道に移り住んで来た人々が直面する理不尽で残酷な出来事を巧くリメイクしています。
佐藤浩一さんの悪役が抜群に良いです。当時の警察署長として、町の実権を握り自分が気に入らない奴は
徹底的に叩き潰す。『勝った者が歴史となる』などと平気で言う。中々の憎々しさだ。
柄本 明さんの終の住処を探すような賞金稼ぎの演技も引き込まれた。
小池 栄子さんの鉄火肌の女郎役も見事でした。
アイヌの青年役の相楽 優弥さんは黒人差別の部分を書き換えたのでしょうか?渡辺 健さんを引き立てて
いましたね~。そして主役渡辺 健さんは意を決してからの表情は凄みすら感じる素晴らしいものでした。
「許されざる者」 今、私たちも、一傍観者ではいけないのではないでしょうか・・・・