現代が抱えるさまざまな労働問題に直面しながら、力強く生きるある家族の姿が描かれる。
イギリス、ニューカッスルに暮らすターナー家。フランチャイズの宅配ドライバーとして独立
した父のリッキーは、過酷な現場で時間に追われながらも念願であるマイホーム購入の夢をかな
えるため懸命に働いている。そんな夫をサポートする妻のアビーもまた、パートタイムの介護福祉士
として時間外まで1日中働いていた。家族の幸せのためを思っての仕事が、いつしか家族が一緒に
顔を合わせる時間を奪い、高校生のセブと小学生のライザ・ジェーンは寂しさを募らせてゆく。
そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう
FC契約でエリア配送を行う宅配会社で働き始めた父親と、民間の訪問介護をしている母親が家族の為
家庭の為にと働く中で家族で過ごす時間が減って行き家族の絆の掛け違いに至っていく話です
高校生の息子と小学生の娘を持つ共働き夫婦 金融危機に際し家を手放し借金生活。
新たに始めようとする仕事に必要な車を買うための頭金、1000ポンドが捻出出来ずに妻の車を売る事に
父親も母親もマジメに必死に働いている。日本ではそれ程多くはないかも知れないが(無い事は無い)
何処の国にも、何処の家庭でもあり得る事を題材にした負の連鎖のストーリー
非常に重い作品 一歩間違えたら自分だってと身につまされる・・・・
甘えといえば甘えだけど、息子のそれも娘のそれも寂しさによる所はあるわけだし、家族みんなで
出掛けると言った息子の提案をみるに、息子も救いの芽はあるし(こんなに直ぐに解ってくれる子供は
珍しいと思う)高校生の長男が家庭の事情を少し覗き、これで変わってくれれば良いが、兆しの様にも
見えるし、まだ何も始まっていないようにも見える・・・・最後の終わりが辛すぎる
物事が悪い方へ悪い方へ転がっていく展開は、観ていても身につまされてしまいます。これが現実の社会
と言えばそうなのかもしれませんね。家族とは何なのか?支え合う物なのか?厄介物なのか?
答えはそれぞれが見つけるものだとしても考えさせ
られる作品です。ケン・ローチ監督の前作「わたしは、ダニエル・ブレイク」観たくなりました ☆☆☆☆
諏訪湖もですが・・・一度見に行ったのですが、全然でそのまま帰って来てしまいました・・
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