時代は50年代、大西洋を航海中のタンカーが大吹雪に見舞われ修理した船体は真っ二つに分断・・・船の中では取り残された船員たちが知恵と勇気を
振り絞って生き延びようとする。一方地上では若き沿岸警備隊の話が進む。この地上での話が結構重要で見逃してはいけない主演女優の「ミリアム」役の
ホリデイ・グレンジャーが強い女性を演じているのが魅力的です。大海原の荒れ狂う大波の中でのタンカーの乗組員の知恵と勇気を振り絞って何とかしようと
する姿と、無謀とも思える嵐の海に向かう沿岸警備隊 生存者を救出に向かう「バーニー」クリス・パインには過去に救えなかった命がある事を背景にしている
見渡す限り同じ光景が広がる海洋モノというジャンルでは、どうしてもアクションやビジュアルが単調になりがちですが、地上、救助艇、タンカー内のドラマを巧み
にオーバーラップさせながらそのジレンマを克服。救出へ向けたボルテージを見事なまでに引き上げていく。 救出シーンと救出後の陸地が見えてくるシーンでは
もう・・・・涙無しでは見ていられませんでした。 アメリカ沿岸警備隊史上最も困難とされた海難事故、SSペンドルトン号の救出劇の実話 良い作品でした
大波を観ていると映画は進歩したなと感心しますね、ブリッジオブスパイとは
違った緊張感でとても楽しめました。 ホリデイ・グレンジャー可愛いな(余談です) ★★★★☆
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