さえない毎日を送る地味な女子高生ミリー(キャスリン・ニュートン)は、指名手配中の連続殺人鬼
ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)に襲われ鋭利な凶器で突き刺されてしまう。やがて彼女が意識を
取り戻すと、なんと中年男のブッチャーと体が入れ替わっていた。24時間以内に入れ替わりを解か
ないと一生元の姿に戻れなくなるミリーは、自分の体を取り戻すため、女子高生姿で大量殺人を
企てるブッチャーに立ち向かう。
作品が始まり暫くし・・・唖然 これは「転校生」?いやいや「天国と地獄」やってしまったな・・
中年男の殺人鬼と女子高生の心が入れ替わり、24時間以内に元に戻せるかというありがちな話
序盤はホラーで進むが入れ替わり後のテイストの転換で思ったよりも面白くなっていく。
見た目は中年男で心が女子高生というコメディ要素、崩壊しかけた家族が絆を取り戻す、心温まる
要素は十分想定していたが、そこに間接的な復讐劇要素が出てきたのが面白い
いじめられっ子だった主人公に代わり、心が入れ替わった殺人鬼が意図せずに嫌な奴ら「だけ」を
殺しまくる。この事により、なぜか殺人鬼の行動にストレスを感じず、更には殺される人間とそうで
はない人間がはっきりわかるようになり妙な安心感が出てきます(ホラーか?)
ストーリー自体に目新しさや度肝を抜かれるような事はなく、ほゞ展開が読める内容ですが・・・
女子高生と殺人鬼のキャラクターや演技が秀逸でした。逃走シーン試着室の会話など、やや苦しく
突っ込みどころ満載ではありますが、それも含めてそこそこ楽しめる作品でした。
残酷なシーンがちりばめられている
ものの、基本コメディでしたね ☆☆★
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