信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

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ブラックアダム

2022-12-08 10:22:35 | 映画

    5,000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)

    かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、ブラックアダムの力はわが子の命と

    引き換えに得られたものだった。息子を奪われた彼は復讐(ふくしゅう)のため現代の地球

    で暴れ回り、強大な力を使って破壊行為を繰り返していた。そんな振る舞いを見かね

    世界の平和を守るスーパーヒーロー軍団JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)

    が立ち上がる。

    ブラックアダムのキャラクターが、「アンチヒーロー」とか「破壊神」といったキャッチ

    フレーズとは随分と異なることに、まず驚く「復讐」ではなく、自由を抑圧された民衆の

   「解放」こそが、アダムの行動原理なのであり、その点では、完全なヒーローなのである

    そもそも、息子が殺されたのは、アダムがそのパワーを譲り受けたからであって、彼は

    息子の遺志を引き継いでいるに過ぎない。(後半に明らかとなる、こうした複雑な事情も

    宣伝とは随分と異なる。)そうしたこともあって、ブラックアダムとJSAの戦いからは

    単純な勧善懲悪の価値観ではなく、MCUの「シビルウォー」のように「自由」を重ん

    じるか「秩序」を重んじるかといった価値観の相克のようなものが感じられて、案外と

    奥が深かった。その一方で、いつまでたっても誰が本当の敵なのかが?よく分からない

    所は、物語が転がらない要因になって居たのでは無いだろうか?

    最初はサブキャラと思われた人物が、実はラスボスであることが明らかになり、「えっ、

    これで終わり?」と思わせておいて、最後にようやくとそのパワーを発揮するのですが

    長らくの「強大な敵」の不在が、作品の中身を弱めてしまった感は否めない。

    

    無敵キャラにドゥエインジョンソンあてたいのはわかるけど、彼の魅力は笑ってナンボ

    だと思うんですが・・・少し勿体ないかな~  DC作品好きだから   ☆☆☆★



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