「劇団チキンハート」主宰の俳優・遠山雄が、自身の知人をモデルに、実話をもとに生み出した
物語で、遠山自身がモデルとなった知人にあたる引きこもりの青年・進一役で出演。渡辺はその
父親である広志を演じる。30年前、進一の父・広志は妻の加代子が出産中に、加代子の実家に
盗みに入り、進一の叔父にあたる牧師の源一郎にとがめられ、悪魔として村を追い出された。
そして30年が過ぎた現在、母に甘やかされて育った進一は、どんな仕事も長続きせず、ひとり
では何もできない男になっていた。そんなある日、村で連続空き巣事件が起こり、村の人々から
悪魔の子である進一が犯人だと決めつけられてしまう
長野県飯田地方が舞台になっている作品なので押さえておかねばと・・
父親は、人としてもバッドエンドにならざるを得ないくらい確かに悪い。
悪いんだけど息子や息子のような気持ちで男を慕っていた舎弟の気持ちを考えると、ここでも
あそこでも変われたじゃないかと、何度も期待して裏切られる。
見ていた時の自分は多分金田さん演じる神父さんと同じような気持ちで見守っていたかもしれない。
見てしばらくして、まだ未消化な部分がたくさんあることに気付きます
2度3度見るといろいろみえてくるのかも知れないです
鑑賞後の感想をすぐには発信できない奥行きの深い作品。これが自主制作とは驚きです ☆☆☆☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます